グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年5月24日

DEフィリップ・マーリングと契約

パッカーズは元ドルフィンズのDEフィリップ・マーリングと契約し、QBニック・ヒルとTEキャメロン・フォードを解雇した。マーリングは元ドラフト2巡指名されながら期待を裏切ってきた選手。パッカーズとしてはダメでもともと、おそらくベテラン最低額付近の1年契約と思われる。6フィート5(195cm)の315ポンド(143kg)と、現在のDE陣では最もサイズが大きい。今オフのDE補強はドラフトを含めてなんと5人目で、首脳陣がいかに昨季のDL陣に不満を抱いていたかがよくわかる。

DEフィリップ・マーリング Phillip Merling はクレムソン大から2008年2巡指名(全体32位)でドルフィンズに入団。期待されながらフルタイムのスターターになれず(先発4試合)、2年間で3.5サックにとどまった。3年目の2010年キャンプイン直前にアキレス腱を断裂し、この2年間は計325スナップしか出場できていない(最初の2年は計874スナップ)。今春はRFAの1年契約にサインしたものの、ドラフト直前になって解雇されていた。

2010年オフシーズンには妊娠中のガールフレンドへの暴力で告発された(後に取り下げ)。練習熱心さについてもコーチ陣から公に批判されたことがあり、先月解雇されたのもオフシーズン・プログラムを欠席したのが理由かもしれない。キャリアのハイライトは2008年最終戦でQBファーヴ(当時ジェッツ)から奪ったINTリターンTD。(ビデオ

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QBニック・ヒルは、サザン・イリノイ大からアリーナリーグでの活躍を経て今年1月下旬に契約した選手。解雇されたのは、彼のプレーが期待外れだったのか、ジャスティン・ハレルや7巡指名B.J.コールマンがよかったせいなのか。昨日の公開練習では、「他の控えQB2人と比べても明らかに肩が見劣る」との目撃談もあった。

TEキャメロン・フォードはウェイクフォレスト大出身のドラフト外ルーキーとして先日契約したばかりだが、充実したTE陣の中ではもともと勝ち目が薄かった。TE陣は昨季の5人 + ドラフト外のエリック・レイアの6人体制でキャンプを迎えることになる。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player