グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年8月 9日
休養日明けの練習は、雨天のため今年初めて屋内練習場ドン・ハトソン・センターに。この2年間で初めてのことで、チームは気の毒なファンを少しずつ屋内練習場に招き入れて見学させている(写真)。壁には13個目のチャンピオン・バナーが加わっていた。(写真)
- 大事を取って数日間休んでいたWRジェニングス(股関節屈筋)、OLBマシューズ(でん部)、CBトラモン・ウィリアムズ(股関節屈筋)が練習に復帰している。
- ファンブル、キャッチミス、フォルススタートなど凡ミスの多かったオフェンスについてマッカーシーHC。「紙の上では優秀なチームでも、十分なレベルにはまだ程遠い。我々はそのことを理解している。やるべき仕事は多い」
- オフェンス
- 3番手QBグレアム・ハレルは肩が弱くコントロールもイマイチ。NFLで(控えであっても)一人前のQBになれるとは思えない、とする見方が多い。2番手QBマット・フリンもはっきりした成長を見せているとはいえないが、「彼はいつも本番の方がいいからプレシーズンゲーム待ち」との声あり。
- この日のRB陣はスタークスがファンブル2回、グラントがファンブル1回とスロッピーな内容で、マッカーシーHCは不機嫌な様子。「オフェンスはファンダメンタルおよびボール・セキュリティにおいて、よい練習ではなかった」
- QBロジャースからFBジョン・クーンにTDパスが通り、ファンから「クーーーーーーーン」の合唱。
- オフェンス側がリードして終盤を守りきる4ミニッツ・オフェンスの練習では、5巡指名TE D.J.ウィリアムズがILBビショップを相手に素晴らしいパスキャッチを見せ、貴重な1stダウンを獲得した。
- 充実したWR陣の中で「その他大勢」の選手たちが加われるのは6番手争い。その中ではWRチャスティン・ウェスト(昨年プラクティス・スクワッド)が好プレーを続け、WRスウェインを脅かしている。パントチームでもスウェインとローテーションし、今や同格扱いのようだ。
- そろそろタックルに戻すべきでは、という声も出てきた1巡指名デレク・シェロッドだが、今回も1stチームの左ガードのまま。しかしこの日の1on1パスラッシュドリルでは、左ガードとしてNTラジ(容易ではない)とDEニールに勝ち、左タックルとしてOLBウォルデンに勝ち、今夏最高の内容だった。
- LTクリフトンは11on11のチーム・ドリルに参加せず、マーシャル・ニューハウスが左タックルに。充実したプレー内容からしても、現時点ではシェロッドでなく彼が2番手LTといっていい。ただ、肩を捻挫して退場したのが心配。
- 6巡指名ケイレブ・シュローダロフは不慣れな右ガードばかりやらされていたが、この日は本職の左ガードを何度かプレーしていた。
- スペンサー・ヘイヴナーはタイトエンドのまま。ラインバッカーへの再コンバートはなしか。
- ディフェンス
- DEマイク・ニールは開幕スターターに向けて順調。「非常によくやっていると思う。今日はとくによかったし、ケガはもう過去のものだと思いたい。フル参加できるようになって日が浅いが、彼はいいスタートを切った」
- 三つ巴の右OLB争いは今週もローテーション起用を続け、この日はフランク・ゾンボが1stチーム。誰が優勢なのか、コーチ陣はまだ一度も口にしていない。
- 6巡指名OLBリッキー・エルモアは主に左サイドでプレーしているが、まだ目立った活躍を見せていない。ドラフト外のOLBジャマリ・ラティモア(ミドルテネシー)やOLBヴィック・ソート(ブリガムヤング)はときおり光るものを見せているらしい。
- CBチャールズ・ウッドソンは2ndチームでも何度かプレーしていた。プレシーズンゲームにあまり出さないぶん練習量を増やしているのでは、とPress-Gazette紙。例年彼はプレシーズンゲーム初戦は出場しない。
- 昨年と比べてあまり目立たないCBサム・シールズだが、この日は好カバレッジを連発した。
- 評価上昇中のドラフト外ルーキー、CBブランディアン・ロスは1stチームのニッケルに入る場面も。いっぽう昨年プラクティス・スクワッドにいたCBジョシュ・ゴーディは今夏いいところなし。
- スペシャルチーム
- パントリターナーは依然としてWRランドール・コブが1番手。やすやすとキャッチする能力は天性のもの、という評判だ。これまでリターナー候補として期待された新人がどれだけパントのキャッチングでつまずいてきたことか。
- パントカバレッジの1stチームは、CBブッシュ、CBリー、ILBフランソワ、OLBウォルデン、LSグード、TEクラブトリー、FBクーン、OLBジョーンズ、WRスウェイン(またはWRウェスト)、SSペプラー(またはSSバーネット)、Pマステイ。 FBクーンはパンターのすぐ前でボディガード役を務める。
- サイドラインで見学中の新人CBデヴォン・ハウス(ハムストリング)に対し、CBジャレット・ブッシュがスペシャルチームの細かいテクニックを指導している。
- Pティム・マステイは29ydsのシャンクがあったが、それ以外はすべて50yds超。屋内練習場の天井に当てたパントもあった。ハングタイム平均4.39秒と申し分なし。
- ケガ人情報は以下のとおり。
- 練習に復帰したのは、WRジェニングス(股関節屈筋)、DEローレンス・ガイ(脳震盪)、OLBマシューズ(でん部)、CBトラモン・ウィリアムズ(股関節屈筋)、Kクロスビー(足首)。
- 新たなケガ人は、WRスウェイン(ハムストリング)、LTニューハウス(肩の捻挫)、ILBカーディア・ジャクソン(不明)。
- ファミリーナイトで負傷したS/CBブランドン・アンダーウッドはまだ松葉杖をついている。「ヒザの捻挫のため2、3週間かかる」とマッカーシーHC。
- Kメイソン・クロスビーはパッドを着けていたもののけっきょく出番なし。「足首を捻挫しているので、今週は慎重に進めていく。土曜のクリーヴランド戦に出場できるといいが」とマッカーシーHC。
- 引き続き休んでいるのは、OTクリス・キャンベル(不明)、OGエイドリアン・バトルズ(アキレス腱)、DEイーライ・ジョセフ(ハムストリング) 、OLBダイレル・ブリッグス(ハムストリング)、CBデヴォン・ハウス(ハムストリング)、S/CBアンダーウッド(ヒザ)、Kクロスビー(足首)。