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Notebook: OLBペリーが左サイドに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年5月12日
ルーキー・ミニキャンプ初日の様子と、ここ数日のチームの話題について。
- 1巡指名のOLBニック・ペリーが初練習で左サイドに入ったことに注目が集まった。マッカーシーHCは、「今日は左サイドを集中してやらせた。これが彼の出発点だ」とだけ説明。左OLBといえばマシューズの定位置だが、ルーキー時の右サイドに戻すプランなのだろうか。
- 相手TEがいることの多い左サイド(オフェンスの右サイド)は、より大型のOLBに向いているとされる。ロースター表の体重ではペリーの方がマシューズより10ポンド重いのはたしかだ。
- 2巡a指名のDEジェレル・ウォージーは大方の予想通り右DEに入っている。 「一歩目の鋭さは明らかだった。他の選手と比較したくはないが、ディフェンシブラインマンの中でも爆発的な出足を持っている。どのポジションをやるにせよ、きっとインサイドで戦力になることだろう。今日のドリル・ワークを見ただけでもそれは明らかだ」とマッカーシーHC。
- 4巡a指名のDEマイク・ダニエルズは1月に受けた肩関節唇損傷の手術から回復途上のため、ドラフト組では唯一サイドラインでの見学となった。今月21日に始まるOrganized Team Activities(OTA)の前に再びチェックして参加できるかどうか決める、とマッカーシーHC。復帰は遠くないがいまは大事を取っている、という感じだ。
- ドラフト外組ではOGジェイムズ・ブルックスがハムストリング負傷のため休んでいる。
- 7巡指名のQB B.J.コールマンについてマッカーシーHC。 「肩の強さはご覧のとおりだ。クラスルームでも(プレーブックの学習に)きわめて熱心だ。フットワークについては我々のやり方と違う指導を受けてきたから、アジャストメントが必要だ。彼のような若者が来てくれて我々は喜んでいる」
- QBニック・ヒルについてマッカーシーHC。 「肩はまずまずといったところだが、基本技術が向上していくのは間違いない。(アリーナリーグで)彼がなぜ成功を収めたか、今日の練習ではそれを見て取ることができた」
- RBライアン・グラントとの再契約についてマッカーシーHC。 「現時点では彼の状況について何も報告することはない。彼はこのチームで素晴らしい働きをしてきた。今回の質問に答えられるの『時』だけだ」
- 記者たちが久しぶりにロッカールームに入り、初練習前のルーキーたちにインタビューを行っている。
- 慣れないOLBのポジションについてOLBペリー。 「適切なコーチングがあるので僕は適応できるはず。ただやり方が少し違うだけだ。だんだん進歩して選手として向上していけると思うし、その結果を日曜にお見せできたらと願っている。自分がディフェンスの救世主になれるかなんて質問には答えようがないけど、自分としてはチームの助けになれるよう全力で取り組んでいくつもり」
- 現在の270ポンドのままプレーするつもり、とOLBペリー。 「たぶんこの体重でプレーすることになるだろう。いちばん動きやすいし。僕にはすごいアスレチック能力があって、チームはそれを活かしたいはず。体重は心配されてないよ」
- 2巡a指名のDEジェレル・ウォージー。 「僕のことを悪く言う人たちが、自分のモティベーターになってくれている。 『良いモーターを持っていない』 と批判した人たちに僕は将来感謝することになるだろう」
- 4巡b指名のSSジェロン・マクミリアン。 「高校を出るとき、奨学金のオファーがあったのはメイン大だけ。それ以来、世間が間違っていることを証明しようと僕は頑張り続けてきた。これからだって、スモールスクール出身だからって劣ることはないと証明しなきゃいけない。フットボールはフットボールだよ」
- トライアウト参加のDEドリュー・ヴァンダーリン(ミシガン工科大)はグリーンベイ・サウスウェスト高校の出身。 「カンファレンスのレベルは高かったし、NFLを目標にしてきたのはたしかだ。でもまさか、最初の就職面接がホームタウン・チームになろうとは思ってもいなかった。こんなフランチャイズでプレーするチャンスがもらえるとはね。何年か後になって振り返り、『もっとやれたはず』 と後悔したくない。フィールドに出たらすべてを出し切るよ」
- 記者によると、「NTハワード・グリーンのロッカーはなくなっているが、RBライアン・グラントのロッカーはそのまま残っている。ただし背番号25番はトライアウト参加の選手に支給された」とのこと。
- 例によってロン・ウルフ元GMがキャンプを訪れ、練習を見ながら弟子のトンプソンGMや息子エリオット(人事部長級に昇進)と談笑している。(写真)
- ミニキャンプ前日の木曜、ドラフト指名選手とコーチ陣が今年の顔写真の撮影を行った。(写真集・ビデオ)
- 木曜の夜には恒例のルーキー・ディナーがあった。マーク・マーフィ社長からの訓示に続き、ラス・ボール副社長(選手サラリー・交渉担当)からは金銭面(慣れない大金を手にするため)のお話。そして球団史上のハイライト映像の上映。 「毎年これを見るたびにグッときてしまう」とマッカーシーHC。
- おなじく木曜夜には第1回 "ESPN Wisconsin Sports Awards" がミルウォーキーで開催され、QBアーロン・ロジャースがナ・リーグMVPのライアン・ブラウン外野手(ブリュワーズ)を抑えてプレーヤー・オブ・ザ・イヤーとプロアスリート・オブ・ザ・イヤーに選ばれた(受賞者リスト)。NFLとMLBの両方でMVPを輩出し、このイベントの初開催にふさわしい1年となった。
- 同賞のレッドカーペットの様子はこちら。ロジャースとライアン・ブラウンに加え、髪の短いILB A.J.ホーク、元RBアーマン・グリーンや元RBロン・デインの顔も見える。ブラウンはガールフレンドを連れてきていたが、ロジャースは同伴者なしだったようだ。
- 背番号12番にちなみ、ウィスコンシン州では2012年12月12日をQBアーロン・ロジャースの日とすることが正式に決定。水曜にランボーフィールドで議会決議書の贈呈式が行われた。額に入った決議書をロジャースにプレゼントしたのは、昨年11月にこの運動をネットで始めたファンの女性(写真)。大変な喜びようなのは言うまでもない。後ろに居並ぶ州議会議員たちも12番のジャージを着ている。