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Packers 49 - 23 Broncos
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月 3日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Broncos (1-3) |
3 |
14 |
0 |
6 |
23 |
Packers (4-0) |
14 |
14 |
14 |
7 |
49 |
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気温19℃、秋晴れのランボーフィールド。いまや毎年恒例となった乳がん月間で、選手もコーチもどこかにピンクを身に着けている。序盤からTDを重ねたパッカーズオフェンスはトータル507ydsの大爆発でブロンコスを粉砕、ディフェンスも4つのターンオーバーを奪って追い上げを許さなかった。パッカーズは昨季16週から数えてこれで10連勝。
最初のシリーズでパッカーズはギャンブル失敗から先制FGを許すが、その後はCBウッドソンのINTリターンTDやサプライズ・オンサイドキック成功をはさんで連続3タッチダウン。第2Qにはフリーフリッカーのビッグプレーから連続TDパスを許して4点差とされたものの、前半2ミニッツでTDシリーズを成功させて再び大量リード。後半も3TDを積み重ね、最後はQBマット・フリンを投入する余裕の采配でらくらく逃げ切りに成功した。
CBチャンプ・ベイリーを欠くブロンコス相手に、QBロジャースはNFL史上初の400ydsパス、4TDパス、2TDランとやりたい放題。TEフィンリーは徹底マークで抑え込まれたものの、かわりにWR4人が1つずつTDパスキャッチを決めた。WRドライバー(ヒザ)とLTクリフトン(すね)が負傷退場したが、どちらもすぐに復帰している。
第1Q
- DEN陣16 : ロングパス失敗、RBマゲイヒーの5ydsラン、パス失敗で3&アウト。
- GB陣31 : 3rdダウン5からWRジェニングスへの43ydsパスでFG圏内へ。しかしWRネルソンへの9ydsパスのあと連続パス失敗で4thダウン、RBスタークスのランが止まってギャンブル失敗。
- DEN陣13 : RBマゲイヒーの4ydsラン、WRブランドン・ロイドへの9ydsパスで1stダウン。QBティーボウの1ydロスなどで3rdダウン7、WRロイドへの9ydsパスでさらに1stダウン。WRロイドへの17ydsパス、RBマゲイヒーの28ydsランでレッドゾーンへ。3rdダウン4からクイックパスは1ydどまり。27ydsFG成功で3点先制。
- GB陣21 : QBスクランブル1yd、WRドライバーへの5ydsで3rdダウン5、FBクーンへの6ydsパスで1stダウン。RBスタークスの2ydsラン、16ydsランのあと、WRネルソンに50ydsTDパス成功。
- DEN陣20 : RBマゲイヒーの5ydsラン、1ydランで3rdダウン4、CBウッドソンがINTリターンタッチダウン。
- サプライズ・オンサイドキックをWRネルソンが見事キャッチして成功。
- GB陣42 : WRネルソンへの7ydsパスで3rdダウン3となって第2Qへ。
第2Q
- TEフィンリーへの9ydsパスで1stダウン。RBスタークスの5ydsラン、スクリーンパス7ydsでFG圏内へ。WRコブへの14ydsパスのあと、QBロジャースの11ydsTDラン成功。
- DEN陣31 : RBマゲイヒーの2ydsラン、WRロイドへの18ydsパスの後、フリーフリッカーでWRロイドに44ydsパスが通ってゴール前5ydsへ。WRデッカーに5ydsTDパス成功。
- GB陣25 : サックが響いて3&アウト。
- DEN陣29 : 50ydsパス成功はDEN反則で取り消し。3rdダウン6からWRウィリスへの15ydsパスで1stダウン。次の3rdダウン3はQBスクランブル8ydsで成功。RBモレノの4ydsランのあと、WRデッカーに33ydsTDパスが通って4点差に。
- GB陣20 : WRジェニングスへの7ydsパス、RBスタークスの2ydsラン、QBスニークで1stダウンを取って2ミニッツ。QBスクランブル4yds、WRジェニングスへの18ydsパスでDEN陣へ。スクリーンパス不発(GBタイムアウト#1)、WRジョーンズへの14ydsパスでFG圏内へ。RBスタークスへの16ydsパスでレッドゾーンに入り(GBタイムアウト#2)、WRジェニングスに17ydsTDパス成功。
- DEN陣20 : ニーダウンでハーフタイムへ。
第3Q
- GB陣20 : TEフィンリーへの16ydsパス、WRネルソンへ16ydsパスでDEN陣へ。サック3ydsなどで3rdダウン13、WRジョーンズに18ydsパスが通ってFG圏内へ。TEフィンリーへの3ydsパスなどで3rdダウン7、DENパスインターフェアで1stダウン。WRネルソンへの9ydsパス、RBスタークスのノーゲインで3rdダウン1、FBクーンのランでゴール前09ydsへ。スクランブル1ydのあと、再び8ydsのスクランブルTD。
- DEN陣34 : RBマゲイヒーの2ydsラン、TEグリーンへの9ydsパスで1stダウン。WRロイドへの16ydsパス、RBマゲイヒーの10ydsランでFG圏内へ。3rdダウン7、パスキャッチしたTEフェルズがゴール前でファンブル、FSバーネットが拾って10ydsリターン。
- GB陣14 : QBスクランブル1yd、GBホールディングのあと、WRコブへのパスが61ydsのロングゲイン。RBスタークスへの9ydsパス、6ydsランでレッドゾーンに進み、WRジョーンズに16ydsTDパス成功。
- DEN陣27 : RBマゲイヒーの4ydsランなどで3rdダウン6、サック(ILBビショップ)が出てパント。
第4Q
- GB陣24 : スクリーンパスの際にGBパスインターフェア。スクランブル5yds、WRドライバーへの7ydsパスで3rdダウン8、WRジェニングスへの11ydsパスで1stダウン。WRジョーンズが弾いたパスがインターセプトに。
- GB陣40 : エンドゾーンへのロングパスをCBシールズがインターセプト、DEN陣46までリターン。
- DEN陣46 : RBスタークスの1ydラン、22ydsランでFG圏内へ。さらに3ydsラン、WRジェニングスへの7ydsパスでさらに1stダウン。RBスタークスの5ydsランなどで3rdダウン5、WRドライバーに8ydsTDパス成功。
- DEN陣23 : RBマゲイヒーの12ydsラン、6ydsラン、WRデッカーへの13ydsパス、RBマゲイヒーへの5ydsパス、RBボールの6ydsランでFG圏内へ。WRデッカーへの4ydsパスなどで3rdダウン6、WRロイドへの23ydsパスでゴール前08ydsへ。4thダウンとなってTEフェルズに7ydsTDパス成功。2ポイントはランが止まって失敗。
- GB陣40 : QBマット・フリン登場。RBアレックス・グリーンの8ydsラン、ノーゲインで3rdダウン2、WRコブが弾いたパスがインターセプトに。
- GB陣49 : RBボールへのスクリーンパス6yds、ノーゲインで2ミニッツ。WRデッカーへのパスをILBホークが弾き出し、SSペプラーがインターセプト。
- GB陣37 : RBグリーンの3ydsランのあと、ニーダウン2回で試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Broncos |
Points |
49 |
23 |
Total Yards |
507yds |
384yds |
First Downs |
26回(ラン7・パス18・反則1) |
18回(ラン5・13パス・0反則) |
Rushing |
111yds (28回・平均4.0) |
119yds (23回・平均5.2) |
Passing |
408yds (29/38・4TD・1INT) |
273yds (22/32・3TD・3INT) |
Sacked |
2回12yds |
1回8yds |
3rd Down Efficiency |
9/13 (69%) |
4/11 (36%) |
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Turnovers |
2回 (INT2/FUM0) |
4回 (INT2/FUM1) |
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Field Position |
自陣30yds |
自陣29yds |
Punt |
1回49.0yds(ネット49.0yds) |
2回49.0yds(ネット45.5yds) |
Kickoff Return |
2回平均29.5yds |
5回平均29.2yds |
Punt Return |
2回平均3.5yds |
0回 |
Field Goals |
0/0 |
1/1 |
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Penalty |
3回27yds |
3回24yds |
Time of Possession |
33分01秒 |
26分59秒 |
- オフェンスの犯したターンオーバーはINT2つ。
- 第4Q初め、WRジョーンズの弾いたパスがインターセプトに。強く高いボールだったが、これぐらいは捕ってほしいところ。(ビデオ)
- 第4Q残り2分46秒、ロングパスをWRコブが弾いてインターセプトに。3rdダウン2のラン状況でせっかくワイドオープンだったので、これはQBフリンがしっかり投げてやりたかった。(ビデオ)
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは4つ。
- 第1Q末、CBチャールズ・ウッドソンがINTリターンTD。浅いところへのWRデッカーへのパスを完璧に読んでコースに飛び出し、キャッチしてそのまま30yds走ってタッチダウン(ビデオ)。INTリターンTDはウッドソンにとって通算11回目。
- 第3Q、20ydsほどのパスをキャッチしたTEフェルズの後ろからILBビショップがファンブルフォース、FSバーネットが拾って10ydsリターン。自陣04ydsでの1stダウンになるところをILBビショップの好プレーが救った。(ビデオ)
- 第4Q、エンドゾーンへのパスをCBサム・シールズがインターセプト。NFC決勝最後のINTを思い出させるプレーだった。リターンも素晴らしい。(ビデオ)
- 同じく第4Q、WRデッカーの胸に収まったボールをILBホークが弾き出し、SSペプラーがインターセプト。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは29/38、408yds、4TD、1INTでレーティング134.5。(ハイライト)
- 両アウトサイドからのDEデュマヴィルと新人OLBヴォン・ミラーのパスラッシュが怖いので、早めに投げるか逃げ出すかする方針だったようだ。
- 3rdダウン成功率69%(ラン含む)が大量得点の原動力に。
- QBスクランブルは9回36yds、2TD。第2Q初めにはTDランを決めておなじみ”ベルト!”のセレブレーション(ビデオ)。第3Qにもスクランブルから8ydsのTDラン。ゴールライン寸前で倒されたとの判定だがチャレンジで覆った。(ビデオ)
- 1試合で400ydsパス、4TDパス、2ラッシングTDを決めたQBはNFL史上初。プレーオフを含めたこの15試合で4330yds、37TD、6INT。
- キャリア通算レーティングがこれで100.09に。
- チームラッシングは28回111yds(平均4.0)、2TD。QBを除くと17回75yds(平均4.4)。
- 先発RBジェームズ・スタークスは13回63yds(平均4.8)。レシービングでも5回38yds。キレキレとはいかないが、先週と比べて思い切りがよかった。
- RBアレックス・グリーンは試合が決まった最終盤にNFL初キャリー。3回11yds。
- FBジョン・クーンは1回3yds。3rdダウン1でしっかり1stダウンを更新した。
- WR/TE陣は以下のとおり。上位WR4人が仲良く1TDずつを挙げた。
- WRグレッグ・ジェニングスは7回103yds、1TD。第2Qの17ydsタッチダウン(ビデオ)は完全に相手カバレッジのミス。前半だけで85yds。100ydsゲームは通算20回目。
- WRジョーディ・ネルソンは5回91ydsと非常に安定感ある働き。第1Qの50ydsTDは1on1でなかったが相手セーフティのカバーが遅かった。(ビデオ)
- WRドナルド・ドライバーは3回20yds、1TD。第2Q初めにヒザを負傷して退場したが、後半最初から復帰して観客を喜ばせた。第4Qには今季初タッチダウンを決めてランボーリープ。逆リード気味の低い剛速球をよく捕ってくれた。(ビデオ)
- WRジェームズ・ジョーンズは3回48yds、1TD。今季初タッチダウンはQBロジャースのピンポイントパスだった。(ビデオ)
- 新人WRランドール・コブは2回75yds。第3Qの61ydsパスキャッチが見事だった。(ビデオ)
- TEジャーマイケル・フィンリーは徹底マークに遭って3回28ydsどまり。
- 今回もTEフィンリー以外のTE陣はパスキャッチ機会なし。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGラング、Cウェルズ、RGシットン、RTニューハウス(ブラガの代役)。
- パスプロテクションはまずまず。アウトサイドは不安があったが、インサイドを押し込まれないのでポケットの中でステップアップして投げるのが容易だった。
- 被サックは2回。最初の被サックはスクリーンパスをやろうとしてRTニューハウスがOLBヴォン・ミラーに抜かれたもの。第3QにもRTニューハウスがOLBミラーに抜かれてサック。
- ランブロッキングは先週ほどは穴を開けられなかったが、まずまずといったところ。
- 第4Q、LTチャド・クリフトンが負傷退場し、1巡指名LTデレク・シェロッドが初登場。右へのクイックパスでまったく関係なかった。LTクリフトンは1プレー休んだだけで復帰し、若手にチャンスを与えないプロ根性を見せた。
- パス守備はQBカイル・オートンを相手に22/32、273yds、3TD、3INTのレーティング87.1。
- パス守備は相変わらずターンオーバー頼みで、パントを2回しか蹴らせることができなかった。プレッシャー不足にカバレッジ不安定。CBシールズもCBトラモン・ウィリアムズもよくない。WRブランドン・ロイドに8回136ydsを許した。
- パッカーズ守備のサックは1回8ydsのみ。第3Q末、OLBマシューズが追い詰めてかわされたものの、ILBビショップが倒した。
- 第2Qに喰らったフリーフリッカー(44ydsパス)はRBノーション・モレノのフェイクが秀逸で、FSバーネットが完全に裏をかかれた(ビデオ)。21-3リードした直後、このプレーをきっかけに2TDパスを許した。
- 先発復帰2試合目のSSチャーリー・ペプラーは先週ほど悪くはなく、終盤には2回連続で好カバレッジがあった。
- ラン守備は23回119yds(平均5.2)を許し、今季もっとも苦しんだ。
- 先発RBウィリス・マゲイヒーは15回103yds。大量リードのおかげで後半はラン機会が少なかった。
- 第1Q、3番手QBのティム・ティーボウが登場し、ショットガンから中央を走ったが1ydロス。あちらには「ティーボウを使え」と声高に叫ぶファンがいるのでヘッドコーチも大変な立場。
- 反則は3回27ydsと少なく、先週と違いプレ・スナップの反則が1つもなかった。ブロンコスも3回24ydsのみ。
- 第1Q、パントリターンの場面でRBアレックス・グリーンがイリーガルブロック。
- 第3Q、Cウェルズがホールディング。彼にとって今季初の反則。
- 第4Q、WRジェニングスがパスインターフェア。
- キックオフリターンはWRランドール・コブが2回平均29.5ydsとまずまず。
- パントリターンはWRランドール・コブが2回平均3.5ydsのみ。
- Pティム・マステイのパントは1回49yds、リターンなし。
- Kメイソン・クロスビーはFG機会なし。
- 第1Q、サプライズ・オンサイドキックが見事に成功。Kクロスビーが完璧なボールを蹴り、WRネルソンが高いところでしっかりキャッチ。相手カバーチームは完全に虚を突かれ、リターナーの方向に動き出していた。
- パントを1回しか蹴らずにすみ、パントカバレッジは1回、ダウンのみ。キックオフカバレッジはWRクアン・コスビーを倒すのにやや手こずり、最長37ydsを含む平均29.25yds。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第2Q初め、WRドライバーがヒザを負傷して退場したが、後半初めから復帰。QBロジャースがエンドゾーンに駆け込んだ瞬間、相手選手の低い回し蹴りをスネに喰らった。マッカーシーHCは「ヒザの打撲」と表現しているが、捻挫ではないか。本人が「腱に損傷があるかどうかは明日の検査で」と話したようだ。
- 第4Q、LTクリフトンがいったん退場したが1プレーだけで復帰。スネを打っただけとのこと。
- アクティブ登録から外れたのは、RBライアン・グラント(腎臓打撲)、RTブライアン・ブラガ(ヒザ)、DEマイク・ニール(ヒザ)、OLBフランク・ゾンボ(肩甲骨骨折)、OLBブラッド・ジョーンズ(ハムストリング)、OLBジャマリ・ラティモア(肩)、FSニック・コリンズ(首)。
- CBチャールズ・ウッドソンはキャリア通算11回目のINTリターンTD。これでダレン・シャーパーに並び、史上1位のロッド・ウッドソン(12回)に迫った。(リスト)
- パッカーズはプレーオフ含めて10連勝。球団史上最長は1961年から62年にかけての12連勝。
- 今回からファン入場の際のセキュリティ・チェックに金属探知機(写真)が加わり、長蛇の列ができた。(写真)