パッカーズは新人OLBニック・ペリーをインジャリーリザーブに入れ、PUPリストにいたTEアンドリュー・クウォレスをロースターに入れた。1巡指名入団からスターターを務めてきたペリーだが、開幕戦で負傷した左手首の回復が思わしくなく、昨日手術を受けてシーズン終了となってしまった。OLB陣ではマシューズもハムストリングを負傷し、当面はウォルデンと新人モーゼスが先発、復帰間もないゾンボが控えを務めるはず。ここまではローテーション起用でパスラッシャーをフレッシュに保つことができていたが、今後は苦しいやりくりを強いられることになり、何らかの補強があってもおかしくない。
TEアンドリュー・クウォレスは2010年ドラフト5巡指名でペン州立大から入団。2番手TEを務めていた昨季13週NYG戦でヒザ前十字靭帯を断裂する大ケガを負った。今夏のリハビリはいたって順調で、本人によれば開幕戦出場も狙えたほどだという。そのため走ったりカットしたりという部分はすでに問題がなく、あとはぶつかり合いの中で自信を持ってプレーできるかといった実戦勘の部分だろう。
これでTE陣は昨季と同じ5人体制に。さしあたってクウォレスはスペシャルチームが主体かもしれないが、苦手とされたブロッキングでも昨季負傷するまでは目覚ましい進歩を見せており、今後どのような役割を担ってくれるかが楽しみだ。株価続落中のTEフィンリーが今季限りとなる可能性もあり(来季が契約最終年だが高額ロースターボーナスが発生する)、若手TEたちの中に後任スターターの器がいるのか、今後の戦いの中で見極めることになりそうだ。