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Notebook: HCとGMの契約延長はシーズン後に
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年1月30日
今週2日目の練習もパッドなし。シーズン中は、記者たちが見られるのはウォームアップと最初のジョグ・スルーまでなので、練習内容はわからない。
- この日も練習を休んでいるのはOLBエリック・ウォルデン(足首)のみ。
- マイク・マッカーシーHC。「今日はレッドゾーンやブリッツに取り組み、よい練習ができた。4日間休んだことが選手たちのプラスになっている。ゲームプランの90%から95%は(月曜に)出発する前にインストールを済ませ、多少はダラス到着後にとっておく。準備は短距離走ではない。いつもやっているプロセスを信じ、時間をかけていく」
- スティーラーズではもちろん右OLBジェームズ・ハリソンが大スターだが、逆サイドの左OLBラマー・ウッドリー(シーズン9.5サック・プレーオフ2試合で2サック)も非常に怖い存在。対戦する新人RTブライアン・ブラガは、レギュラーシーズン終盤こそ失速気味だったが、プレーオフ3試合は非常に安定した働きで勝利に貢献している。
- DEカレン・ジェンキンズの復調についてマッカーシーHC。「彼が健康であるときは、誰にも負けないほど強力だ」
- 先発ストロングセーフティはSSチャーリー・ペプラーで変更なし、とマッカーシーHC。「(ケガが治った後の)SSアタリ・ビグビーはよい練習ができているし、機会が来たら行ける準備はできている。しかしスターターはペプラーだ」
- 最近のパントの進歩について、スキーム上の変更も助けになった、とPティム・マステイ。「プロテクションをよりワイドにしたし、僕のドロッピングのテクニックも変えた。ショーン(スローカムSTコーチ)とチャド(モートンSTアシスタント)がまったく違ったスキームを作った。僕の前にいるプロテクターもFBコーリー・ホールからFBジョン・クーンに替わった。クーンはフィジカルで確固とした存在感がある。(LSグードの)スナップもフロントラインのプロテクションもすごくいいし、ガンナーが素晴らしい頑張りでよくカバーしてくれる。申し分ないパント・プロテクション・ユニットを作ってくれた」
- 球団全体のスーパーボウル遠征プランとして、ボブ・ハーラン名誉会長(当時社長)による1996・1997年シーズンのプランを踏襲するつもり、とマーフィ社長。「選手・コーチを含めたフットボールスタッフだけ月曜に1機で現地入りし、選手とコーチの奥方たち、事務スタッフ、ケガ人選手、理事、その他の人々は、木曜に2機でダラスに向かう」
- リーグが指定したダラス西郊ラス・コリーナスの高級ホテルに選手・コーチは宿泊。厳重なセキュリティで、ファンやメディアから守られる。そのホテルに球団の本部も設営し、フットボール部門の仕事(ドラフト準備が中心だろう)を続けるとのこと。家族を含めた大量の人員のため、その他に2つのホテルをダラス地域に確保している。
- パッカーズが練習場所としてリーグから割り当てられたのは、サザン・メソジスト大学の人工芝のスタジアム(地図)。SMUといえば60年代の名選手OTフォレスト・グレッグの母校であり、彼はパッカーズのヘッドコーチを辞任した後に同大のヘッドコーチを務めた。天候が悪い場合は地元高校のインドア施設で練習を行う。
- テッド・トンプソンGMやマイク・マッカーシーHCとの契約延長はシーズンが終わってから、とマーク・マーフィ社長。「テッドは素晴らしい仕事をしていて、それは今年だけのことではない。今季これほどケガに見舞われながらここまで来られたのは特筆すべきことだ。テッドとマイクの実績には非常に満足している。テッドとの契約延長を話し合うのはシーズン終了後だ。彼と契約延長すれば、マイクも(トンプソンGMから)契約延長を手に入れるだろう。2人の契約は密接に関係しているから」
- イーグルス新DCの最有力候補と見られているダレン・ペリー・セーフティコーチ。「コーディネーター職についてまだ面談はしていない。さいわい僕は何人もの優れたフットボール頭脳と一緒に働くことができている。いずれ機会が来ることを忍耐強く待っているところだ。いまこのことを長々と話すつもりはない。ピッツバーグ・スティーラーズに集中しているところだから。(候補として)認められるのは素晴らしいことだが、大事なゲームが終わってから話し合うことだ」
- カーディナルスも同じくディフェンシブ・コーディネーターを探しているところ。ケン・ウィゼンハントHCは、「スーパーボウル後に両球団のアシスタントコーチたちと面談したい」とコメントしている。
- スーパーボウルに出られないケガ人たちを気の毒に思う?という質問にQBアーロン・ロジャース。「僕も2006年シーズンはインジャリーリザーブに入り、それでもチームメイトとともにシーズン最後まで一緒にいることを選んだ。そうでない選手もいたけれど。僕は仲間を愛し、大事に思っているから、誰にもケガなどなければよかったと思う。でも今のチームは本当に1つになっているし、途中で加わった選手たちと一緒にやれてすごくよかった。戦線離脱した選手たちもチームの一員には違いないけれど、チームと一緒にいないことを選び、他所でリハビリした選手たちもいる」
- このロジャース発言が先日の記念写真騒動に関連したものなのは明らかだ。ESPN Milwaukeeのジェイソン・ウィルディ記者によると、IR入り選手の中でずっとグリーンベイに留まっていたのはRTタウシャー。ほとんど留まっていたのはRBグラント、ILBバーネット、DEニール。他所でリハビリをした選手の代表格はTEフィンリー(アリゾナにて)。
- 心配されたとおり、チームから離れてリハビリを行ったことを批判され、ILBバーネットとTEフィンリーがTwitterで反論。寝た子を起こしてしまった。LBバーネットはチームおよび街への愛情を強調したうえでそのツイートを削除したが、いったんネットに流れたものを消すことなどできない。1分1秒単位で発言が駆け巡るTwitter時代だけに、コーチや球団広報が火消しに回るヒマさえなかった。
- GBとPITを合わせてスーパーボウル出場は通算13回。パッカーズのNFL制覇は最多の12回を数える。スティーラーズはスーパーボウル制覇6回なので、今回はNFL最多優勝対スーパーボウル最多優勝の争いとなる。
- プレーオフ通算勝率はパッカーズが.636でNFL1位、スティーラーズが.635で僅差の2位。
- 1993年にフリーエージェント制度が始まって以来の通算勝率では、1位ペイトリオッツ(.642)、2位スティーラーズ(.630)、3位パッカーズ(.622)となっている。
- スーパーボウルにむけたカウボーイズ・スタジアム外側を準備している写真。