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Notebook: 選手インタビューから
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年7月31日
今夏初めてロッカールームが記者たちに開放され、選手へのインタビューが行われた。今キャンプ前半は夜の練習ばかりなので、毎日練習前の午後にこうした時間を設けるのかもしれない。
- 3巡指名のRBアレックス・グリーンも契約にサインし、めでたく10人全員が初日から練習参加できることになった。
- 昨季を棒に振ったケガについてRBライアン・グラント。 「これまで蓄積した消耗から回復することができ、キャリアが1年伸びたような感じだ。こんなに体調がいいのは久しぶりだよ。RB陣も入れ替わりが激しいし、慢心している余裕はない。昨年重要な選手が数多く負傷した中で、これは唯一よい結果だね。チームは大きな成果を残したけど、選手たちはすごくハングリーに復帰してくる。僕もジャーマイケル(TEフィンリー)も、昨年活躍した連中を押しのけようと、ものすごくハングリーだ」
- WRドナルド・ドライバー。 「(スーパーボウルでの足首負傷のとき)ヒザ頭が脱臼しなかったのが驚きだ、とドクターたちに言われたよ。ようやくウォーキング・ブーツから解放されたのが4月末。今は100%の状態」
- TEジャーマイケル・フィンリーによると、マッカーシーHCは選手たちにカラの額を見せ、ここに次の優勝記念写真を飾るのだ、と話したとのこと。
- プロ3年目のT.J.ラングは現時点で先発左ガードの最有力候補。 「このチャンスを大事にしたい。1つのポジションに専念できるのが理想だけど、ユーティリティ・プレイヤーになることも喜んで引き受ける」
- 昨季前半で肩を負傷して戦線離脱したDEマイク・ニールだが、今年はDEジェンキンズの後継スターターと目されている。 「フィジカルには合格したよ。もう100%ヘルシーだ。カレン(DEジェンキンズ)がいなくなるのは悲しい。彼からは昨年多くを学んだ。僕を脇へ引っ張っていって、『お前はすごい能力があるけど、使い方がわかってない』 と言ってくれた。常に僕にアドバイスしてくれた。僕のプレーがよくなったのも彼のおかげなんだ」
- 控えILB陣がごっそりといなくなったことについてILBデズモンド・ビショップ。 「より大きな責任を感じるのはたしかだ。今度は若い連中が僕をお手本にするわけだから。かつては僕も年上の選手を見て学んだ」
- SSチャーリー・ペプラー。 「モーガン(SSバーネット)との先発争いを楽しみにしてる。誰でもスターターになりたいし、自分こそスターターだという気構えは大事だ。彼とはおたがい良き友人だよ。(優勝したからといって)守る気持ちになることなく、ハンターのメンタリティを保つことは僕らベテランの大きな責任だ」
- 4巡指名ルーキーのCBデヴォン・ハウス。 「ウッドソンやトラモンのことは心から尊敬してる。でもあまり感激して固くならないように、疑問があればどんどん質問していくつもり」
- 不祥事(家庭内暴力で逮捕)にもかかわらず当面解雇を逃れたCBブランドン・アンダーウッド。公に謝罪したものの、事件の詳細についてはコメントを避けた。 「球団が僕を信じてくれたことに感謝している。過去ではなく現在と未来に集中したい」
- ロックアウト明けの特殊ルールにより、FAで再契約したKメイソン・クロスビーは(新労使協定が正式承認される)8月4日まではチーム施設で体を動かすことができない。「ウェイトを挙げることもできないんだよ。フィジカル的には何もできない。ロッカールームで仲間と過ごし、ミーティングに出て、あとはチームを見守るだけ。どこか他所でキッキング練習をするかも。合流したらすぐにやれるようにしておかないと。場所? セント・ノーバート大か、どこか高校を当たってみるよ」
- テッド・トンプソンGMも恒例の会見を行ったが、FA市場の具体的な話などしてくれるわけがない。ただ先日解雇した選手たち、とくにRTタウシャーとILBバーネットの功績を熱心に称賛している。
- RTマーク・タウシャーについて。 「真のプロフェッショナルであり素晴らしいバジャー(ウィスコンシン大)でありパッカーだった。資格ができしだいパッカーズ・ホール・オブ・フェイムに入るべき選手だ」
- ILBニック・バーネットについて。 「彼とも長い時間話し合った。8年にわたって素晴らしい働きをしてくれた選手だ。ここでの功績に感謝している。堂々と声を上げる選手で、チームにとって大きな存在だった」
- ILBブランドン・チラーについて。 「ニッケルLBの役割がいかに難しいものか、といった話を彼とした。現役時代に私は君のようなラインバッカーになりたかった、と彼に伝えた」
- DEジャスティン・ハレルについて。 「彼は(大きなケガが多く)一度も流れをつかむことができなかった。世間からの批判を浴びることもあったが、彼のせいではない。ジャスティンよりも(1巡指名した)私を批判すべきだ。彼は何も間違ったことはしていない」
- 「自分はクビを言い渡すより建築家のタイプだから、こうした仕事はつらい。しかし変化は避けられない。FA週間は飛ぶように過ぎていく」
- 「昨日スタッフはみなドラフト選手との交渉の真っただ中だった。RTタウシャーをはじめ、解雇のやり方が理想的な形でなかったとしたらそれは私の責任だ」
- RTマーク・タウシャーの退団によってCBチャールズ・ウッドソンが選手会のチーム代表に。選手たちは組合再結成承認の投票カードをCBウッドソンに手渡している。
- ジェフ・ブラムの辞任で空席となっていた広報部長にジェイソン・ウォーラーズが就任。グリーンベイ出身、アイオワ州立大およびオハイオ大学大学院卒の33歳で、過去9年間はバッカニアーズで働いていた。
- 毎年恒例のランニング大会"Packers 5K Run at Lambeau"が開催され、昨年より2000人多い約5000人もの市民ランナーが参加した。ランボーフィールドのアトリウム前をスタートし(写真)、周辺の道路を走って最後は再びスタジアム。フィールド周囲のフェンス沿いを走ったあと(写真)、駐車場でゴールとなる(写真)。マーフィ社長も一緒に汗を流していた。(写真)
- DEカレン・ジェンキンズはイーグルスとの契約に合意。総額$25ミリオンの5年契約との第一報だが、詳しいところはわからない。思ったより安かった、という声が地元記者には多い。
- DEジェンキンズとの再契約にはまったく興味を示さなかったパッカーズだが、WRジェームズ・ジョーンズに関しては値段しだいで興味がなくもない。パッカーズからのFA選手は思いのほか売れ行きが早く、残る高額契約候補はWRジョーンズだけとなった。
- 今年からカウボーイズに移ったジミー・ロビンソンWRコーチがサイドラインに飛び出してきたレシーバーと激突し、意識を失って病院へ運ばれた。詳細は不明。少なくとも、腕を動かす様子は目撃されている。