グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年2月23日

TEフィンリーが2年契約に合意

契約延長交渉の難航していたTEジャーマイケル・フィンリーが、パッカーズとの総額$14ミリオンの2年契約に合意した。Journal Sentinel紙によると、ボーナスとベースサラリーを合わせて今年が$5.75ミリオン、来年が$8.25ミリオンとのこと。ボーナス(具体的な名目は不明)は今年が約$4ミリオン、来年が$4.45ミリオンとのことなので、引き算するとベースサラリーは今年が$1.75ミリオン、来年が$3.8ミリオンとなる。

いかにも短い2年契約はいわば妥協の産物。TEフィンリーとしては現在の評価よりも能力が高いことを証明できる自信があり、2年後に再びFAになるときにもまだ26歳と若く、そこでビッグマネーが期待できる。パッカーズとしては、メンタル面で危うさの残る彼に数十ミリオン保証の賭けをすることなく、今後2年間彼とともに優勝を狙うことができる。2014年にFAになる前に契約延長してもいいし、そうでなくても後継者を育てる時間を稼ぐことができる。

パッカーズがフランチャイズ指名した場合には、「TE扱い($5.4ミリオン)でなくWR扱い($9.4ミリオン)のフランチャイズ指名でなければおかしい」とTEフィンリー側は上訴する構えだった。今回の年平均$7ミリオンはその間を取った数字ともいえる。なお、フランチャイズ指名選手は「前年のサラリーの120%以上でなければならない」という規定があるため、契約が切れる2014年に指名すると約10ミリオンになってしまい現実的でない。

TEフィンリーをフランチャイズ指名せずに済んだことで、QBフリンを「フランチャイズ指名したうえでドラフト指名権とトレード」する上での障害が1つ減ったのはたしか。しかしそのためにはベテランの契約を整理してかなりのキャップスペースを作り出さなければならず、やはり簡単なことではない。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player