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Packers 3 - 7 Lions
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年12月13日
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Packers (8-5) |
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両軍オフェンスがミスを繰り返す貧攻戦。パッカーズはライオンズDLに押されまくってリズムがつかめず、QBロジャースが第2Qに脳震盪を起こして退場する非常事態に。代わったQBマット・フリンがそれなりに頑張ったが、敵陣エンドゾーンでインターセプトを犯して追加点を奪えず、頑張っていたディフェンスも第4Qにはついにこらえきれず逆転TDを許した。最後のオフェンスも敵陣でギャンブルを失敗して万事休す。
QBロジャースは今季2回目の脳震盪なので次の出場は難しかもしれない。その他にもLGカレッジ(ヒザ)とOLBゾンボ(ヒザ)が負傷退場している。代役の左ガードには最初にスピッツ、そのスピッツも不振のため後半はT.J.ラングが入った。OLBゾンボの代役はOLBエリック・ウォルデン。
第1Q
- DET反則でDET陣08から。3rdダウン3からWRカルヴィン・ジョンソン落球で3&アウト。
- GB陣46から。オフサイドなどで2ndダウン3、キャッチしたTEクウォレスがファンブルロスト。
- DET陣28から。WRローガンの9ydsラン、RBモリスの3ydsラン、QBスタントンの15ydsランでGB陣へ。4回連続ランで3rdダウン5、ロングパスをCBトラモン・ウィリアムズがエンドゾーンでインターセプト。
- GB陣20から。RBジャクソンの9ydsラン、ロングパス失敗、サックで3&アウト。
- DET陣29から。WRバールソンのエンドアラウンドは1ydsロス、RBモリスの3ydsランで3rdダウン8、RBモリスへのパスは6yds止まり。
- GB陣21から。RBジャクソンの5ydsロスなどで3rdダウン13、パス失敗で3&アウト。
- DET陣42から。WRローガンの11ydsランでGB陣に入るが、3rdダウン11のパスは失敗。
- GB陣20から。RBスタークスの7ydsランのあと、ロングパスをWRジェニングスが落球、インターセプトされる。
- DET陣35から。ラン2回で3rdダウン1、ランが止まって3&アウト。
第2Q
- GB陣23から。ラン2回止められ、フォルススタート、FBクーンへの6ydsパスで3&アウト。
- DET陣22から。RBモリスの7ydsラン、WRブライアント・ジョンソンへの11ydsパスで1stダウン。WRカルヴィン・ジョンソンのリバース13ydsでGB陣へ。RBベストの4ydsラン、サック19yds(OLBマシューズ)のあと、ロングパスをSSペプラーがインターセプト。
- GB陣29から。スクリーンパス失敗、WRスウェインへの12ydsパスで1stダウン。RBスタークスの2ydsラン、GBホールディング、QBスクランブル7ydsで3rdダウン11、WRドライバーへのパスは5yds止まり。
- DET陣17から。QBスタントンの17ydsラン、RBモリスのラン2回で3rdダウン4、QBランが止まってパント。
- GB陣20から。RBジャクソンへの5ydsパス、QBスクランブル18yds(QBロジャース脳震盪か)、サック13yds、RBジャクソンの6ydsランで2ミニッツ。3rdダウン17、RBジャクソンへのスクリーンパスは4ydsどまり。
- 残り1分42秒、DET陣08から。RBベストの2ydsラン(GBタイムアウト#2)、スクランブルは2ydsロス、RBベストへのパスは4ydsどまり(GBタイムアウト#3)。
- GB陣41から。QBフリン登場。TEクウォレスへのパス失敗、サック、RBジャクソンへのスクリーンパス(DETタイムアウト#3)でパント。
- 残り44秒、DET陣18から。RBベストのラン2回で前半終了。
第3Q
- GB陣28から。TEクウォレスへの20ydsパス、オフサイド、RBスタークスの2ydsロス、RBジャクソンの7ydsラン、TEクウォレスへの10ydsパスでFG圏内へ。WRジョーンズへの7ydsパスの後が続かず、エンドゾーンへのパスは惜しくも通らず。42ydsFG成功でついに先制。
- DET陣38から。GBイリーガルコンタクト、WRローガンの5ydsラン、ロングパス、スクリーンパス失敗で3&アウト。
- GB陣10から。WRジェニングスへの9ydsパス、RBジャクソンの2ydsランで1stダウン。パス失敗、RBスタークスのノーゲインで3rdダウン10、11ydsのQBスクランブルでさらに1stダウン。WRジェニングスへの32ydsパスでDET陣35へ。WRネルソンへの8ydsパス、19ydsパスでDET陣09へ。しかしエンドゾーンへのパスがインターセプトに。
- DET陣09から。RBモリスのラン2回で3rdダウン2、TEシェフラーへの3ydsパスで1stダウン。WRカルヴィン・ジョンソンへの44ydsパスで一気にGB陣36へ。ラン2回で3rdダウン4はパス失敗、48ydsFGは失敗に終わる。
- GB陣38から。WRドライバーへの7ydsパス、RBナンスの2ydsランで3rdダウン1となって最終Qへ。
第4Q
- ランプレーでQBが左右方向を間違えて4ydsロス。パント。
- DET陣20から。RBベストの2ydsラン、QBスタントンの9ydsランで1stダウン。3rdダウン3からWRブライアント・ジョンソンへの10ydsパスでハーフラインへ。次の3rdダウン2はTEペティグルーへの11ydsパス、RBベストの6ydsラン、WRバールソンへの12ydsパスでレッドゾーンへ。TEヘラーへのスクリーンパスが13ydsのタッチダウンに。
- GB陣14から。QBスクランブル2yds、パスインターフェア2ydsで1stダウン。サック6yds、WRジョーンズへの5ydsパス、RBジャクソンへのパス失敗で3&アウト。
- 好リターンでGB陣49から。RBベストの5ydsラン、WRローガンのノーゲイン、パス失敗で3&アウト。
- 残り3分58秒、GB陣09から。RBジャクソンの1ydsロス、パス失敗、WRジョーンズへの18ydsパスで1stダウン。RBナンスへのスクリーンパス14yds、WRジェニングスへの9ydsパスで2ミニッツ。TEクウォレスへの11ydsパスでDET陣40へ。8ydsパス(GBタイムアウト#1)、RBジャクソンの1ydsラン、パス失敗で4thダウン、エンドゾーンへのパスは通らずギャンブル失敗。
- ラン3回で1stダウンならず。残り03秒、ギャンブルで時間を使って試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは7/11、46yds、0TD、1INTでレーティング34.7。
- パスプロ不振(2サック)に苦しめられたうえ、レシーバーのミスにも足を引っ張られた。最初のシリーズでTEクウォレスがファンブルロスト。第1Q末には、ほぼ完ぺきなロングパスをWRジェニングスが手と頭で弾いてしまいインターセプト。
- QBスクランブルは2回25yds。2回目の18ydsスクランブルが致命的で、ブラインドサイドからのヒットを受けて、倒れ込む際に地面で頭を打って脳震盪。3プレーだけ続けたが、次のシリーズから交代となった。スライディングすべきだったのはたしかだが、なまじ前がぽっかり空いたので走り続けないわけにもいかなかった。
- 前半最後から出場のQBマット・フリンは15/26、177yds、0TD、1INTでレーティング62.5。
- パスプロ不振で苦しかったのはQBロジャースと同じ。被サック2回。
- 彼なりに頑張ったが、先制FGを挙げた次のシリーズで敵陣レッドゾーンまで進みながらエンドゾーンでインターセプトを投げたのは大きなミス。中央のLBリーヴィがまったく見えていなかったとしか思えない。
- 第4Q冒頭、3rdダウン1のランプレーでQBフリンが左右方向を間違えて失敗。次の相手ドライブで逆転TDを決められただけに、これも痛いミスだった。
- QBスクランブルは3回10yds。
- チームラッシングは20回66yds(平均3.3)。
QB2人のスクランブル5回35ydsを除くと、RB陣は15回31yds(平均2.1)とシャットアウト。
- 先発RBブランドン・ジャクソンは7回19yds(平均2.7)。実質3rdダウンバック的役割だったが、レシービング3回9ydsとあまり貢献できず。
- RBジェームズ・スタークスは6回8yds(平均1.3)。
- RBディミトリ・ナンスは2回4yds(平均2.0)。スクリーンパスで14ydsの好ゲインがあった。
- FBジョン・クーンはボールキャリー機会なく、レシービングは1回6yds。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは4回52yds。第1QのINTにつながったキャッチミスが痛すぎた。これを捕っていれば一方的な展開になっていてもおかしくなかった。
- WRドナルド・ドライバーは2回12ydsのみ。9回ターゲットになって2回しか捕れなかった。
- WRジェームズ・ジョーンズは3回30yds。
- WRジョーディ・ネルソンは2回26yds。
- WRブレット・スウェインは1回12yds。
- TEアンドリュー・クウォレスはチーム最多の5回62yds。しかし最初のファンブルロストは痛いミス。敵陣FG圏内でのファンブルで先制の機会を逃してしまった。
- クウォレス以外のTE陣にはパスが一度も来なかった。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- 第1QにLGカレッジがヒザを負傷して退場、ジェイソン・スピッツが代役LGに。後半初めからスピッツが(不振のため?)退いてT.J.ラングがプレー。
- 被サックは4回31yds。相手DLのブルラッシュに押されてパスプロテクションが苦しみ、4メンラッシュでもこちらは6メンか7メンでなければパスプロできなかった。相手はブリッツの必要なく、カバレッジ人数を多くして守ることができた。
- ランブロッキングも相手DLにぐいぐい押し込まれて大不振。
- トータルオフェンスはパッカーズ258ydsに対してライオンズが286ydsと、貧攻戦を示している。ドームでのゲームなのだからなおさらだらしない。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが29分12秒。相手はランが出てこちらはランが出なかったことを考えれば上出来か。
- フィールドポジション争いは、パッカーズがGB陣25、ライオンズがDET陣26と互角。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが2/12の17%と大不振。ライオンズも3/15の20%とひどいものだった。
- オフェンスの犯したターンオーバーは3つ。
- 最初のシリーズでTEアンドリュー・クウォレスがファンブルロスト。ショートパスで1stダウンを取ってランアフターキャッチしようとするところを狙われたミス。
- 第1Qのインターセプトは、ほぼ完ぺきなロングパスをWRジェニングスが手とヘルメットで弾き、相手DBがやすやすとインターセプト。QBロジャースにとって6試合ぶりのインターセプトとなってしまった。
- 第3Qには敵陣エンドゾーンでQBフリンがインターセプト。WRドライバーへのスラントを投げようとして、中央で待っているLBリーヴィが見えていなかったようだ。せっかく2シリーズ連続で好ドライブができていたのに、ここでモメンタムを手放す結果となった。FGで6-0とリードしていれば、最後のシリーズはFGで逆転できていた。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはインターセプト2つ。
- 第1Q、CBトラモン・ウィリアムズのインターセプトは、右にスクランブルしてエンドゾーンに無理投げしたQBスタントンの判断ミス。
- 第2Q、直前のサックで3rdダウン25となったところで、SSチャーリー・ペプラーがインターセプト。セーフティの位置を見ずに長いパスを狙った、これもQBスタントンの凡ミスだろう。
- DEジェンキンズ(ふくらはぎ)に代わって新人DE C.J.ウィルソンが先発。途中退場のOLBゾンボ(ヒザ)に代わってOLBエリック・ウォルデンが出場。
- パス守備はQBドリュー・スタントンを10/22、117yds、1TD、2INTのレーティング39.4。
- パッカーズ守備のサックは2回21yds。OLBマシューズとDEピケットによるもの。
- ブリッツは少なく、ラン守備に注力していた印象。QBスタントンのコントロールが悪かったせいもあり、カバレッジの苦労は少なかった。
- ラン守備は41回191yds(平均4.6)と苦しんだ。
- QBスタントンの(スクランブルでない)ランが4回44ydsと意外に効いた。
- KR/WR/RBステファン・ローガンのランが5回30ydsとこちらも効果的。
- 反則は3回20yds。ライオンズは6回35yds。
- LTクリフトンのフォルススタート。
- CウェルズとLTクリフトンの同時ホールディング。
- CBウッドソンのホールディング。
- キックオフリターンはCBサム・シールズが2回平均23.5ydsとまずまず。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが2回平均14ydsと頑張った。
- Pティム・マステイのパントは8回平均50.5yds、ネット平均43.4ydsと非常によかった。最長62yds、インサイド20が3回、タッチバックが1回。
- Kメイソン・クロスビーは42yds成功のみ。
- ライオンズではKジェイソン・ハンソンが戦線離脱のため、キッカーは元パッカーズのKデイヴ・レイナー。期待どおり48ydsFGを失敗してくれた。
- カバレッジチームはビッグリターンこそ許さなかったが今ひとつの内容。パントカバレッジはWRローガンに4回平均9.3yds。キックオフカバレッジはWRローガンに2回平均27.5ydsを許した。
- ケガ人は以下のとおり。
- 序盤にLGダリン・カレッジがヒザを負傷して退場。
- 第2Q末にQBアーロン・ロジャースが脳震盪を起こして退場。
- 第4QにOLBフランク・ゾンボがヒザを負傷して退場。
- アクティブ登録から外れたのは、FBホール(ヒザ)、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEジェンキンズ(ふくらはぎ)、ILBウィルヘルム、CBパット・リー(足首)、SSビグビー(ハムストリング)、FSスミス(足首)。
- ゲーム前半の無得点は今季初めて。
- ライオンズの同地区勝利は過去20戦で初めて。パッカーズがライオンズに敗れたのは2005年開幕戦以来5年ぶり。マッカーシーHCにとっては初めて。