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Notebook: さらに3選手の移籍決定
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年7月29日
FA選手がめまぐるしく動くなか、パッカーズはKメイソン・クロスビーとの再契約以外動きはなく、おそらく今後も大きなFA補強はないはず。選手たちは木曜夕方にセント・ノーバート大の学生寮に集合し、金曜のキャンプ初日に備えている。(写真)
- ドラフト指名選手との契約が急ピッチで進行中。すでに5巡指名TE D.J.ウィリアムズ、6巡a指名OGケイレブ・シュローダロフ、6巡c指名OLBリッキー・エルモア、7巡a指名TEライアン・テイラーの契約合意が報じられている。
- RBブランドン・ジャクソンはブラウンズと総額$4.5ミリオンの2年契約。RBペイトン・ヒリスの控えで3rdダウンバックを務めることになった。こちらがマッチできない金額では決してないので、パッカーズはジャクソンを見送ってグラント、スタークス、新人アレックス・グリーンのトリオで行く方針を固めていたのかも。ジャクソンはこの2月、強引な手法で名高い代理人ドリュー・ローゼンハウスと契約したことで、ディスカウント価格で残留する見込みはなくなっていた。
- C/Gジェイソン・スピッツはジャガーズと3年契約。代理人が金額を吹聴しないということは、威張れる内容ではないのだろう。ジャガーズでは先発ガード争いをしつつ、Cブラッド・ミースター(34歳)の後継候補として控えるらしい。
- FBコーリー・ホールはセインツに決定。契約内容は不明。昨季末はFBトリオの中で実質3番手になってしまっていたので、残留の可能性は最も低いとみられていた。
- LGカレッジ、RBジャクソン、C/Gスピッツ、FBホールの移籍が決まったのに、最有力FA選手のDEカレン・ジェンキンズがまだ決まらない。レッドスキンズが手を引いてから、3-4DEのFA市場がソフトになってしまった印象。
- 関係筋の話によると、ILBブランドン・チラーはオフシーズン練習でハムストリング断裂という重いケガを負い、シーズン続行が危ぶまれるほどらしい。(この取材の時点で)パッカーズはILBチラーがキャンプに到着してチームドクターの診察を受けるのを待っているところ。
- 続報 : 現地金曜朝、パッカーズがILBブランドン・チラーを解雇したことが明らかに。ハムストリングのケガが悪かったのだろう。例年ならミニキャンプやOTAといったチーム行事で負傷してもそれを理由に解雇はできないが、今年はロックアウト中の個人練習でのケガであるため、解雇が可能となる。ILBチラーもまたロックアウトの犠牲者といえる。
- もしILBチラー不在となれば控えILB陣の層が非常に薄くなり、ILBニック・バーネット放出を決めたことが裏目に出てしまったかもしれない。かといってILBバーネットを控えにふさわしいサラリーで納得させるのはやはり難しい。まだ正式解雇はしていないが、引き戻すのは無理という見方が圧倒的。
- ILBチラーのケガが理由かどうかわからないが、昨季途中で加入したILBマット・ウィルヘルムとの再契約にパッカーズが動いているという一部情報も。
- 解雇の可能性のあったRBライアン・グラントだが、パッカーズは今週すでに$1.75ミリオンのロースターボーナスを支払ったことが明らかに。これで今季(契約最終年)の残留は確実になったと言えそう。