過去の記事 |
2011年 >
07月 >
Day 1: 新人シェロッドが左ガードに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年7月31日
待ちに待ったトレーニングキャンプ初練習がレイ・ニチキ・フィールドで行われた。昼間に降った雨も上がり、素晴らしい天候でのキャンプイン。練習開始のホーンが響き渡ると、ファンから大きな歓声が上がり、"Repeat the Super Bowl !"のかけ声も。
- 初日・2日目はパッドなしの練習というルールなので、軽めのスタートなのは言うまでもない。
- 練習後の会見でマイク・マッカーシーHC。 「フィールドに出られるのは素晴らしい気分だし、ファンの雰囲気も素晴らしかった。良いフットボールの片鱗は見えた。しかし現実には、これが集合して初めてのチーム練習なんだ。予想したよりは良い練習だった。ファンブル等も少なかったし、転ぶ選手も少なかったのはいい兆しだ」
- オフェンスの陣容は以下のとおり。
- 注目の左ガードは1巡ルーキーのデレク・シェロッド。T.J.ラングは2ndチームだった。昨年のブライアン・ブラガはキャンプ半ばまで左タックルに専念したが、今年のシェロッドは最初から左ガードで先発争いをさせるつもりか。彼は2ndチームの左タックルでプレーする場面もあった。
- 新人T/Gシェロッドの左ガード挑戦についてマッカーシーHC。 「どのポジションでも競争を作り、ベストの5人をフィールドに送り出すのが我々の哲学だ。彼のプレーぶりを今後も見極めたい」
- 1stチームOL陣は左からLTクリフトン、LGシェロッド、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- 2ndチームOL陣は左からLTマーシャル・ニューハウス、LGラング、Cニック・マクドナルド、RGケイレブ・シュローダロフ(6巡)、RTクリス・キャンベル。
- ドラフト外ルーキーのOTレイ・ドミンゲスは右タックル。
- 1stチームで最初に走ったのはRBライアン・グラント。50ydsランでファンを沸かせる場面も。
- TEクウォレス不在(後述)もあって、5巡ルーキーのTE D.J.ウィリアムズがたっぷり出番をもらっている。「タイトエンドの役割の多様さを考えれば、D.J.とライアン(7巡指名TEテイラー)は初練習にしてはとてもシャープだった。まだアーロン(QBロジャース)とタイミングが合ってはいないが、それは無理もない。とくにD.J.は良いスタートを切った」
- WRグレッグ・ジェニングスは完璧なルート取りでQBロジャースからのロングパスをキャッチ。
- ディフェンスの1stチームは以下のとおり。
- 1stチームDL陣は左からDEピケット、NTラジ、DEウィルソン。DEマイク・ニール(肩)はまだ制限付き。
- 1stチームの右OLBにはフランク・ゾンボ。2ndチームにはエリック・ウォルデン。ブラッド・ジョーンズは左サイドでOLBマシューズの2番手に入っている。
- 6巡ルーキーのリッキー・エルモアやドラフト外のジャマリ・ラティモアが1stチームの右OLBで出番をもらう場面も。
- ストロングセーフティはSSチャーリー・ペプラー。ACL手術明けのSSバーネットは慎重なスタート。
- CBブランドン・アンダーウッドはセーフティもプレーしていたようだ。(大学でFS経験あり)
- Kメイソン・クロスビー、WRブレット・スウェイン、TEスペンサー・ヘイヴナーの3人は「8月4日ルール」のため練習に参加できず、サイドラインで見学している。WRスウェインとTEヘイヴナーはいったんFAとなって昨日再契約していた。(管理人が書き忘れた)
- Kメイソン・クロスビーは昼間のうちにセント・ノーバート大でキッキング練習をしてきたとのこと。
- パントリターナーに入ったのは、WRコブ、CBトラモン・ウィリアムズ、WRネルソン、WRシェイキー・スミソン(ドラフト外)、CBシールズ、FSコリンズ。
- Pティム・マステイはパントを7回蹴って平均44.7yds、ハングタイム4.4秒と文句なしの内容。Kクロスビー不在のためFG練習のキッカーも務め、38ydsを4回蹴って3回成功。ホルダーは新人WR/KRコブだった。
- キッカーについてマッカーシーHC。 「2番手キッカーはPマステイであり、他のキッカーを獲得することはしない。キッカーを兼任する間、パント練習の負担は減らす」
- 3巡ルーキーのRBアレックス・グリーンは背番号20を着けている。SSアタリ・ビグビーとの再契約はなさそう。
- 4巡ルーキーのCBデヴォン・ハウスはCBアル・ハリスでおなじみの背番号31。ドレッドヘアも同じだ。
- 6巡ルーキーのILB D.J.スミスは公称5フィート11(180cm)となっているが、実際は5フィート10強。パッカーズ取材19年間で最も小さいかもしれない、とPress-Gazette紙ピート・ドハティ記者。
- ケガ人(あるいはケガ回復)情報は以下のとおり。 「選手たちの体作りは非常によかった。今日の練習での大きなケガ人はいない」とマッカーシーHC。
- ヒザ半月板手術後の合併症で長引いたTEジャーマイケル・フィンリーはまだフル参加を控えているが、個人ドリルには参加。ルート・ランニングもキャッチングもスムーズにこなしている。「最初の3日間は練習量を制限する」とマッカーシーHC。
- ヒザ前十字靭帯断裂から復帰のSSモーガン・バーネットも個人ドリルだけ。
- CBチャールズ・ウッドソンはスーパーボウルで骨折した鎖骨を保護するハーネスか何かを内側に着用しているらしい。練習には問題なくフル参加し、インターセプトも決めていた。
- TEアンドリュー・クウォレスはでん部の屈筋を痛めていて、練習許可が下りていない。OLBダイレル・ブリッグス(ハムストリング)も同様。
- マッカーシーHCは次男ジョージ(ジェシカ夫人の連れ子)をフィールドに連れてきていた。(写真)