グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年8月31日
今年の公開練習もいよいよこれが最後。次に選手たちがファンの前で練習するのは来年春のことになる。この日はパッドなし、ヘルメットに短パン姿で、75分間の短い練習だった。
トレーニングキャンプを振り返ってマイク・マッカーシーHC。「今年はこれまでで最もイージーな内容だった。身体的に言ってね。就任1年目を思い出すと、(そんなに負担をかけるなんて)自分は何を考えてたんだ、と思ってしまう。今はプレー数が少ないし、予定していた練習が(ファミリーナイトの雷雨やホワイトハウス訪問で)できない日もあった。ただ時間は短くなったが、より賢く練習できていると思う。とくにこの2週間は、シャープなテンポでドリル・ワークができている。その点では間違いなく目標に到達した。最初の2週間はそうでなく、時間の割に内容がずっと薄かった」
選手を代表してCスコット・ウェルズ。「トレーニングキャンプに関して、僕は”イージー”という言葉はけっして使わないね(笑)。ひどい形容詞だよ。限られた時間で内容の濃い練習をさせるという点において、コーチたちは素晴らしい仕事をしたと思う」
- 前日の練習の様子をまとめた"Sights & Sounds"。
- チーフス戦ではジョー・フィルビンOCがオフェンスのプレーコールをする、とマッカーシーHC。普段は自分がプレーコーラーを兼ねているため、マッカーシーHCは毎年1試合こうした機会を作ってOCに経験を積ませている。
- 昨日大事を取ったQBアーロン・ロジャース(足)が練習に復帰し、主にスカウトチームでQBマット・キャッセル役を務めた。
- QBグレアム・ハレルはテキサス工科大の”パス・ハッピー”なスプレッド・オフェンスでさまざまな記録(NCAA記録の通算134TDパスなど)を打ち立てたが、NFLからの評価は低く、大学を出て1年以上フリーのまま。昨夏パッカーズに拾われてからは着実な成長を見せている。
- TEフィンリー(足首)がいない間にTEアンドリュー・クウォレスが好キャッチを連発。股関節屈筋のケガで出遅れたときはロースター入りの危機とも言われたが、最近はそうした声も聞かれなくなった。まだ不安定な部分は多いが。
- 今夏ずっとニック・マクドナルドが2番手センターを務めてきたが、プロ2年目の成長はいま一つ。イヴァン・ディートリック=スミスにも逆転のチャンスは残っているとする記者もいる。C/Gジェイソン・スピッツがいなくなってインサイド3ポジションの控えが頼りない。
- 6巡指名OGケイレブ・シュローダロフはコルツ戦での出来がひどかったため、今週は3rdチームに降格されているらしい。ドラフト外のOGレイ・ドミンゲスはこのままロースター入りなるか。
- Press-Gazette紙の集計による1on1パスラッシュドリル最終成績はこちら。
- 熾烈な控えCB争いについてジョー・ウィットCBコーチ。 「コーチは何も決めなくてもいい。父(オーバーン大の元LBコーチ)からそう教わったし、フットボールのいいところだ。けっきょくのところ、誰が残るのか決めるのは選手たち。いいプレーをする者が残り、そうでないものがいなくなる」
- OLBクレイ・マシューズとCBチャールズ・ウッドソンは休養日。ゲームも欠場するのだろう。
- DE C.J.ウィルソンは昨日練習に復帰したが、1stチームには引き続きDEジャリアス・ウィンが入っている。
- 昨年と比べて最も成長した1人はPティム・マステイで、これでパッカーズは当分パンターの心配をせずに済む、という声が圧倒的。50yds超を連発するだけでなく、サイドライン際を狙うディレクショナル・パント、敵陣レッドゾーンに弱く落とすプーチパントも非常にいい。ゴルフに例えて「全てのクラブをうまく使いこなしている」と評する記者も。
- ケガ人情報は以下のとおり。
- QBアーロン・ロジャース(足)は1日休んだだけで復帰。先日のコルツ戦でヒザを打撲したWRジョーディ・ネルソンも復帰している。
- 昨日途中退場したWRランドール・コブ(ヒザ打撲)とTEライアン・テイラー(股関節屈筋)は休んでいる。
- 引き続き休んでいるのは、WRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ打撲)、TEジャーマイケル・フィンリー(足首捻挫)、OTクリス・キャンベル(肩)、DEマイク・ニール(ヒザ)、DEローレンス・ガイ(脳震盪)、OLBフランク・ゾンボ(肩甲骨骨折)、Sアンソニー・レヴィーン(脳震盪)。
- Denver Post紙によると、この4月から7月末までの5か月間で最も売れたNFLジャージは1位QBアーロン・ロジャース、2位OLBクレイ・マシューズ、3位Sトロイ・ポラマルとのこと。