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Packers - Giants Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年11月27日
- マイク・マッカーシーHC。 「私にとってこんな気持ちはおそらくデビュー戦(ベアーズに0-26)以来だろう。今夜は手ひどくやられてしまった。問題はまず私から始まっている。チームがこんなパフォーマンスを見せたときは、まずヘッドコーチに責任がある。ジャイアンツには強力なディフェンシブラインがあり、こちらはゲームプランを実行できなかった。早いうちにスプレッドに移行したが、それも答えではなかった」
- QBアーロン・ロジャース。 「僕らは相手についていくチャンスもあったのにそれを手放した。それが残念だ。5連勝すれば誰もがハッピーだが、そういうときは問題点を先送りにしがちだ。そうした点を直すのに、こういう敗戦が必要になることもある。僕らはいまの気持ちを忘れずに、二度とこうした屈辱を味わわないよう努力しないと。僕らの力はこんなものじゃない。みんなで立て直し、ホームでのミネソタ戦に備えるだけ」
- QBロジャース。 「相手(ディフェンス)は今後も僕らにこういうプレーをしかけてくるのだから、こちらはそれへの解答がなければいけないし、これまでよりしっかりとエクセキュートしなきゃいけない。もっと効果的なランを出し、高い確率でパスを通さなきゃいけない。10点しか取れないようではそうそう勝てはしないし、こんなにターンオーバーをしていては勝てはしない」
- 第1QのインターセプトについてQBロジャース。 「CBウェブスターが見えていなかった。(WRジョーンズをカバーしていたはずの)CBウェブスターがなぜか飛び込んできて、いいプレーを決めてしまった」
- ジャイアンツのCBコーリー・ウェブスターは、2007年シーズンNFC決勝でも延長戦でQBファーヴからインターセプトを奪ってサヨナラFGにつなげている。つまりファーヴのパッカーズでの最後のプレー。
- 相手ディフェンスについてWRジェームズ・ジョーンズ。 「むこうはカバー2だった。最初こそシングル・ハイ・セーフティだったけど、ジョーディ(WRネルソン)がそれを破ってロングTDを決めると、相手はカバー2にして、1人をトップに置き、もう1人をアウトサイドに置いた。そういうことだ」 「誰か1人の責任なんかじゃない。全員がこれに関わっている。相手がより多くのプレーを決め、よりハードにプレーし、勝利を手に入れた」
- QBロジャースは33回のドロップバックのうち17回でサックまたはヒットを受けた。 「自分がダウンフィールドに走って振り向くと、彼は仰向けに倒されてる。こちらは何が起きたのかわからないよ」とTEフィンリー。
- WRランドール・コブ。 「パスラッシュがアーロンの仕事を難しくした。彼はすぐにボールを離さなきゃいけなかった。僕らレシーバーが振り向いたときには、彼はスクランブルしてる。そんなではオフェンスは難しい。むこうは素晴らしいディフェンスだ」
- WRドナルド・ドライバーはわずか7スナップの出場にとどまった。
- TEジャーマイケル・フィンリーは第2Qにイージーな落球をしたが、次のプレーでQBロジャースはまた彼に投げ(ブーツレグからTEに投げる定番プレー)、TEフィンリーはタフなランアフターキャッチで9ydsゲインしている。
- パスプロテクション不振についてRGジョシュ・シットン。 「こんなゲームに関わったのは初めてだ。こんなのは僕らのオフェンスじゃない。こんなものじゃないはずだ。僕らフロントラインは自分たちの仕事ができず、けっきょくそれがすべてだった。すべて相手にやられっぱなしになった。たいていの場合、問題は基本技術に行き着くんだ。ありきたりだと思われるかもしれないけどね・・・。手の使い方、フットワーク、小さなことの積み重ね。今回はそういう反省点だらけだ」
- 今季のオフェンス不振に関して、ジョー・フィルビンOC(現ドルフィンズHC)の抜けた穴の大きさがますます指摘されるようになってきている。マッカーシーHCが自分のプレーコールを反省するコメントがこれほど多いシーズンはこれまでなかった。
- ディフェンス不振についてマッカーシーHC。 「相手は非常によくランでボールを進めてきた。さらに序盤にスクリーンパスで大きなプレーを決められた。今夜はタックリングもよくなかった。ラン守備はスクエアに構えることが第一だ」
- NT/DEライアン・ピケット。 「彼らのプレーが上だった。なにも言えることなどないよ。すべてのフェーズで彼らのプレーが上回った。ただ、僕らに彼らを倒す力があると思うかと聞かれれば、もちろんあると答える」
- NT B.J.ラジ。 「相手に思いっきりケツを引っぱたかれた。ごまかしようのない事実だ。今夜は赤っ恥をかかされたよ。今夜は相手の方がフィジカルだった。大事なのはそこだ。今後どうなるかは推測でしかないからね。今夜はあらゆる面で相手の方がフィジカルであり、そのことはスコアボードが示している」 「乗り越えられないような敗戦じゃない。まだすべてが可能なんだ。まだ自力で地区優勝が可能だし、プレーオフのホームフィールドだって手に入る。しかし今夜のようなプレーをしていては無理だ」
- 先週までパッカーズのラン守備は1試合平均99.5yds(NFL11位)だったが、今回は前半だけでそれに迫る96ydsラッシング(16回平均6.0yds)を許した。次項で述べるようにベース隊形を多用したにもかかわらず、インサイドのパワーラン相手になすすべなし。
- 先週パッカーズはベース隊形(3-4-4)を一度も使わなかったが、今回は相手のパワーに対抗してベース隊形がメインだった。CBデヴォン・ハウスを右CBに固定し、CBケイシー・ヘイワードはニッケルおよびダイムのみ。そのためヘイワードの出場スナップはわずか21スナップだけだった。
- ベース隊形でCBヘイワードよりCBハウスを選んだ判断について、「相手の大型WRたちを相手にするにはハウスがいいと考えたからだ。プレイメーキング能力の高いヘイワードは、本来ならフィールドに留めておきたい。しかし昨夜は最近のゲームとは違い、サブパッケージ(ニッケルやダイム)を使う機会が少なかった。1TE・2WRにしろ2TE・1WRにしろ相手は2バック隊形がメインで、こちらは3-4を主体にせざるをえなかった」とドム・ケイパースDCは説明している。
- CBヘイワードやSバーネットのINT落球についてケイパースDC。 「試合のモメンタムを変えるはずのプレーを我々は成功させられなかった。この世界では、ああいったプレーを決めなければいけない」
- Sモーガン・バーネットはインターセプトのチャンスを逃し続け、今季まだインターセプトがゼロのまま。
- CBトラモン・ウィリアムズのランサポートの悪さ(またはやる気のなさ)も批判されている。 「ディオン・サンダースもタックリングが嫌いだったが、それは殿堂級CBだから許されたことだ」とある記者。
- 先週はローテーション起用だった新人OLBデズマン・モーゼスだが、今回は65スナップにフル出場。左サイドのエリック・ウォルデン(34スナップ)はフランク・ゾンボ(31スナップ)とローテーション起用された(ソートはインアクティブ)。これはモーゼスの評価がそれだけ上がってきたということだろうか。序盤のスクリーンパス56ydsでウォルデンがひどいミスをしたせいか。
- QBイーライ・マニングは過去3試合の3rdダウンが12/29・2INTだったが、今回の3rdダウンは6/7・82yds・3TDと完璧。
- Kメイソン・クロスビーの55ydsFGトライはフックもスライスもせず、惜しい失敗だった。 「試合前の練習で確認した僕の最大ディスタンスだった(毎試合それを確認してヘッドコーチに伝える)。風の吹き方(巻いている)からして難しいキックだったけど、自分としてはしっかり蹴れた。受け入れて前に進むしかないよ。このキックはしっかり蹴れたから、忘れるのは容易だと自分では思っている。ああしたこと(スランプ)はもう終わったと感じてる」
- バイウィーク明けの威力はやはり大きいもので、今季パッカーズは2回バイウィーク明けのチームと対戦し、コルツとジャイアンツにともに敗れている。
- 欠場中のWRグレッグ・ジェニングスは次のヴァイキングス戦で復帰の見込み。 「今週は練習にフル参加できると予想しているし、問題がなければヴァイキングス戦に出場できると思う。ただ、OLBクレイ・マシューズは彼ほど復帰に近くない。今週どれほど練習できるかはまだわからない」とマッカーシーHC。
- DE C.J.ウィルソンは最初のシリーズでヒザを捻挫。本人によると、内側側副靭帯(MCL)の捻挫かもしれないとのこと。そうした場合、長期欠場の必要はないが数週間はかかる。
- スペシャルチーマーのILBジャマリ・ラティモアは序盤にふくらはぎを負傷したが第2Qには復帰。