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Packers 23 - 10 Bears
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年9月14日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Bears (1-1) |
0 |
0 |
3 |
7 |
10 |
Packers (1-1) |
0 |
13 |
0 |
10 |
23 |
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気温17℃、雨上りのランボーフィールド。通算185回目のベアーズ戦。WRジェニングスを欠いて今回もオフェンスが波に乗れないパッカーズだが、スペシャルチームが素晴らしいトリックプレーでタッチダウンを決め、ディフェンスも4INT・7サックの大爆発で余裕をもって逃げ切り。開幕連敗をまぬがれた。
試合は序盤から両軍ディフェンスの頑張りでパント合戦となり、第2Q初めにようやくパッカーズが3点先制。FG隊形からのトリックプレーでTEクラブトリーが27ydsTDを決めると、直後にCBウィリアムズのインターセプトと前半終了間際のFG成功で13点リード。第3QにはTEフィンリーのファンブルロストで流れを失いかけるが、Kクロスビーの54ydsFG成功、CBウィリアムズの2つ目のインターセプト、WRドライバーへのTDパスであっという間に20点差に。その後はディフェンスがサックとインターセプトを連発し、ミスの多いオフェンスをおおいに補った。
ディフェンスではOLBクレイ・マシューズが3.5サック、CBトラモン・ウィリアムズが2インターセプトの大活躍。OLB陣はウォルデンの復帰により、パスラッシュにさらに活気が出てきた。CB陣ではジャレット・ブッシュの出番がまったくなく、先発はサム・シールズ、ダイムバックは新人ケイシー・ヘイワード。新人といえば、DEジェレル・ウォージーとDEマイク・ダニエルズがともにNFL初サック、SSジェロン・マクミリアンが初インターセプトを決めている。
第1Q
- GB陣17 : RBベンソンの2yds、6ydsランで3rdダウン2、WRネルソンへのスラントは通らず。
- CHI陣18 : サック13yds(ILBスミス)、4ydsランで3rdダウン19、ドロー8ydsで3&アウト。
- GB陣29 : TEフィンリーへの16ydsパス、RBベンソンの1ydラン、WRネルソンへの21ydsパスでCHI陣へ。WRコブのランはGBホールディングで取り消し。4ydsラン、サックで3rdダウン26、QBロジャースが投げる瞬間に手をすべらせてパス失敗。
- CHI陣17 : スクリーンパス失敗、RBフォーテイの6ydsラン、CHIディレイで3rdダウン9、RBフォーテイへのパス失敗でまたも3&アウト。
- GB陣34 : RBベンソンのラン回で簡単に1stダウン。投げ捨てとWRネルソンへのロングパス失敗で3rdダウン10、またもサックされてパント。
- CHI陣20 : GBパスインターフェア24yds、サック(OLBマシューズ)、スクリーンパスが2ydsロスで3rdダウン22、ドローは7yds止まりでけっきょくパント。
- GB陣21 : RBベンソンへの17ydsパス、8ydsパス、5ydsラン、7ydsランでCHI陣に入って第2Qへ。
第2Q
- TEフィンリーは20yds級パスを捕れず、3rdダウン3もパス失敗となるがCHIの12メン反則で1stダウン。WRジョーンズへのパスは5ydsロス、WRネルソンへの8ydsパスで3rdダウン7、FBクーンへのパスは2yds足りず。48ydsFG成功で3点先制。
- CHI陣37 : RBブッシュのラン3回で1stダウン。4ydsラン、WRベネットへの10ydsパスでGB陣へ。ノーゲインとCHIアンネセサリーラフネス、サック7yds(OLBマシューズ)、WRジェフリーへのショートパスは7yds止まりでパント。
- GB陣20 : 3rdダウン7からWRコブへの20ydsパスで1stダウン。WRネルソンへの6ydsパス、RBベンソンへのスクリーンパス6ydsでCHI陣へ。ラン2回で3rdダウン3、WRコブの28ydsランが出てレッドゾーンへ。連続サックで3rdダウン26(2ミニッツ)、WRコブはキャッチできず。FG隊形からトリックプレーでトスを受けたTEクラブトリーが27ydsのTDラン成功。
- CHI陣20 : RBフォーテイへの22ydsパスで1stダウン。ロング失敗の後、ショートパスをCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。
- CHI陣48 : WRネルソンへの8ydsパス(GBタイムアウト#1)、TEフィンリーへの1ydパス、FBクーンの1ydsランでようやく1stダウン(GBタイムアウト#2)。CHIイリーガルコンタクト、FBクーンへのスクリーンパスでCHI陣17まで進んで最後のタイムアウト。35ydsFGが決まって前半終了。
第3Q
- CHI陣20 : ラン2回で3rdダウン6、RBフォーテイへの15ydsパスで1stダウン。3rdダウン9からまたもRBフォーテイへのパスでGB陣へ。RBブッシュの9ydsラン、TEスペースへの4ydsパスでFG圏内へ。RBブッシュの8ydsラン、2ydsロスで3rdダウン4、エンドゾーンでWRマーシャル落球して1stダウンならず。45ydsFG成功で初得点。
- GB陣20 : RBベンソンへの5ydsパス、4ydsランで3rdダウン1、ランが止まって3&アウト。
- CHI陣24 : RBブッシュのラン3回で1stダウン。7ydsラン、3ydsロス、CHIフォルススタートで3rdダウン11、CBウッドソンがインターセプト。
- GB陣47 : WRネルソンへの15ydsパス、RBベンソンの11ydsランでFG圏内へ。4ydsラン、WRジョーンズへのロングパス失敗で3rdダウン6、キャッチしたTEフィンリーがファンブルロスト。
- CHI陣20 : RBブッシュの4ydsラン、TEへのスクリーンパス失敗で3rdダウン6、WRヘスター落球で3&アウト。
第4Q
- GB陣43 : RBベンソンの6ydsラン、TEウィリアムズへの6ydsパスで1stダウン。TEフィンリーへの5ydsパス、WRジョーンズへの4ydsパスで3rdダウン1、FBクーンのランはノーゲイン。54ydsFG成功で再び13点差に。
- CHI陣26 : 無理なロングパスをCBウィリアムズがインターセプト、38ydsリターン。
- GB陣26 : いきなりWRドライバーに26ydsTDパス成功。
- CHI陣35 : QBスクランブル12yds、WRベネットへの11ydsパスでGB陣へ。CHIホールディングとサックなどで3rdダウン21、TEデイヴィス落球で1stダウンならず。
- GB陣30 : いきなりWRジョーンズへのパスがインターセプトされ、20ydsリターン。
- GB陣24 : サック7yds(OLBマシューズ)、WRマーシャルへの10ydsパス、エンドゾーンへのパス失敗で4thダウン7、TEデイヴィスに21ydsが決まって13点差に。
- GB陣20 : RBベンソンの1ydロス、WRネルソンへのパス失敗で3rdダウン11、WRネルソンへの26ydsパスが通って1stダウン。ランが2回止まって3rdダウン10(CHIタイムアウト#2)、スクランブルが捕まってサック(CHIタイムアウト#3)。
- CHI陣18 : サック(DEウォージー)、サック(OLBマシューズ)、GB12メン、WRマーシャルへの14ydsパスで4thダウン5、SSマクミリアンがインターセプト。
- CHI陣30 : RBベンソンの6ydsラン、6ydsランで1stダウン。2ミニッツ明けはニーダウン3回で試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Bears |
Points |
23 |
10 |
Total Yards |
321yds |
168yds |
First Downs |
19回(ラン6・パス11・反則2) |
11回(ラン3・パス7・反則1) |
Rushing |
106yds (28回・平均3.8) |
94yds (23回・平均4.1) |
Passing |
219yds (22/32・1TD・1INT) |
126yds (11/27・1TD・4INT) |
Sacked |
5回31yds |
7回52yds |
Passer Rating |
98.8 |
28.2 |
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3rd Down Efficiency |
4/14 (29%) |
5/15 (33%) |
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Turnovers |
2回 (INT1/FUM1) |
4回 (INT4/FUM0) |
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Field Position |
自陣37yds |
自陣28yds |
Punt |
5回47.6yds(ネット42.0yds) |
6回46.8yds(ネット40.8yds) |
Kickoff Return |
1回21yds |
2回平均28.5yds |
Punt Return |
2回平均8.0yds |
2回平均4.0yds |
Field Goals |
3/3 |
1/1 |
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Penalty |
4回54yds |
8回65yds |
Time of Possession |
32分11秒 |
27分49秒 |
- オフェンスの犯したターンオーバーは2つ。
- 第3Q、敵陣レッドゾーンに入ったところでキャッチしたTEフィンリーがファンブルロスト。ファンブルフォースの鬼、CBチャールズ・ティルマン(通算30回目!)に見事にボールをパンチされた。
- 第4QにはWRジョーンズへのパスがインターセプト。右サイドライン際をカムバックするプレーのはずがディープに走ってしまい、CBジェニングスの真正面にパスが行ってしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはインターセプト4つ。(ビデオ集)
- 第2Q、CBトラモン・ウィリアムズがQBカトラーからWRアール・ベネットへのパスを地面すれすれで飛び込んでインターセプト。QBカトラーによくある、後ろに体重を残した力のないパスだった。
- 第3Q、CBチャールズ・ウッドソンがWRベネットへのパスをインターセプト。左に逃げたQBカトラーにOLBウォルデンがプレッシャーをかけ、やや無理目に投げた長いパスを、ディープ・セーフティとして守っていたウッドソンが狙いすませたインターセプト。
- 第4Q、CBウィリアムズがこの日2つ目のインターセプト。タイミングを遅らせてブリッツしたILBホークのプレッシャーに対し、カトラーがWRマーシャルへロングパスを無理投げ。ウッドソンとトラモンがしっかりダブルカバーしていたところに、おあつらえむきのアンダースローのボールが来た。
- 第4Q、SSジェロン・マクミリアンがトドメのインターセプト。ダイビングキャッチした時点で相手が触れていないのに、審判が笛を吹いて止めてしまった。このあたりはリプレイスメント審判団らしいミス。
- 3rdダウン成功率29%がオフェンスの不振を表している。WRジェニングス欠場とWRコブの出場制限でパスの選択肢が少なく、ランもショートヤーデージでは苦しんだ。
- 先発QBアーロン・ロジャースは22/32、219yds、1TD、1INTでレーティング85.3。
- ショートパスを捕らせて確実にタックル、という点で開幕週の49ersと同じだった。パスプロ不安もあり、早めのチェックダウンが多い。ダウンフィールドを攻めたくても、セーフティが深く守っていて長めのパスはなかなか通らない。
- WRネルソンとTEフィンリーが惜しいロングパスを捕れず(イージーミスではない)、TEフィンリーはさらにファンブルロスト、WRジョーンズはインターセプトの原因を作るなど、レシーバーの助けがなかったのはたしか。
- QBスクランブルがゼロ、というのは珍しい。(ニーダウン3回で記録上は3回-6yds)
- ホームゲーム31試合連続でTDパス成功。
- 第4Qのインターセプトは明らかにWRジェームズ・ジョーンズのミス。いったん止まってカムバックしてくるはずが奥に走ってしまい、パスがCBの正面に。WRジョーンズに対して珍しく激怒している。20点リードの場面なのでよかったが、普通のゲームならば敗因になってもおかしくないミスだった。
- QBロジャースの大きなミスはそのインターセプトよりも、前半終わり際に敵陣レッドゾーンでトリプルカバレッジに投げ込んでしまったこと。LBブリッグス落球で救われた。
- FGフェイクからTEクラブトリーへのショベルパスが27ydsのタッチダウンとなり、Pティム・マステイは158.3のパーフェクト・レーティング。
- チームラッシングは28回106yds(平均3.8)。ニーダウンを除けば平均4.5yds。
- 序盤のベアーズは開幕戦の49ersと同じようにセーフティを下げてパス警戒、走ってみろと言わんばかりだったが、今回はラン攻撃を確立することができた。
- 先発RBセドリック・ベンソンは20回81yds(平均4.1)。レシービングでも4回35ydsとよく貢献した。パッカーズが1人のRBに20回以上持たせたのは、2010年第15週NE戦でのRBブランドン・ジャクソン以来。
- RBアレックス・グリーンは2回2yds(平均1.0)のみ。相変わらず出番が少ない。3rdダウンで使ってもらえないのはパスプロが信用されていない証拠。
- FBジョン・クーンは2回1yd(平均0.5)とショートヤーデージを獲れなかった。今回も3rdダウンバックは彼が主にプレーし、レシービング3回23ydsとまずまずの働き。
- WR/TE陣は以下のとおり。WRジェニングスが欠場してWRジョーンズが先発に繰り上がった。WRボイキンをアクティブ登録せずWR4人体制としたため、WRコブの負傷後はやや手駒不足となった。
- WRジョーディ・ネルソンは6回84ydsの稼ぎ頭。
- WRジェームズ・ジョーンズは2回-1ydのみ。しかも前述のようにインターセプトの原因を作ってしまった。
- WRランドール・コブは1回20yds。序盤で左肩を強打し、その後はオフェンスの出番がかなり少なかった。第2Qの28ydsランは右サイドへのトスで前がガラ空きになったもの。
- WRドナルド・ドライバーは唯一のキャッチが26ydsTD。この日オフェンス唯一のタッチダウンだった。
- TEジャーマイケル・フィンリーは4回26yds。第2Q冒頭の20yds級のパスは、落球とは言えないまでも彼ならば捕ってほしかったボール。WRジョーンズへのクイックパスでも彼がブロックミスしたためにロスタックルに。さらに第3Q末には敵陣レッドゾーンで手痛いファンブルロスト。第4Qには5ydsの素晴らしいダイビングキャッチを見せた。
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cサタデー、RGシットン、RTブラガのベストメンバー。
- 被サックは5回31ydsとパスプロに苦しんだ。今回はとくにLTニューハウスが苦戦し、あっという間にポケットが窮屈になる。
- 最初のサックは第2シリーズでLTニューハウスが新人OLBマクレランに抜かれたもの。2つ目はLGラングがDEペッパーズに抜かれたもの。3つ目は第2QにLTニューハウスがDEペッパーズに抜かれたもの。直後のプレーでDTメルトンにサック。最後のサックはスクランブルしようとして後ろからOLBマクレランに追いつかれたもの。
- ランブロッキングは先週よりかなり改善されている。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- 今回はCBサム・シールズが先発。ダイムバックとして2巡指名CBケイシー・ヘイワードが出場し、開幕戦先発のCBジャレット・ブッシュはディフェンスでまったく出場しなかったようだ。
- ストロングセーフティは開幕戦のM.D.ジェニングスに代わって4巡指名ジェロン・マクミリアンが先発した。
- 欠場のDEウィルソンに代わって2巡指名DEジェレル・ウォージーが先発。
- エリック・ウォルデン復帰でOLB陣はローテーションがかなり多かった。先発ニック・ペリーは第1Q途中で下げられ、主にウォルデンが左OLBを担当。デズマン・モーゼスやペリーを加えてOLB3人とし、マシューズをインサイドからラッシュさせるプレーも多い。
- トータルディフェンスはなんと168yds。前半はわずか47ydsだった。
- パス守備はQBジェイ・カトラーを11/27、126yds、1TD、4INTのレーティング28.2に抑え込んだ。
- サック7回52ydsとパスラッシュで圧倒したのがパッカーズ最大の勝因。しかし後半の4サックはそれなりに時間がかかっており、カバレッジサック気味。パス守備全体の勝利といえるかもしれない。
- サックの内訳は、試合最初にインサイドブリッツでD.J.スミス、第3シリーズでOLBマシューズ(インサイドから)とOLBウォルデンの合同サック、第4シリーズでOLBマシューズがLTをぶち抜いてさらにサック。第4QにはDEマイク・ダニエルズが逃げ回るQBを捕まえてNFL初サック、OLBマシューズがスピンムーヴで2.5サック目、DEジェレル・ウォージーがNFL初サック、最後はOLBマシューズがダブルチームを割ってサック。
- OLBクレイ・マシューズは今回も3.5サックの荒稼ぎで(ハイライト映像)、下記トラモンと並んで今日のMVPだろう。早くも今季6サックとなり、昨季のトータルと並んでしまった。
- CBトラモン・ウィリアムズがWRブランドン・マーシャルを2回24yds(ターゲット5回)とシャットアウトに成功。2インターセプトも決めて勝利の立役者となった。転んでWRマーシャルをエンドゾーンでフリーにしたのが唯一のミスだったが、相手が落球してくれた。
- ILB D.J.スミスはTE相手のパス守備で脆さを露呈。第1QにはTEケレン・デイヴィスへのパスインターフェアで24yds、第4Qには同じくTEデイヴィスに21ydsTDを許している。ダイム隊形(1ILB)ではILBロバート・フランソワを使うべきでは、との声も。
- 計4インターセプトのほか、第2QにはFSバーネット、第3Q初めにはSSマクミリアンがインターセプトチャンスを逃した。とくにSSマクミリアンはイージーな落球だったが、第4Qに地面すれすれのボールをインターセプトして面目を保った。
- 1試合で4INT/7サックを浴びたQBは、2002年第6週レッドスキンズ対セインツでのQBパトリック・ラムジー以来約10年ぶり。
- ラン守備は23回93yds(平均4.1)。
- 開幕週ほどひどいラン守備ではなかったものの、DL陣がうまく横方向にコントロールされてカットバックレーンを突かれるプレーが目立った。
- 先発RBマット・フォーテイは7回31yds(平均4.4)。レシービングでも4回49ydsと稼ぎ頭だったが、後半最初のシリーズで負傷退場してからは、とくに3rdダウンのディフェンスが楽になった。
- 2番手RBマイケル・ブッシュは14回54yds(平均3.9)。インサイドのランがなかなか止められずに苦しかったが、点差が開いてからはラン回数そのものが少なくなって救われた。
- 反則は4回54ydsと少なく、ベアーズは8回65ydsと多かった。
- 第1Q : LGラングがランプレーでホールディング。ILBスミスがTE相手に24ydsのパスインターフェア。
- 第4Q : OLBデズマン・モーゼスがキックオフリターンの際にアンネセサリーラフネス。ディフェンスの12メン。
- 第2QにはQBロジャースが相手ディフェンスの12メンを主張してチャレンジ成功、先制点につながる貴重な1stダウンを獲得できた。
- WRランドール・コブのリターンはキックオフリターンが1回21yds(タッチバック2回)、パントリターンが1回16yds。フェアキャッチ3回、タッチバック1回。最初のパントリターン場面では、転がったパントが背走していたブロッカーのCBサム・シールズに当たってしまう危ない場面だったが、CBシールズがかろうじて押さえた。
- Pティム・マステイのパントは5回平均47.6yds、ネット平均42.0ydsと申し分ない数字。インサイド20が3回、タッチバックが1回。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは48yds、35yds、54ydsをすべて成功。とくに第3Qの54ydsはチームに勢いをつける価値あるFGだった。
- 第2Qの2ミニッツ、FG隊形からのトリックプレーで見事なタッチダウン(ビデオ)。左端ブロッカーの位置から右に動いてきたTEクラブトリーに、ホルダーのPマステイがショベルパス。右サイドのOLたち(G/TバークレーとC/Gディートリック=スミス)が完璧なブロックをして大きな穴が開き、TEクラブトリーがらくらく26ydsを走り切った。
- カバレッジチームはKRデヴィン・ヘスター相手に文句なしの働きだった。パントカバレッジはなんと2回平均4.0yds。FBクーンのナイスタックルが観客を沸かせた。最初のキックオフリターンで38ydsリターンされたプレーだけが減点材料だが、2回目は短く落とすキックオフが成功して19ydsどまり。
- ケガ人は以下のとおり。
- WRランドール・コブが第2シリーズのランプレーで左肩を強打して一時退場。リターナーでは出場を続けたが、オフェンスでの出番は大幅に制限された。
- QBアーロン・ロジャースは第2シリーズでサックされた際にすこし右ヒジあたりを痛めたか。そのせいか、直後のパスで手を滑らせる珍しいミスを犯している。その後はとくに気にする様子はなかった。
- 第4Q終盤にNT/DE B.J.ラジが負傷。どこを痛めたのか情報がない。自力で歩いてサイドラインに退いた、ということのみ。
- アクティブ登録から外れたのは、RBスタークス(つま先)、WRジェニングス(鼠蹊部)、WRボイキン、DEウィルソン(鼠蹊部)、ILBマニング(脳震盪)、CBハウス(肩)、Sリチャードソン。
- この日のゲームキャプテンは、LGラング(オフェンス)、OLBマシューズ(ディフェンス)、WRコブ(スペシャルチーム)の3人。(写真)
- パッカーズはこれでベアーズに5連勝(プレーオフ含む)。対ベアーズの通算成績が87勝92敗6分けとなった。