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Super Bowl Notebook 1
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年2月 8日
紙ふぶきのなか ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを掲げる マイク・マッカーシーHC
ロジャースのために誰かがチャンピオンベルトを用意してきていた
- マイク・マッカーシーHC。「我々はこのゲームをアーロン・ロジャースの手に委ねていた。オフェンスのゲームプランとしては、彼は申し分なかった。今日もCBウッドソンとWRドライバーをケガで欠く困難に直面したが、代わりの選手たちがよくやってくれた。ヘビーウェイト級の殴り合いになることはわかっていたし、最後までもつれるであろうことも覚悟していた。ディフェンスは今季これまでと同じように、最後で頑張って勝利を手に入れてくれた」
- マッカーシーHC。「我々はファイトし続けた。困難はいくつもあった。ケガで何人も失い、雑なプレーもあった。第3Qには反則にも苦しんだ。しかしウチの選手たちはファイトし続けた。彼らのことをいくら褒めても足りない」
- QBアーロン・ロジャース。「夢がかなった。小さな子供の頃から、(49ersファンとして)ジョー・モンタナやスティーヴ・ヤングを見ながら夢見てきたことだ。そして僕らがこうしてスーパーボウルに勝つことができた。今夜のウチのディフェンスは素晴らしかった。今季を通してそうだった。チームを勝利に導いてきたのは彼らだ。ターンオーバーを奪い、得点まで決めてくれる。信じられない働きだよ」
- QBロジャース。「ヴィンス・ロンバルディの名のついたトロフィーだ。そして僕らはタイトルタウンで暮らし、プレーしている。僕らには最高のファンがついている。街に帰って彼らに会い、ロンバルディ・トロフィーを故郷に帰すのが待ちきれないよ」
- DEライアン・ピケット。「ロンバルディ・トロフィーをグリーンベイの街に連れ戻せるんだ、ベイビー! この勝利の意味っていうのはそれだよ。ワールド・チャンプだ!」
- 必ずスーパーボウル・リングを手に入れるという強気の姿勢を強調するためか、マッカーシーHCは土曜の夜に選手たちの指輪サイズのフィッティングを行っていた。「それが僕らのヘッドコーチだよ。彼はシーズンを通して一貫して、最後まで勝ち抜くのだと言い続けた。だから指輪のサイズも測ると。土曜最後のミーティングが終わって廊下に出ると、サイズを測る人たちが待っていたんだ」とDEライアン・ピケット。
- 落球のたびに好プレーを決めて汚名返上したWRジョーディ・ネルソン。「WRはこうでないとね。このポジションを長くやっていれば落球することもある。忘れて前に進まないと。僕らはみな冷静だ。興奮しすぎることもないし、落ち込みすぎることもない。ピッツバーグが盛り返してきたとき、僕らは言い続けた。『よしわかった、僕らが大きなプレーを決めるんだ』とね。僕らの肩にかかっているのはわかっていた。だから頑張って良いプレーができたんだ」
- にっこり笑ってLTチャド・クリフトン。「引退しないよ」
- FBクイン・ジョンソンをアクティブ登録せず、FBコーリー・ホールを使ったのは「スペシャルチームが理由」とエドガー・ベネットRBコーチ。
- ドム・ケイパースDC。「とにかくウチの連中は立ち直りがいい。テイクアウェイを3つも奪い、そこから21点を挙げることができた。重要な一部であるチャールズ・ウッドソンとサム・シールズをケガで失い、後半はかなりディフェンスをアジャストしなければならなかった。マンカバレッジ主体のプランだったが、むしろゾーン主体のチームへとね。しかし、大きなプレーを成功させるべき勝負どころで、我々はそれができた。プレーオフを通してそれができていた」
- OLBクレイ・マシューズは勝負どころでファンブルフォース(ビデオ)を成功させた。「相手ブロッカー(TEスペース)を回り込むことができ、ちょうどボールのあたりにしっかりヒットできた。(下を向いていたので)ボールが飛び出したかどうか、デズモンド(ILBビショップ)のリカバーを見るまでわからなかった。ターンオーバーを作り出すことは、シーズンを通してチームディフェンス全体で取り組んでいること。今日のはその一例にすぎないし、僕はこのディフェンスを誇りに思っている」
- チーム最重量のNT/DEハワード・グリーンのパスラッシュが第1QのFSコリンズのINTリターンTDにつながった(ビデオ)。「素早い一歩目ができた。キモ(LGキモアトゥ)のパス-ランを読もうと先週からフィルムで勉強してた。彼のインサイドに手を置いて良いブルラッシュをしたら、そこにロスリスバーガーが立ってた」
- OLBエリック・ウォルデンを欠場させたのはグリーンOLBコーチとチームドクターの判断とのこと。「プレーしたかったから最初は憤慨したけれど、こうして勝てたんだから好判断だったんだと思うよ」と本人。
- DEジャリアス・ウィンは試合前夜に病院に泊まり、妻の出産に付き添った。ぶじ生まれた男の子はジャリアスJr.と名付けられた。「ミドルネームを"Super"にするかどうか検討中」とのことだったが、その後スーパーボウルに勝ったので、本当にそう名付けるかもしれない。
- 両軍合わせたラッシング回数がわずか36回。今回成立したスーパーボウル新記録はこれ1つだけらしい。
- タイ記録は以下のとおり。PITのスーパーボウル出場8回(他にDAL)、GBの最少ターンオーバー(他17チーム)、GBの第1Q最多得点(他14チーム)、前半終了時の最多リード(他にMIAとOAK)、反則による1stダウン回数が最少(両チームともゼロ・他に5チーム)、勝利チームの最少ラン回数(他にSTL)
- QBファーヴはスーパーボウルMVPを獲っていないため、この点ではQBロジャースが早くも上回ったことになる。過去のスーパーボウルMVPのリストはこちら。
- ロンバルディ・トロフィーを表彰台に運んできたのは地元の英雄QBロジャー・ストーバック(第6回スーパーボウルMVP)。パッカーズ選手たちが横からペタペタ触るため、表彰台に来るまでに指紋だらけになってしまう。
- 表彰台周辺のパッカーズ選手たちを映したビデオ。かっこいい。
- 表彰式のあと、"Go Pack Go!!!"の大合唱がスタジアムに響き渡った。
- 試合後のNFL Network放送席でのインタビュー映像。マッカーシーHC、QBロジャース、子連れのWRジェニングスとOLBマシューズが次々と呼ばれている。
- 一生の記念とあって、選手やコーチはフィールドレベルに家族を呼んで喜びを分かち合っている。家族コミの写真は、Cウェルズ、RTタウシャー、ILBホーク、ILBウィルヘルム、CBウッドソン、FSコリンズ、グリーンOLBコーチとターゴヴァックDLコーチ、一緒に遊ぶ女の子たち。
- ランボーフィールド近くの名物バー、Stadium View Bar & Grill で優勝を祝う様子を取材したビデオ。
- 国際音声はNFL Networkの解説ジョー・サイズマンとボブ・パパのコンビ。米国内の放送はFOXのトロイ・エイクマンとジョー・バックのコンビ。
- 2日前にスタジアム屋根から氷が落下して負傷者が出たため、この日のカウボーイズ・スタジアムは10個あるエントランスのうち6つが閉鎖されている。
- 今回カウボーイズ・スタジアムの入場者数は103219人どまり。けっきょく過去最高の103985人を上回ることはできなかった。
- チームは月曜午後2時から3時ごろにグリーンベイ帰還の見込み。出迎えるファンのための(空港からランボーフィールドまでの)ルートはこちらのページで詳述されている。
- パッカーズは球団ぐるみの祝勝イベント"Return To Titletown"を火曜にランボーフィールドで開催する。夕方4時から5時まで(開門2時)、チケットは$5ドル、チケットマスターにて。ウィスコンシン各地で生放送される。実質これが優勝パレード代わりといっていいのでは。
- 上記の祝勝イベントを開催するため、月曜にランボーフィールドの雪かきが必要となった。例によって朝8時スタート、年齢15歳以上、時給$8ドル(用具支給)、約450名を募集している。
タッチダウンを喜び合う WRジョーディ・ネルソンとQBアーロン・ロジャース
容赦のないゲータレード・シャワーがマッカーシーHCを襲う
家族でトロフィーの感触を楽しむ Cスコット・ウェルズ
子供軍団はむしろ大量の紙吹雪に興奮
WRドナルド・ドライバーの目に涙が光る
ロッカールームでトロフィーを掲げるCBチャールズ・ウッドソン
ロッカールームでしばし放心状態のQBアーロン・ロジャース
グリーンベイの名物バー Stadium View での勝利の瞬間
同上
ランボーフィールド外に集まって勝利を祝うパッカーズファン
ミルウォーキーもたいへんな騒ぎ