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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年12月14日
- 心配なQBアーロン・ロジャースの脳震盪だが、今後数日の経過を見守るしかない。来週のNE戦に出場するためには、チームドクターからだけでなく、外部のドクターからもOKが出なくてはならない。以前と比べて基準が格段に厳しくなっているのはさんざん既報のとおり。
- QBロジャースの状態についてマッカーシーHC。「(脳震盪後の)プレーのあと、彼は少しふらついていた。それでメディカル・スタッフとアーロンが話し合い、フィールドに戻さないのが最善の道だと決断した。だから私の決定したことではないし、脳震盪のレベルなど詳しいことは私は知らない。本人の頭ははっきりしていて、頭痛がある、ということだけ聞いている。今週は、脳震盪後の通常の手順を踏んでいくことになる」
- SF戦でふくらはぎを悪化させたDEカレン・ジェンキンズは今季絶望の恐れも。「キャンプの頃から何度も痛めてきたけど、今回のがこれまでで最悪の肉離れだ。どんな可能性も除外はできない。今は1週ずつ様子を見ていくしかない」と本人。
- LGダリン・カレッジは、最初のシリーズでTEクウォレスのファンブルをリカバーした相手CBをタックルしようとしてヒザを負傷。思えばTEフィンリーの負傷も同じ状況だった(TEリーのファンブル)。本人はヒザの状態について、「ものすごくひどいという感じでもないけど、今はあまりいい感じじゃない。判断は難しい」と語っている。
- マイク・マッカーシーHC。「(ロジャース退場は)なんの言い訳にもならない。我々はひどいオフェンスをし、それは私から始まっている。相手のランに苦しんだとはいえ、こちらのディフェンスはタッチダウンを許さず、大きなターンオーバーも奪ってくれた。スペシャルチームも非常によいプレーをした。なのにオフェンスは、常にバックフィールドに押し込まれ通しだった。ラインの勝負に負けていた。そして2つの痛いターンオーバーを犯した。とくに第1Q(WRジェニングス)のは大きかった。得点がそれで消えたのだから。3得点では勝てるはずがない」
- Cスコット・ウェルズ。「オフェンスにとってあれほど重要な選手が欠けるのを見たくないのは当然だ。しかし同時に、ウチにはたくさんのプレイメーカーたちがいるから、盛り返せるはずだと僕は思っていた。何度もチャンスがありながら、それを無駄にしてしまった」
- 前半終了間際から出場して177ydsを投げたQBマット・フリン。「全体としては、いくつかよいプレーもできたけれど、僕が2つほどメンタル・ミステイクを犯し、それがウチの敗因になってしまった。僕らはボールを動かしていくことはできたけど、最後まで仕上げることができなかった。そしてその多くは僕に責任がある」
- プレーオフ争いで大きな痛手をこうむったことについてWRドナルド・ドライバー。「いつでもプレーオフの可能性は話し合っているけど、僕は詳しいことは知らない。大事なのは残り3試合を勝ち抜くことだ。そうしてシーズンが終わった時、ポストシーズンに行ければいいし、ダメならば仕方がない」
- ロングパス成功のはずが落球しインターセプトとなったWRグレッグ・ジェニングス。「僕が落とした。僕が単に落っことした。失望している。本当に本当に失望している。望んでいたようなホームカミングにならなかった(彼はミシガン州出身)。でも大事なのは僕のことじゃない」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は第3Qの敵陣エンドゾーンでのインターセプト。こちらは3WRセットの1バックだが、TEクウォレスがFBの位置に入って実質Iフォーメーション。ライオンズはMLBリーヴィとOLBピーターソンがブリッツの構えを見せてからカバレッジに退がり、SSスピーヴィーがブリッツに。そのブリッツをRBジャクソンがピックアップし、右サイドでWRドライバーとWRジェニングスがスラントを走る。QBフリンはWRドライバーへ投げたが、ちょうどMLBリーヴィが待ち構えていてインターセプトに。もともとはブリッツのコールだったが、MLBリーヴィ(ウィスコンシン大出身)はプロテクション(RBとTEが待っている)を破れそうにないと判断し、ドロップバックに変更したらしい。QBフリンからはOL陣の陰になってMLBリーヴィが見えていなかった。
- OL不振についてCスコット・ウェルズ。「あちらの(強力)ディフェンシブラインは特に変わったことを仕掛けてきたわけじゃない。フィルムで見たことのないプレーをしたわけじゃない。要はこちらが全般にわたってしっかりエクセキュートできなかった、ということだ。むこうはいいゲームをした。しかし同時に、こちらは自分たちの足を引っ張るようなミスばかりしていた」
- ライン戦の完敗についてジョー・フィルビンOC。「あちらのフロントラインは優れたDTが2人いて、みな鋭くペネトレートしてくる。今季を通してそれをうまくやっている。ラン守備でも何度かそれをやられたし、パスラッシュでもQBにプレッシャーをかけられた」
- ロースターにはQBがロジャースとフリンしかいないため、ロジャース退場後は控えがいない。フリンが退場した場合の緊急時QBはWRジョーディ・ネルソンの担当だった、と本人が認めている。もし今週ロジャースが欠場となれば、プラクティス・スクワッドからQBグレアム・ハレルを昇格させることになるだろう。
- 第3Qの先制FGの直前、WRジェニングスへのTDパス失敗でチャレンジしなかったことについてマッカーシーHC。「ブース(アシスタントコーチのいる)で検討させ、チャレンジすべきでないという結論になった」
- CBチャールズ・ウッドソン。「勝つべきゲームを落としたことに失望している」
- LGカレッジ(ヒザ)の代役として入ったジェイソン・スピッツをT.J.ラングに交代させたことについて、「パフォーマンスの問題だ」とマッカーシーHCはシンプルな説明。
- 190ydsを許したラン守備についてドム・ケイパースDC。「我々はよいラン守備ができなかった。それがディフェンスの最大の失敗だ。勝てる試合だった。自分たちを責める以外にない。ランをもっとしっかり止めていなければいけなかった」
- CBトラモン・ウィリアムズはニッケル隊形(全体の75%以上)でWRカルヴィン・ジョンソンとマッチアップし、シャットアウトに成功。唯一の44ydsパス成功のときは、ベース隊形でCBウッドソンがカバーしていた。「僕はよかったと思う。ただ、大事なのは僕個人じゃない。ディフェンス全体だ。最後までやり遂げることができなかった」
- ドム・ケイパースDCは"サイコ"隊形の新バージョンを使用。これまでのサイコは1DL-5LB-5DBの変則ニッケル隊形だったが、今回は1DL-4LB-6DBの変則ダイム隊形だった。
- ライオンズはまるでカレッジのようなオプション攻撃でQBドリュー・スタントンを走らせてきた。「最初に見たときは、手違いか何かかと思った。さらに2回、3回とやってきたので、『むこうはオプションをやってるんだ』 と気が付いた。こちらがランを止めようとハードにアタックしていたから、彼がすり抜ける隙ができた。むこうにとってはいいスキームだった」とSSチャーリー・ペプラー。
- パント平均50.5yds、ネット平均43.4ydsと頑張ったPティム・マステイ。「ローガンはすごいリターナーだからね。彼もいいプレーをしたけど、全体としてはこちらが抑え込むことができた。(ドームなので)先週より楽だったのはたしか。でも今後3試合は気候的に大きなチャレンジだ」