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Packers 14 - 19 Chiefs
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月19日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (13-1) |
0 |
0 |
7 |
7 |
14 |
Chiefs (6-8) |
6 |
0 |
3 |
10 |
19 |
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かなりのパッカーズファンがつめかけたアローヘッドスタジアム。天気は晴れ、気温10℃と暖かいが、風がやや強い。パッカーズはRB2人の欠場でRBグラントとFBクーンだけ。RGシットンとILBホークは復帰している。序盤からチグハグだったオフェンスが最後まで立て直せず、粘っていたディフェンスも最後に崩れて完敗。今季の連勝は13、昨季からの連勝も19でストップした。プレーオフ第1シードの確保もおあずけとなった。
チーフスは元DENのQBカイル・オートンが移籍初先発し、ラン・パスとバランスの取れたオフェンスを展開。パッカーズディフェンスはヤードを許しながらもレッドゾーンで踏みとどまって3点に抑えるが、オフェンスが落球などミスばかりで得点を奪えない。第3QにようやくTDドライブを成功させてリードを奪ったが、その後再び前半と同じ展開に陥り、第4Q半ばに初TDを許してダメを押される。残り2分強でようやくTDを返すが、最後の相手オフェンスを止められず万事休す。
心配なのはオフェンシブラインのケガ人。RTブライアン・ブラガがヒザを捻挫(重くなさそうに見える)して退場したあと、代役RTに入った新人デレク・シェロッドがスネ?を骨折してシーズンエンドとなってしまった。
第1Q
- KC陣20 : ランが止まって3rdダウン8、WRカッパーへの10ydsパスで1stダウン。RBマクラスターの7ydsラン、RBジョーンズの6ydsラン、WRカッパーへの10ydsパスでGB陣へ。3rdダウン5からFBマクレインへの9ydsパス、RBジョーンズへのスクリーンパス27ydsでゴール前04ydsへ。しかし3rdダウンでパスが通らず、19ydsFGで先制。
- GB陣25 : 3rdダウン3でTEフィンリーへのパスは通らず、しかしラフィングザキッカーで1stダウン。RBグラントのラン3回でKC陣へ。しかしサック8ydsが響いて3rdダウンもパス失敗。59ydsFG失敗はKC12メン反則で蹴り直しとなるが、54ydsFGも失敗。
- KC陣44 : WRブレストンへの12ydsパス、RBマクラスターの3ydsラン、WRブレストンへの8ydsパス、FBマクレインへのスクリーンパス12ydsでレッドゾーンへ。3rdダウン6からのパスは通らず、32ydsFGで3点追加。
- GB陣20 : GBパスインターフェア、TEフィンリー落球、WRコブへの13ydsパスで第2Qへ。
第2Q
- 3rdダウン7、WRコブへの16ydsパスで1stダウン。RBグラントの4ydsラン、TEフィンリー落球、WRジョーンズへの8ydsパスでKC陣へ。連続パス失敗で3rdダウン10、WRドライバー落球でけっきょくパント。
- KC陣15 : WRボウへの15ydsパス、WRボウへの14ydsパス、3rdダウン5からWRボウへの7ydsパスでさらに1stダウン。RBバトルへのスクリーンパス7yds、WRボウへの15ydsパス、WRブレストンへの14ydsパスでレッドゾーンへ。2ndダウン1からランが3回止まってギャンブル失敗。
- GB陣03 : FBクーンのノーゲイン、WRドライバーへのパス失敗で3rdダウン10、WRジョーンズへのパスは9yds止まり。
- KC陣17 : RBマクラスターのラン2回で3rdダウン5、スクリーンパスは3yds止まり。
- GB陣09 : 残り47秒。RBグラントの18ydsラン、スパイク、WRコブへの8ydsパス、WRジョーンズ落球でけっきょくパント。
- KC陣20 : ニーダウンで前半終了。
第3Q
- GB陣12 : RBグラントの13ydsラン、WRコブ(ワイルドキャット)の4ydsラン、RBグラントの5ydsランで3rdダウン1、FBクーンのランが止まってパント。
- KC陣05 : RBジョーンズの4ydsラン、2ydsランで3rdダウン4、ドローがロスに終わって3&アウト。
- GB陣46 : RBグラントの6ydsラン、TEフィンリーへの40ydsパスでゴール前07ydsへ。投げ捨て、QBスクランブル5ydsのあと、WRドライバーに2ydsTDパス成功で逆転。
- KC陣11 : TEポープへの39ydsパス、ロングパス失敗、WRボールドウィンへの17ydsパスでFG圏内へ。RBジョーンズの5ydsラン、KCイリーガルシフト、スクリーンパスが4ydsロスで3rdダウン14、FBマクレインへのパスは9yds止まり。46ydsFG成功で再び逆転。
- GB陣22 : RBグラントへの6ydsパス、QBスクランブル19yds、RBグラントの1ydラン、TEフィンリーへの12ydsパスでKC陣へ。フォルススタート、ロングパス失敗、RBグラントへのスクリーンパス7ydsで最終Qへ。
第4Q
- 3rdダウン8、TEフィンリーへのパスは通らず、4thダウンギャンブルもパス失敗に終わる。
- KC陣39 : WRブレストンへの16ydsパス、FBマクレインの9ydsラン、TEポープへの33ydsパスでゴール前03ydsへ。RBジョーンズの2ydsロス、パス失敗、フォルススタートで3rdダウン10、RBマクラスターへのパスは2yds足りず、20ydsFG成功で5点差に。
- GB陣20 : RBグラントの3ydsラン、22ydsパスで1stダウン。パス失敗(RTシェロッド負傷)、RBグラントのノーゲインで3rdダウン10、サックされてパント。
- KC陣34 : WRブレストンのエンドアラウンド25yds、WRボウへの13ydsパス、FBマクレインの7ydsラン、TEベクトへの16ydsパスでゴール前05ydsへ。ラン2回でゴール前01ydに進み、最後はRBバトルが1ydTDラン。
- GB陣20 : サック0yds、WRコブへの14yds、GBイリーガルモーション、サック、WRネルソンへ22ydsパス、FBクーンへのスクリーンパス11ydsでKC陣へ。GBフォルススタート、TEフィンリーへの31ydsパスでレッドゾーンへ。WRネルソンへの7ydsパスのあと、QBロジャースがスクランブルで8ydsTDラン。5点差。
- オンサイドキック失敗でKC陣44 : RBジョーンズの6ydsラン、2ミニッツ明けに7ydsランで1stダウン(GBタイムアウト#1)。RBバトルの4ydsラン(GBタイムアウト#2)、15ydsラン(GBタイムアウト#3)でさらに1stダウン。ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Chiefs |
Points |
14 |
19 |
Total Yards |
315yds |
438yds |
First Downs |
16回(ラン5・パス10・反則1) |
23回(ラン5・パス18・反則0) |
Rushing |
102yds (18回・平均5.7) |
139yds (39回・平均3.6) |
Passing |
235yds (17/35・1TD・0INT) |
299yds (23/31・0TD・0INT) |
Sacked |
4回22yds |
0回 |
3rd Down Efficiency |
6/14 (43%) |
4/12 (33%) |
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Turnovers |
0回 (INT0/FUM0) |
0回 (INT0/FUM0) |
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Field Position |
自陣20yds |
自陣25yds |
Punt |
5回53.4yds(ネット46.2yds) |
2回49.5yds(ネット49.5yds) |
Kickoff Return |
3回平均22.7yds |
1回22yds |
Punt Return |
1回0yds |
3回平均12.0yds |
Field Goals |
0/1 |
4/4 |
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Penalty |
5回35yds |
7回55yds |
Time of Possession |
23分49秒 |
36分11秒 |
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。
- 第4Q初め、敵陣39ydsでの4thダウン8でギャンブルを敢行するが、TEフィンリーへのパス失敗。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはゼロ。
- 第2Q、GB陣03ydsでの4thダウン1でギャンブルを敢行するが、RBバトルのランはノーゲイン。
- 先発QBアーロン・ロジャースは17/35、235yds、1TD、0INTでレーティング80.1。今季初めて100を割った。
- フリーになれないレシーバー、イージーなパス落球、コンスタントなプレッシャー、逆にQBがプレッシャーを感じすぎて投げ急ぎ、風でコントロールが狂うなどなど。さまざまな要素でパスオフェンスがリズムに乗れないままゲームが終わってしまった。
- 前半はレシーバー陣が落球を連発。TEフィンリーが4回、WRドライバーが1回、そのほかにも際どいパスがことごとく確保できなかった。
- QBスクランブルはタッチダウンを含む3回32ydsと有効だった。
- 今季パスTDが40回となり、シーズンTD数の球団新記録を樹立。これまでの最多は1996年ブレット・ファーヴの39回だった。(リスト)
- チームラッシングは18回102yds(平均5.7)、1TD。QBを除くと13回70yds(平均5.4)。
- RBスタークスとRBセインは欠場し、おそろしく層が薄くなっている。
- 先発RBライアン・グラントは12回66yds(平均5.5)。レシービングでも3回35ydsと活躍。ランはコンスタントに出ていたが、そこでランを繰り返していけないところがつらいところ。
- FBジョン・クーンは2回0yds。第3Q冒頭、3rdダウン1でのランが止まったのが痛かった。レシービングは1回11yds。
- WRランドール・コブはワイルドキャットからの4ydsランがあった。(QBロジャースはサイドラインに)
- WR/TE陣は以下のとおり。やはりWRジェニングス不在の影響は大きかった。
- トップWR3人(53yds)を合わせてちょうど新人WRコブと同じ数字。
- WRジョーディ・ネルソンは2回29ydsのみ。WRジェニングス不在時のエース役を果たすことができなかった。パスインターフェア2回、イリーガルモーション1回とオフェンスの足を引っ張った。
- WRドナルド・ドライバーは2回7ydsのみ。第2Qにはイージーな落球あり。
- WRジェームズ・ジョーンズは2回17yds。
- 新人WRランドール・コブは4回53yds。来たボールをすべてキャッチし、もっとも安定感ある働きだった。
- TEジャーマイケル・フィンリーは3回83yds。前半に落球が4回ほどあったほか、難しいボールをことごとく捕れず、オフェンス不調の元凶となった。第3Qにようやく41ydsをキャッチしたが、ターゲット10回でキャッチわずか3回。
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- RGジョシュ・シットンが3試合ぶりに先発復帰。
- 第3QにRTブラガが退場すると、シェロッドがRTに入った。
- 第4Q、そのRTシェロッドも左脚の大ケガで退場。LGラングがRTに回り、ディートリック=スミスがLGに。
- 被サックは4回22yds。パスプロテクションが不安定でQBは苦しかった。
- ランブロッキングはよかった。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- NTピケット(脳震盪)に代わってNTグリーンが先発。
- ILBビショップ(ふくらはぎ)に代わって新人ILB D.J.スミスが3試合連続先発。
- 新人CBデヴォン・ハウスが久しぶりにアクティブ登録。
- パス守備はQBカイル・オートンを相手に23/31、299yds、0TD、0INTのレーティング104.1。
- パッカーズ守備のサックはゼロ。パスラッシュ不足は深刻で、QBに十分な時間を与えてしまった。プレーアクションも有効だった。これだけQBに時間があると、どうしてもレシーバーはフリーになる。
- 前半はRBへのスクリーンパス、後半はTEポープへの39ydsパス、33ydsパス、TEベクトへの16ydsパスなどTEへの長めのパスがよく通った。
- ラン守備は(ニーダウン4回を除いて)35回144yds(平均4.1)とまずまず。
- ランが出なくても根気よく繰り返してくるので、プレーアクションが有効になった。
- 先発RBトーマス・ジョーンズは15回48yds。(平均3.2)
- RBジャッキー・バトルは10回37yds(平均3.7)、RBデクスター・マクラスターは5回14yds(平均2.8)。
- WRブレストンはエンドアラウンドで25yds。
- 反則は5回35ydsと少なめだったが、オフェンスのリズムを崩すものが多かった。チーフスの反則は7回55yds。
- 第1Q、WRネルソンがパスインターフェア。(その他にもディクラインされたパスインターフェアあり)
- 第2Q、パントリターンの際にCBブッシュがホールディング。
- 第3Q、RTシェロッドがフォルススタート。
- 第4Q、WRネルソンがイリーガルモーション。
- 第4Q、LTニューハウスがフォルススタート。
- キックオフリターンはWRランドール・コブが3回平均22.7yds。
- パントリターンはWRランドール・コブが1回0yd。
- Pティム・マステイのパントは5回平均53.4yds、ネット平均46.2ydsと素晴らしかった。バウンドに助けられた71ydsの大パントもあり、第3Qまで9失点でしのぐことに大いに貢献していた。
- Kメイソン・クロスビーは最初のシリーズで54ydsのフィールドゴールを蹴って失敗。その直前に59ydsを蹴って右に外し、相手反則で5yds進んで蹴りなおしたのに、まったく同じように右に外したのがちょっと残念。これが決まっていれば、その後の展開は違っていたかもしれない。
- パントカバレッジはCBハヴィアー・アリーナスを3回平均12.0yds。キックオフカバレッジはRBデクスター・マクラスターを1回22yds。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第3QにRTブライアン・ブラガが左ヒザを痛めて退場。明日MRI検査を行う。
- 第3Q末、RBグラントがどこかを痛めてトレーナーにチェックされる場面あり。すぐに復帰したが、万全ではなさそう。
- 第4Q、RTデレク・シェロッドが右脚を負傷し、カートに固定されて退場。(負傷箇所ははっきりしないが)骨折しており今季はもうプレーできない、とマッカーシーHCが語っている。
- アクティブ登録から外れたのは、QBハレル、RBスタークス(ヒザ/足首)、RBセイン(脳震盪)、WRジェニングス(ヒザ)、LTクリフトン(ハムストリング/背中)、NTピケット(脳震盪)、ILBビショップ(ふくらはぎ)。
- 今回のゲームキャプテンは、Cウェルズ、NTグリーン、LSグードの3人。(写真)
- パッカーズは19連勝の間、第4Qにリードされたことが一度もなかった(NFL新記録)。負けたのだから当然その記録も途切れた。