グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年2月12日

WRドライバー 「残留のためなら減俸も」

先日37歳の誕生日を迎えたWRドナルド・ドライバーは今年でプロ14年目。あいかわらずのファン・フェイバリットであり、本人は現役続行の意思を明確にしているが、実質4番手WRにサラリーキャップ額$5ミリオンは高すぎる。有力選手との契約延長を優先するため、サラリーキャップの犠牲となって解雇されるだろう、という見方は少なくない。それを感じてか、「残留のためなら減俸も受け入れる」との考えを本人が明らかにした。

「フィールド内外での僕の実績を球団はよく知っているし、できるだけ長く僕をキープしたいと思ってくれている。残留のため話し合いをしてペイカットを、ということであれば、それを受け入れて残留するよ。ずっと言ってきたように、僕にとってお金はもう問題じゃない。僕がいま求めているのは、ウィスコンシン州やこの世界で、(よりよい形で)みんなの記憶に残ること。だから、お金のことは大きな問題じゃない」

2011年シーズンの成績はパスキャッチ37回445yds、6TDで、どれもWR陣の4位だった。契約最終年の今年は、ベースサラリーが$2.6ミリオン、3月に発生するロースターボーナスが$2.2ミリオン、ワークアウトボーナスが$20万ドル。すべて足した合計のキャップ額が$5ミリオンとなる。よく似た立場のWRハインズ・ウォード(PIT)はちかく解雇されるというのがもっぱらの噂だ。今回のドライバー発言はそれを意識してのことかもしれない。

ただ、サラリーの問題がなくなっても彼が残留できる保証はない。WRジェニングスとWRネルソンが強力コンビに成長し、今年は3番手WRジョーンズをWRコブが脅かすかもしれない。昨季ドラフト外入団のWRトリ・ガーリーやWRディオンドレ・ボレルも面白そうな素材で、12月には他球団からロースター契約の誘いを断ってプラクティス・スクワッドに残留している。若手の伸びシロを重視するパッカーズの方針からして、ベテランがその妨げになると判断されてしまう可能性は常にあるのだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player