グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2011年4月26日

パッカーズのニーズまとめ

ポジションごとの「シーズン総括と展望」でも取り上げてきたが、今ドラフトでのパッカーズのニーズをかけ足でまとめてみた(FA解禁はドラフトの後と仮定)。ニーズといっても、「大きな穴があいてどうしようもない」というポジションはさいわい1つもなく、「できれば戦力アップしたい」ポジションと言った方がいいかもしれない。魅力的な選手が手に入るなら、ニーズを無視する可能性もかなりある。ドラフトでニーズを埋められなくてもFAがある。

1. 右アウトサイドラインバッカー

一般的には3-4ディフェンスにおけるパスラッシュの主役となるポジション。左OLBマシューズの逆サイドがタレント不足なのは衆目の一致するところで、もしマシューズが欠場でもしたらパスラッシュ力はガタ落ちになってしまう。ただエリック・ウォルデン、フランク・ゾンボ、ブラッド・ジョーンズといった先発経験ある若手にまだ伸びシロがあるのも事実。

2. 右ディフェンシブエンド

先発右DEカレン・ジェンキンズのFA退団が濃厚となり、左DEで先発経験あるジョニー・ジョリーは無期限の出場停止処分中。そこで昨年の2巡指名マイク・ニールが暫定スターターとなるが、10月に肩回旋腱板の手術を受けて回復途上(経過はすこぶる順調)。もともとトンプソンGMはライン重視のタイプであり、上位指名の可能性は高い。ドラフトで上手くいかなかった場合には、あらためてDEジェンキンズとの再契約に乗り出すかも。

3. オフェンシブライン

先発LGダリン・カレッジのFA退団が濃厚。また、先発LTチャド・クリフトン(34歳)の選手寿命が終わりにちかく、いずれはRTブライアン・ブラガを左タックルに回すか(昨年来の既定方針)、新たな後継候補を獲ることが必要になる。左ガードだけなら、プロ3年目のT.J.ラングでカレッジの穴は埋まるかもしれない。もし即戦力の右タックルを獲れれば、ブラガを(昨夏によいプレーを見せた)左ガードへ回すこともできる。QBロジャースを守ることが常に最重要課題なので、OL補強はけっして後回しにすべきではない。

4. ワイドレシーバー

ジェームズ・ジョーンズのFA退団が濃厚であり、トップ3と新4番手ブレット・スウェインとの実力差が大きいため。ただ、TEフィンリーが復帰すればそちらにパスがたくさん回るのでWR補強は贅沢かもしれない。それでも、ジョーディ・ネルソンが契約最終年を迎え、育成に時間のかかるポジションであることを考えれば、2巡あたりで指名があってもおかしくはない。これまでトンプソンGMは早め・高めのWR指名を繰り返してきた。

5. コーナーバック

3番手サム・シールズと4番手以降の実力差が大きく、またチャールズ・ウッドソンの衰えにも備える必要がある。

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