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Packers Statistics Notebook 2
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年2月24日
Journal Sentinel紙の集計したスタッツ集から、今回はディフェンス編。但し書きがないかぎりプレーオフを含めた20試合での数字であり、主観を含んだデータであることにも注意。2010年シーズンを「今季」、2009年シーズンを「昨季」と表記する。
- タックリング関連
- チーム全体のロスタックルは1試合平均2.4回(48回/20試合)にとどまり、昨季の平均3.8回(64回/17試合)から大幅ダウン。ラン守備の悪化(平均3.6yds→4.7yds)を示している。ただ、2008年の平均1.9回よりはいい。
- 個人のロスタックル数ではOLBマシューズとCBウッドソンが7回ずつで最多。CBがロスタックルを量産するところに独特の起用法が表れている。3位以下は、ILBビショップ(6.5)、NTラジ(4.5)、DEジェンキンズ(3.5)、ILBホーク(3.5)、SSペプラー(3)、OLBブラッド・ジョーンズ(2.5)、FSコリンズ(1.5)など。
- 個人のタックル数は、ILBホーク(157)、ILBビショップ(151)、CBウッドソン(124)、OLBマシューズ(103)、SSペプラー(90)、FSコリンズ(88)、NTラジ(78)、CBウィリアムズ(76)、OLBゾンボ(73)、DEピケット(67)など。
- チーム全体のミスタックルは1試合平均6.7回(133回/20試合)で、やはり昨季の6.3回(107回/17試合)より増えている。08年が7.4回、07年が6.6回、06年が6.3回。
- 個人のミスタックル数は、CBウッドソン(20)、SSペプラー(16)、ILBビショップ(14)、FSコリンズ(13)、CBシールズ(11)、ILBホーク(9)、OLBゾンボ(9)、OLBマシューズ(7)、CBウィリアムズ(7)、DEピケット(5)、NTラジ(5)、SSモーガン・バーネット(4)、OLBウォルデン(1)。
- ラン守備でも大活躍のCBチャールズ・ウッドソンはキャリア最多タックルを記録したが、ミスタックル20回はチーム最多。GB移籍から昨季まで4年間は年平均9.3回だった。
- スペシャルチームのタックル数は、CBブッシュ(19)、FBホール(17)、TEクラブトリー(16)、WRスウェイン(14)、CBアンダーウッド(14)、OLBブリッグス(12)、FBクーン(11)、CBパット・リー(10)など。
- スペシャルチーム全体のミスタックルは1試合平均2.3回(45回/20試合)で、昨季の2.7回(46回/17試合)から改善している。
- スペシャルチーム個人のミスタックル数は、CBブッシュ(6)、Kクロスビー(5)、CBパット・リー(5)、FBホール(3)、CBアンダーウッド(3)など。
- パスラッシュ関連
(プレッシャーとはサック + ノックダウン + ハリー)
- サック数はもちろんOLBマシューズ(17)が最多で、以下DEジェンキンズ(7.5)、NTラジ(7.5)、OLBゾンボ(5)、ILBビショップ(4)、OLBウォルデン(3.5)、CBウッドソン(3)など。
- プレッシャー数は、OLBマシューズ(55)、DEジェンキンズ(35)、NTラジ(33)、ILBビショップ(15.5)、OLBゾンボ(14)、DEウィルソン(12)、CBウッドソン(11)、OLBウォルデン(9.5)、DEウィン(9)、ILBホーク(8)など。
- OLBクレイ・マシューズはプレッシャー55回で、昨季のプレッシャー45.5回から大幅に数字を伸ばした。同紙が1998年にこのスタッツを集計し始めて以来2位の好成績。最多は2007年DEアーロン・キャンプマンの58.5回。
- ケイパースDCがブリッツ(5人以上ラッシュ)させたのは全体の33%で、昨季の27%より増えている。同紙がこのスタッツを集計し始めて以来最高。CB陣のレベルが上がり、ブリッツを送り込みやすくなったからか。
- いっぽう6人以上のパスラッシュは全体の3.7%に留まり、過去13年間で最低。
- ブリッツァーの内訳は、インサイドLBによるものが59.6%(299回)、コーナーバックが30.4%(153回)、セーフティが10%(50回)。昨季はそれぞれ、67.5%、24.1%、8.4%の比率だった。今季はILBのブリッツが減ってCBのブリッツが増えた。
- 効果的なブリッツァーは、ILBビショップ(15.5プレッシャー/85ラッシュ)、CBブッシュ(3/24)、CBウッドソン(11/107)、ILBバーネット(3.5/42)、FSコリンズ(3/37)、ILBチラー(1/15)、ILBホーク(8/157)。ILBホークは昨季も最下位だった。(ブリッツ15回以上の選手に限る)
- チーム全体でパスを叩き落とした回数は14回で、(試合数が多いにもかかわらず)過去3シーズンよりも少なかった。昨季に球団史上最多の11回を記録したDEジョリーが不在(出場停止処分)だった影響もありそう。
- パスを叩き落とした回数は、ILBホーク(4)、NTラジ(3)、OLBマシューズ(3)の3人が上位。
- ビッグプレー関連
- チーム全体で20yds以上のランプレーを10回許し、1試合平均0.5回。平均0.47回だった昨季と比べてさほど悪化していない。2008年は0.94回の体たらくだった。
- 20yds以上のランプレーに責任のあった回数では、ILBビショップ(1.5)、OLBマシューズ(1.5)のほか、DEジェンキンズ、ILBホーク、OLBウォルデン、FSコリンズが1回ずつ、NTラジ、OLBジョーンズが0.5回ずつ。
- チーム全体で20yds以上のパスプレーを56回許し、1試合平均2.8回。平均3.1回(53回)だった昨季より改善している。
- 20yds以上のパスプレーに責任のあった回数では、CBシールズ(10)、CBウッドソン(9.5)、SSペプラー(7.5)、CBウィリアムズ(6)、FSコリンズ(5)、ILBビショップ(3.5)、ILBホーク(3.5)、SSバーネット(3)、CBブッシュ(2)など。
- DB陣がTDパスを許したのはわずか18回(1試合平均0.9回)で、昨季の25.5回(平均1.5回)から大きく改善されている。
- DB陣が許したTDパスに責任のあった回数では、CBウッドソン(5)、CBシールズ(4)、FSコリンズ(3.5)、CBブッシュ(2)、CBウィリアムズ(1)、SSペプラー(1)、SSバーネット(1)、FSデリック・マーティン(0.5)。
- LB陣が許したTDパスはわずか2.5回で、昨季の8.5回から激減している(2008年は3.5回)。ILBビショップが1.5回、ILBチラーが1回。
- パスディフェンドの回数は、CBウィリアムズ(31)、FSコリンズ(22)、CBシールズ(14)、CBウッドソン(13)、ILBビショップ(11)、ILBホーク(11)など。
- CBトラモン・ウィリアムズは「TDパス責任」がわずか1回と素晴らしいシーズンだった(昨季は3.5回)。「20yds以上のパスプレー責任」でも、1試合平均0.44回から0.30回へと向上。パスディフェンドも22回から31回に増えている。
- テイクアウェイ関連
- ターンオーバー・プレー数(INT+ファンブルフォース+リカバー)は、CBウィリアムズ(12)、CBウッドソン(7)、ILBビショップ(6)、FSコリンズ(6)、OLBマシューズ(5)、CBシールズ(5)、ILBホーク(4)など。
- インターセプト数は、CBウィリアムズ(9)、FSコリンズ(5)、CBシールズ(4)、ILBホーク(3)、CBウッドソン(2)、SSペプラー(2)など。
- レギュラーシーズンのターンオーバーレシオは+10(32-22)。プレーオフ4試合のターンオーバーレシオは+6(11-5)。
- マッカーシーHC時代5年間のの通算ターンオーバーレシオは、レギュラーシーズン80試合が+45。プレーオフを含めた87試合が+47。