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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年1月 3日
冒頭のケガ人情報だけは月曜のヘッドコーチ会見のもので、それ以外はゲーム直後のもの。
- チームの健康状態についてマイク・マッカーシーHC。 「全員がプレーオフ初戦に出場できると予想している。今週水曜の練習に参加できないおそれがあるのはRBジェームズ・スタークス(足首)だけだ。本番でインアクティブ選手を選ぶのは難しい判断になるだろう」
- 「先発左タックルはチャド・クリフトン」とマッカーシーHCが早くも明言。 「マーシャル・ニューハウスはスターターとして数多くの勝利に貢献してくれた。しかしスターターはチャド・クリフトンだ。その点においてグレーエリアはない。(完全復調までに)やるべき仕事は残っているが、健康であるかぎり彼は大丈夫だ。経験豊富で優秀なプレーヤーだ」
- 「ついさっきWRグレッグ・ジェニングス(ヒザ)とトレーニングルームで会ったが、状態はよさそうだった。彼も今週水曜の練習に参加できるだろう」とマッカーシーHC。
- TEライアン・テイラーは足首を打撲。今週の練習はわからないがプレーオフには間に合うはず、とマッカーシーHC。
- マイク・マッカーシーHC。 「プレーオフに向けて、このチームはよい心構えができている。チームとして向上していくことに我々は集中している。たいへん責任感の強い選手たちなので心配はしていないが、いちばん大事なのは、2週後にランボーフィールドに姿を現し、自分たちの最高のフットボールをプレーすることだ」
- WRジョーディ・ネルソン。 「水曜にコーチ・マッカーシーが言ったんだ。 『我々には目標があと1つ残っている。地区を全勝することだ』 とね」
- プレーオフに向けてオフェンスに勢いがついたとRGジョシュ・シットン。 「試合の最後はプレーオフみたいな流れだった。すごく楽しかったよ。今はみんな興奮してると思う。みんな体調が回復しつつあり、休養もとれる。それが一番大きい。たぶんみんなそういう気持ちがあるはずだ」
- CBジャレット・ブッシュ。 「世間では 『パッカーズはプレーオフ準備のためにデトロイト戦のことなどどうでもいいはず』 と言われていた。でもシーズン最後のゲームだし、僕らは常にファンのため、観客のために良いショーを見せるんだ。激しいプレーによるエキサイティングなゲームだった」
- QBマット・フリンの大活躍についてマッカーシーHC。 「私が関わった中でベストのパフォーマンスの1つだったのは間違いない。マット・フリンのことはどれだけ称賛しても足りない。我々が毎日見ているものを、今日は世界中が見たことだろう」
- 480yds、6TDとも球団新記録となったQBフリン。 「今日僕らはゲームに勝つためにフィールドに出た。試合を通してそれができたと思う。これでチームに勢いがつくといいね。最初のシリーズ(ファンブルロスト)を終えたときには、これが6TDゲームになるなんて想像もしなかったけど、勝つためにはそれが必要になった」
- 来春FAとなるのだから、今日は大金を稼ぎ出したことになるのでは、という質問にQBフリン。 「今はそのことは考えていない。仲間たちが、さんざんそう言ってからかって来てるけど(笑)。でも、このチームにはまだ大きなものが待っているからね。NFLじゅうの人々に自分の力を証明する、などという気持ちではやっていない。ありきたりかもしれないけど、1週間に1つずつ。そういう心構えでいる」
- QBフリンについてWRネルソン。 「僕らはずっと練習で彼を見ているし、昨季はニューイングランドでも機会があった(3TDでレーティング100.2)。今回は大きな責任をしっかり果たし、最後はニーダウンで試合を終えた。彼のためにもすごく嬉しいね。彼は試合に勝てるヤツだ。みんな忘れてるけど、彼はLSUで全米チャンピオンになったんだよ。その理由はご覧になったとおりだ」
- QBアーロン・ロジャースを温存したことについてマッカーシーHC。 「容易な決断だった。アーロンにとっては(実際にプレーするより)ライオンズ相手の(戦術面での)準備をする方が重要だった。プレーオフでライオンズと対戦する可能性があるわけだからね。アーロンはそれをこなしてくれた」
- オフェンスがノーハドルになるたび、QBロジャースはヘッドセットを着けてプレーコールやアドバイスを行ったようだ。 「メンタル面でこのゲームに関わらせ、自分がプレーするつもりになって準備をさせたかった。試合前の準備についても、オフェンスの出した結果についても私はとても満足している」とマッカーシーHC。
- QBロジャースがノーハドルオフェンスを手伝ったことについて3番手QBのグレアム・ハレル。 「マットはノーハドルのときにアーロンのアドバイスをもらいたかったんだと思う。ダウン&ディスタンスとか、何を考えるべきかといった注意事項を伝えていた。ふだんのノーハドルではアーロンがすべてコールを出しているから、今回もアーロンがちょっとしたことを素早く伝えていたと思う」
- LTチャド・クリフトンは11試合ぶりの復帰戦をぶじ終えた。25スナップ出場は当初の予定どおり。 「背中の痛みはまだ少し残ってるけど、自分ではこれでポストシーズンに行けると思ってる。久しぶりの実戦で最初は勘が鈍っていたけど、試合が進むにつれてよくなったと思う。チームがフィルムを見て(誰を先発にするか)決断を下すだろう」 「被サックは間違いなく僕のせい。相手はツイストを仕掛けてきて、僕はDTを止められなかった。ペネトレーションを止めるに十分なだけインサイドに動けなかった」
- LTクリフトンについてマッカーシーHC。 「私はかなり彼を注視していた。最初のシリーズはすこし躊躇するところがあったように思うが、ゲームの流れをつかんでからは、パスプロテクションがとてもよかった。1週間フルに練習させて準備を整える必要がある」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はRBグラントの80ydsスクリーンパスTD。こちらは3WRセット、相手はニッケル隊形(2LB・5DB)から、OLBリーヴィーに続いてMLBタロックがブリッツに。RBグラントはOLBリーヴィーをショルダーブロックしてからパスコースに出てキャッチし、WRネルソンがCBアルフォンソ・スミスを、WRドライバーがSクリス・ハリスを好ブロックする間に左サイドライン際を快走。逆サイドから追ってきたCBエリック・ライトを振り切ってエンドゾーンへ。
- LB2人によるブリッツに対してスクリーンパスのコールは完璧だが、じつはこちらのOL陣はスクリーンパスを理解しておらず、「すこしブロックしてからリリースして壁を形成」がまったくできていなかった。理由は不明だが、ノーハドルによる混乱のせいか、QBのオーディブルが伝わっていなかったのか。純粋にRBグラントのスピードとWR2人のブロックだけで80ydsを走り切ってしまった。
- トータルオフェンス550ydsは球団史上3位の記録。1位は1962年11月11日イーグルス戦の628yds、2位は1980年10月12日バッカニアーズ戦の569yds。
- QBロジャースは4000yds以上投げたQBとして史上最少の被インターセプト6回。これまでの最少はロジャースとQBブレット・ファーヴの7回(ともに2009年)だった。
- NTライアン・ピケットは3試合ぶりの出場。 「(相手のラン回数は少なかったが)十分なスナップ数をプレーしたよ。何度か息が上がったから、いい練習になった」
- ディフェンス不振についてCBトラモン・ウィリアムズ。 「すごく長いゲームだった。試合前からこうなる気がしてた。相手はハイパワー・オフェンスで、ボールを動かせることはわかっていた。好きなようにフィールドを上がったり下がったり。上がったり下がったり。互いのオフェンスがそうだったね。まあファンが見たいようなゲームだよ、言ってみればね」
- WRカルヴィン・ジョンソンに許したレシービング244ydsは球団史上最悪記録。NFL全体でも、2009年にカウボーイズのWRマイルズ・オースティンが250ydsを記録して以来の数字だった。
- ドム・ケイパースDCはベース隊形(3-4)をまったく使わず。ほとんどはニッケル隊形(2-4-5)で、サイコ・パッケージ(1DL)も何度かあった。
- CBパット・リーは代役キックオフリターナーとして自爆セーフティをしてしまった(ビデオ)。 「風がすごく強くて、ボールがどこに行くかわからなかった。屋外でのキャッチング練習をしておくべきだったよ。あれは失敗だった。自分の体がエンドゾーンにあればニーダウンできると思ってしまったけど、ボールもそうでなきゃいけなかったんだね」
- Pティム・マステイはグロスで平均45.6ydsの球団新記録。これまでの最高はPクレイグ・ヘントリック(1997年)の45.0ydsだった。ネット平均38.6ydsも球団新記録。
- レビューの回数が多かったこともあって、試合時間はなんと3時間44分。パッカーズにとっては2000年10月29日ドルフィンズ戦(3時間53分)以来の長さだった。
- 長いゲームにTEトム・クラブトリー。 「すごく楽しかったけど、寿命が何年か縮まった気がするよ。ファンにとってもそうだろう。アップダウンの多いゲームでね。だいいち、いま何時だい? 信じられないよね。一番長かったのは最初の2分だった。ずいぶん時間が経ったのに、まだ第1Qの13分残ってるんだから。ほんとに長いゲームだった。こんなゲームをプレーしたのは初めてだよ」
- 15歳のファンがフィールドに乱入する珍事が起きたが、セキュリティにつかまる前にOLBブラッド・ジョーンズがタックルで仕留めた(写真)。その後警察に逮捕されている。
- 今季NFL全体の得点は11356点で新記録に。1試合平均44.4得点は過去46年間で最高。(1965年が平均46.1得点だった)