グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年1月 5日
- ゲーム翌日のマッカーシーHC会見でも、「新たなケガ人はない」と嬉しいコメント。
- 欠場中のDEカレン・ジェンキンズ(ふくらはぎ)、OLBフランク・ゾンボ(ヒザ)、FBコーリー・ホール(ヒザ)、SSアタリ・ビグビー(鼠蹊部)の4人については今週前半に試運転を行う予定、とのこと。
- ふくらはぎはかなりよくなってきた、とDEカレン・ジェンキンズ。「きっとプレーできると思う。(負傷以来)現実的な可能性が感じられたのは今週が初めてだ。先週はすこしジョギングをやった。まだ力が戻っていない感じはあるけど、アジリティテストもかなりの速さでやれたし、そこまで問題なくやれたこと自体がポジティブなことだ」
- 今季のケガ人についてマッカーシーHC。「あっという間に大量のケガ人が出たので、毎週月曜のメディカル・スタッフとのミーティングはとても気が滅入った。数字を挙げると、スターターの欠場はのべ193試合。そこまで多いとは自分でも思っていなかった。しかし本当に大変だったのはワシントン戦で(TEフィンリー、DEピケット、TEドナルド・リー、OLBマシューズが退場し、延長戦でQBロジャースが脳震盪)、試合中にアジャストメントをしなければならなかった。翌週のマイアミ戦でもうまくアジャストができていなかった。しかしその時点を過ぎてからは我々は改善を続け、基本に忠実に、よいプレーができるようになった。チームに対しては、ケガの話はあまりしていない。みんなもう慣れてきていると思う」
- 地元両紙のベアーズ戦レビューから。
- NTラジは全67スナップのうち64スナップに出場。元プロボウラーのCオーリン・クルーツやガード陣によるダブルチームが多かったが、それでもポケットをプッシュできていた。右DEに移ってLTオミイェルを抜いてサック寸前に迫る場面も。
- DEピケット(37スナップ)もよい働き。オフェンスがINTを許した直後にRGガーザからホールディング反則を引き出したほか、しっかりブロッカーを受け止めてボールキャリアーを探す動きはさすが。
- DEジャリアス・ウィンの第1Qの0.5サックはILBホークのブリッツのおかげだが、後半の彼はかなり内容がよく、QBハリー3回。
- OLBエリック・ウォルデンがパス守備で大活躍したのは周知のとおりだが、ラン守備では脆さを露呈。相手TEにやすやすとコントロールされ、ロングランの原因も作っている。第4Qのラン・シチュエーションではLBロバート・フランソワと交代する場面も。
- ILBホークとILBビショップの力強さは際立っていて、とくにポイントオブアタックの堅固さでは本来のスターターのILBバーネットを明らかに上回る。
- Journal Sentinel紙はセカンダリーに5点満点。CBトラモン・ウィリアムズがWRジョニー・ノックス(今季960yds)をパスキャッチゼロ(ターゲット8回)に抑え込み、CBシールズが担当したWRヘスターも試合最後の16ydsキャッチのみ。彼らのカバレッジが信頼できるために、CBウッドソンを繰り返しブリッツに送り込めた。
- KRデヴィン・ヘスターの2回のパントリターンでタックルを決めたのは2回ともLSブレット・グード。KRヘスター対策で素晴らしい仕事をしたPティム・マステイだが、今度はイーグルスのWRデショーン・ジャクソンが待っている。
- 代役キックオフリターナーのCBパット・リーはCBシールズよりもハードに走る。正リターナーの座を奪うかも。
- ベアーズのブリッツは全体の21.6%。
- 敵陣ゴール前2ydsでの2ndダウン、QBスニークのフェイクからRBジャクソンに投げたパスは、プレーコールとしては当たりだったが、QBロジャースが投げ損なった。低いパスを拾うのに手間取らなければTDだったはず。次の3rdダウンも、エンドゾーンでWRドライバーがオープンだったのに、QBロジャースが右に早逃げして捕まった。
- 新人RBスタークス(17スナップ)はハードに走り、アスレチックかつ力強い。RBジャクソンやFBクーンの方が信頼できるのかもしれないが、RBスタークスが一番よさそうに見える。チェックダウンでの12ydsパスキャッチもよかった。
- DEジュリアス・ペッパーズはLTクリフトンにシャットアウトされたため、逆サイドに移ってRTブラガをいじめることが多かった。LTクリフトンは第3週の対戦で彼にプレッシャーを4.5回も許したが、今回は1回のみ。12月の出来がイマイチだったLTクリフトンだが、今回はベストのパフォーマンスの1つ。
- RTブラガは12月に入ってからずっと良くない。ときどき足を止めてしまい、そういう時にまずいことが起きる。
- Cウェルズはパスプロテクションで非常によい仕事をしたが、ランブロッキングではNTアンソニー・アダムズ相手に苦戦。
- 第2Q末、WRジェニングスとWRジョーンズの連続落球はひどかった。WRジェニングスは長いパスの際に手を信用せず体で受け止めようとすることが時々ある。WRジョーンズの落球は今季8回目。
- 第4Q、3rdダウン15でのWRネルソンへのWRスクリーンの場面。ブロッキングのよくないWRジョーンズが珍しい好ブロックを見せたのに、ネルソンは外に逃げる判断ミスで1stダウンに1yds足りなかった。(1stダウンが取れていたら3点追加できていたかも)
- 10得点以下で2勝(NYJ戦・CHI戦)したシーズンは、パッカーズにとって1946年以来66年ぶり。
- ベアーズ戦後のロッカールームのビデオ。今回はやはりディフェンス選手の威勢がいい。「ゲームは日曜の午後4時半からなので今週のスケジュールはいつもと同じ(勝利翌日の月曜は"ヴィクトリー・マンデー"で休日となる)」とマッカーシーHCが話して選手たちが喜ぶ様子も。