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Packers - Bears Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月27日
冒頭のケガ人情報だけ月曜のヘッドコーチ会見のもので、あとはゲーム直後のもの。
- RBジェームズ・スタークスは第3Qにまたも右足首を痛めた。「足首の打撲」というのは聞き慣れない。 「今季中に彼は両方の足首を痛めた。水曜の練習から参加するのは難しいだろう」とマッカーシーHC。
- 先週練習に復帰したLTチャド・クリフトン(ハムストリング/背中)についてマッカーシーHC。 「彼は次のゲームに出場させたい。本人にもそれは伝えてあるし、現時点での目標だ」
- 1試合半休んだRTブライアン・ブラガ(ヒザ捻挫)についてマッカーシーHC。 「実戦復帰に近づいている。回復の度合いについてドクターたちは非常に満足している」
- 2試合欠場のNTライアン・ピケット(脳震盪)についてマッカーシーHC。 「今日もテストを受けているところで、復帰にかなり近づいている。水曜の練習に間に合うかどうかはわからないが」
- マイク・マッカーシーHC。 「第1シード確保、それが最も重要だと思っている。我々は3段階の目標を設定していた。ディビジョンを勝つこと、ホームフィールドを確保すること、そしてスーパーボウルに勝つことだ」 「今日は大きな勝利だった。ただスコア上はよくても、タイムオブポゼッション(24分12秒)やヤーデージ(363対441)やプレー回数(51対70)などは、本来逆でなければならない。このあたりは分析して修正する必要がある」
- 5TDパスを決めたオフェンスについてマッカーシーHC。 「私はラヴィー(スミスHC)とそのスキーム、選手たちに大きな敬意を抱いている。リーグ中で彼らほどこのスキームをよくプレーできるチームはない。今日のアーロンはきわめてシャープだったと思う。OLにとってあちらのDLは大きな挑戦だったが、それに勝つことができた。アウトサイドのレシーバーはよくフリーになってビッグプレーを決めてくれた」
- 最終戦の方針についてマッカーシーHCは明言を避けた。 「チームとして健康になる必要がある。どのチームも同じことを言うだろう。我々はあらゆる選択肢を検討する。ゲームに勝つ機会を放棄するなどと、ここで言うつもりはない。来週もゲームに勝つためにプレーする。ウチが15勝1敗を目指して最善の努力をしないなどと、同地区球団に思われるのはうれしくない。しかし我々には健康の問題がある。言うまでもないことだが」
- ホームフィールド・アドバンテージについてCBトラモン・ウィリアムズ。 「昨年のプレーオフはすべてロードで、厳しい環境で戦わなくてはならなかった。今度は逆に、ドームのチームをランボーに迎えることができる。まったく違う環境だよ。できればランボー・アドバンテージが物を言って、僕らの力が出し切れるといいね」
- チーフス戦からの立て直しについてWRジョーディ・ネルソン。 「どの週だって同じように重要だよ。シーズン無敗のチャンスが消えたのは残念だったけど、一番残念だったのは僕らが試合で本来の力を出し切れなかったことだ。それだけに、今週は立て直しておおむね思う通りのゲームができた・・・前半は中だるみがあったけどね。でも2ミニッツドリルで波に乗り、後半によいプレーができたのはすごく大きかった」
- オフェンシブラインの頑張りについてQBアーロン・ロジャース。 「素晴らしい内容だった。ウチのOL陣について、(代役だけでなく)スターターに対しても疑問符をつける人が多い。今日はT.J.(ラング)が右タックルに、イヴァン(ディートリック=スミス)が左ガードに入り、どちらも称賛に値するプレーをしてくれた。彼らこそが今日のMVPだ。僕はほとんど相手に触れられることがなかった。こういうゲームは楽しいよ」
- Cスコット・ウェルズ。 「ウチはどの試合でもなにかしら反省材料が残る。今回もその点は変わりない。僕らは序盤に、思ったようにドライブを進めることができなかった。改善すべき点は多いよ。大事なのは毎週そうして改善していくことだ」
- LTマーシャル・ニューハウスは難敵DEジュリアス・ペッパーズをサックゼロに抑えた。 「サックやヒットを許さないのが常に僕らの目標だからね。今日はすごくいいゲームができたし、アーロンやRBたちとの連携も取れていた。僕らOLはタイトなグループだ。長い時間を一緒にすごし、ちょっとしたことでも互いをよく知ってる。信頼はすごく大きな要素だ。お互いを信頼し合おう、と試合前に声をかけ合った」
- TEジャーマイケル・フィンリー。 「オフェンスがこの勢いでプレーオフに入っていけるのはすごくいいね。プレーオフこそ、スターの生まれる場所だ。僕らはそこで頑張って波に乗りたい。僕自身もプレーのレベルを上げ、仲間の期待に応えたい。もう少しのところまで来ているんだ。保証するよ」
- 前半にやや攻めあぐんだパッカーズは後半に入ってオーソドックスな2バックのセットを増やした。相手がランに気を使うようにしむけ、プレーアクションが効果的になった。
- WRネルソンへの55ydsTDパスについてQBロジャース。 「あれはジョーディ用にデザインされ、彼をセーフティに勝たせるためのプレーだ。幸運にも相手は2-ハイ・カバレッジで、彼はフリーに走ることができた。バックサイドのSSステルツは、ディープ・クロッシングパターンを走るTEフィンリーについて浅めの位置にいた。こうしたプレー(ブーツレグ)ではプロテクションはいいので僕には時間がたっぷりあり、遠い側のハッシュマークをじっくり狙うことができた。思ったとおりのボールを投げることができ、ジョーディがナイスキャッチしてくれた」
- WRネルソンへの55ydsTDパスを決めたQBロジャースは、敵陣サイドラインに向かって「ベルト!」のポーズ。Journal Sentinel紙によると今季まだ2回目のことらしい。本当だろうか。
- シーズン4643ydsの球団新記録についてQBロジャース。 「たいへんな名誉だ。言うまでもなく、単なる個人の賞より大きなものだと僕は思っている。オフェンシブラインがブロッキングし、レシーバーがオープンになり、捕れるボールを僕が投げ、レシーバーがプレーを決める。ここでは素晴らしい選手たちが一緒に働いているし、みんなで分かち合うべき記録だよ」
- 今季QBロジャースはレーティング100以上のゲームが13回となり、NFL新記録達成。これまでの最多はスティーヴ・ヤング(1994)とトム・ブレイディ(2010)の12回だった。
- WRジェームズ・ジョーンズにとって1試合複数タッチダウンはキャリア初。
- 後半最初のプレーでRBライアン・グラントは逆方向に走ってしまい、QBロジャースがキープして1yd走る失態。しかしRBグラントは直後のプレーで24ydsゲインして汚名返上に成功した。
- CBチャールズ・ウッドソン。 「シーズンを通じてこうだ。今夜だけじゃない。もっとよいディフェンスを自分たちに期待しているけど、そういうディフェンスを続けることができていない。僕らはプレーオフの長い戦いに向けて、頭脳面で準備を整えなきゃいけない。この先まだ長いんだ」
- OLBクレイ・マシューズ。 「どのチームにも欠点はあるもので、それを何とかやりくりするものだと思う。評論家はいつだって欠点をあげつらっては 『このチームは負かせる』 と言うものだ。でも幸い、ここのロッカールームの考え方はそうじゃない。僕らは自分たちの力を知っている。14勝1敗という成績にそれは表れているんだ」
- ヤードを許しながら要所でビッグプレーを出すディフェンスについてCBトラモン・ウィリアムズ。 「今年はずっとそんな風だ。僕らはもっとコンスタントに高いレベルでプレーしたい。現時点では僕らが望むようにはなっていないけど、それは可能だと信じている。向上を信じて努力を続ける、僕らにできるのはそれだけ」
- 約1か月ぶりに復帰のILBデズモンド・ビショップ。 「僕らが望んだようなディフェンスができなかった。こんな話は聞き飽きたかもしれないけど、フィルムを見直して、どうしたら向上できるか来週に向けて努力していくしかないんだ」 「ピケットの不在は大きい。いくつかのプレーを見ればわかるように、彼の経験があればプラスになっていただろう。しかし代役の選手たちもよくやったよ。C.J.ウィルソンはいいゲームだった」
- 199ydsを許したラン守備についてNTハワード・グリーン。 「この課題には対処していかないと。個人的にもいい出来じゃなかった。あちらはいろいろなブロッキングを織り交ぜ、それが結果につながった。ギャップ・ブロッキングが多かったよ。センターやガードのプルがすごく多かった。それは予想していたけど、先週フィルムで研究したのとは違う形だった。バック(RBカリル・ベル)はホールを見つけて適切なカットをし、行くべき場所に行った。そしてハードに走った。とてもハードにね」
- 後半はOLBウォルデンに代わってドラフト外ルーキーのOLBヴィック・ソートが何度か右OLBに入った。
- DB4人のままSSペプラーを外してCBシールズを入れる”Corner Okie”パッケージの場面あり。
- 足首負傷中とはいえ、WRデヴィン・ヘスターのリターンをほぼ完封できたのは大きな成果。 「彼が史上最高のリターナーの1人だということを考えれば、僕らはかなりよく彼をコンテインしたと思うよ」とCBジャレット・ブッシュ。
- 第3週の対戦ではベアーズのトリックプレーであやうくパントリターンTDを許しそうになったが(ビデオ)、今回もWRヘスターがちょっとした手品を披露した。第3Q、キックオフを捕ってエンドゾーンでニーダウンするそぶりを見せ、しばらく動かず、そこからリターン。さいわい20yds地点で倒すことができ、タッチバックと同じ結果になった。
- ホーム12連勝は球団史上5番目の長さ。
- 今季パッカーズが奪われたターンオーバーはわずか12回(インターセプト7・ファンブルロスト5)。球団史上ベストは2009年の16回だったが、今季はそれを下回りそうだ。といってもパッカーズは今季NFLベストではなく2位で、49ersはわずか10回。
- パッカーズが反則ゼロだったのは1990年11月25日のバッカニアーズ戦(@ミルウォーキー)以来21年ぶり。
- パッカーズは300試合連続チケット売り切れを達成(1960年以来)。ご存知のようにシーズンチケットだけで毎年全席完売しているので、毎週の売れ行きを心配する必要はない。
- キックオフまでのスタジアムの様子をまとめた"Sights & Sounds"。アトリウム前の巨大クリスマスツリーも美しい。
- 試合直後にサンタ姿でインタビューを受けるDEジャリアス・ウィン。(ビデオ)