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Notebook: ILBチラーはシーズン続行へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月 9日
今週のインジャリーリポートは先週より1人増えて12人。重いケガ人が続出し、とくにディフェンスは大変なことになってきている。
- ILBニック・バーネット(手首)はシーズン終了かどうかまだ結論が出ていない。本人のTwitterによると、インディアナポリスで専門医の診断を受けて金曜夜にグリーンベイに戻った、チームドクターや家族と話し合って決める、とのこと。先週は負傷後もプレー続行できたため、今のままやれるという気持ちが本人には残っているようだ。しかし無理してプレーを続けた場合、恒久的なダメージが残ってしまわないかが最大の問題となる。
- ILBブランドン・チラー(肩)は2週連続欠場が確定。こちらはニューヨークの医師にセカンド・オピニオンを求めた結果、「シーズンエンドではなく復帰してプレーできる、と診断してもらえた」と本人。ただ、復帰への具体的なスケジュールはまだわからない。
- CBサム・シールズ(ふくらはぎ)も2週連続欠場が確定。FBクイン・ジョンソン(でん部)も2週連続欠場だが、こちらは元気でもインアクティブだったかもしれない。
- RTマーク・タウシャー(肩)も今週の練習を全休して"Doubtful"に。「肩は回復してきている。(たとえ練習できなくても)マークは非常に経験豊富だし、彼のことは信頼している。もし日曜朝に彼が私に歩み寄って、『プレーできる』 と言ったら、私はそうさせるだろう」とマッカーシーHCは語り、出場の可能性を残した。
- レッドスキンズではRBクリントン・ポーティスの欠場が決定。代役のRBライアン・トゥレインはすでに先週70yds・1TDの活躍をしていて、必ずしも大幅戦力ダウンとは見られていない。1巡4位指名ルーキーのLTトレント・ウィリアムズは2試合休んだが今週から復帰の見込み。下表に載っている他の4人も全員出場する。DTアルバート・ヘインズワースは木曜に弟が事故死したため現在チームを離れていて、出場は微妙。普通なら3日あれば出場するところだが、今年のヘインズワースはチームと散々もめていてやる気が今ひとつだけにどうなるか。
- ケガ人続出についてマイク・マッカーシーHC。「もう一度繰り返すが、言い訳はなしだ。どこだってこうした状況を経験するのだから。ただ、我々のところには早く来すぎてしまっただけだ。チームを常に前進させ、ゲームで勝てるよう準備を整えることが自分の責任、私はそう思っている。開幕4戦にしてはあまりにケガが多すぎたが、私はこの状況をポジティブにとらえている」
- ドム・ケイパースDC。「昨年はアーロン(OLBキャンプマン)とアル(CBハリス)をケガで失い、終盤はケガに足を引っ張られた面があったかもしれない。しかし7試合先発したOLBブラッド・ジョーンズはとてもよかったし、CBトラモン・ウィリアムズもスターターとなって今年も非常によいプレーをしている。我々はケガを乗り越える道を探さなければならない。チームがケガに影響を受けないなどと思うのは馬鹿げている。しかし、ディファレンス・メイカーが2、3人と堅実なプレーヤーが数多くいれば、それでトップクラスのオフェンスやディフェンスを作ることができる。私はずっとそう考えてきた」
- DEライアン・ピケット。「どのチームだって多かれ少なかれこうした状況を経験するものだ。テッド(トンプソンGM)はよい仕事をして、才能ある選手たちを集めた。きっと世間は驚くと思うよ。プレーのレベル低下はないはずだ。僕らはこれまでと同じ期待を持っている」
- ILBデズモンド・ビショップは両ILBの負傷により、2008年14週HOU戦以来2年ぶり2回目の先発出場となる。「今季4試合でディフェンス出場はたぶん4スナップぐらい。キャンプ中にトレード歓迎のコメントをしたのも、本当の気持ちだった。でも結局のところ僕はパッカーだった。相手が誰であろうと、パッカーとしてフィールドに立つだけだ。僕はこの機会を3年以上待ち焦がれてきた。のどから手が出るほどプレーしたい。僕には証明すべきことがあるし、何よりも、フィールドでよい貢献ができるとチームメイトから信頼を勝ち取らなければならない」
- パスカバレッジに不安のある両ILBが先発するだけに、TEクリス・クーリーをどう封じるかが大きな課題となる。「彼は非常に優れたブロッカーであり、とてもよいレシーバーだ。ランニングゲームを基本に、彼らはプレーアクションをうまく使っている。タイトエンドたちはあのオフェンスの重要なパーツだ」とドム・ケイパースDC。
- 先発ILBにケガがあった場合のバックアップ1番手はOLBブレイディ・ポピンガ。
- 先発出場の決まったSSチャーリー・ペプラー(太もも)の状態についてダレン・ペリーSコーチ。「チャーリーはしっかりやっている。彼は本当のプロだ。正直に言えば、他にもケガを抱えながら頑張っている選手はたくさんいて、彼もその1人にすぎない。実戦に出て働くには十分な状態だと我々は感じている」
- FSニック・コリンズは第3週ベアーズ戦でヒザを痛めて以来、足をひきずりながらプレーを続けている。「動きの制限はまったくないよ。ただ力が入らないだけ。とても弱いんだ。これは我慢していくしかない」
- CBトラモン・ウィリアムズは今季4試合でマッチアップ相手にわずか2回10ydsしか許さず、ビルズ戦とライオンズ戦はゼロ。DEジェンキンズとともに契約延長の最有力候補といっていい。「この4試合で、彼はウチのセカンダリーで最高の選手だった。21番(CBウッドソン)より良いプレーをするとは普通おもわないが、実際はそうだった。もし名前がチャンプ(ベイリー)とか(ダレル)リーヴィスだったなら、プロボウル級のシーズンを過ごしている、と世間に言ってもらえただろう」とジョー・ウィットCBコーチ。
- 今季パッカーズオフェンスは敵陣レッドゾーンに12回進んで9回タッチダウン。つまりレッドゾーンTD率は75%となり、イーグルスの80%に次いでNFL2位。マッカーシーHCにとって最高だった2008年の60.4%を上回っている。レッドゾーンでの66得点はNFL6位で、唯一得点を逃したのはベアーズ戦でのFGブロックだけ。
- 敵陣レッドゾーンでのQBアーロン・ロジャースのQBレーティングは124.2で、QBアレックス・スミス(SF)に次いで今季NFL2位。2008年からの先発36試合で敵陣レッドゾーンに入ってからのインターセプトが一度もなく、97/158、615yds、41TD。
- 予想外に苦しんでいるのがエースWRのグレッグ・ジェニングス。3TDを挙げてはいるものの、4試合でパスキャッチ12回161ydsは、16試合換算で48回644ydsのペースとなる。中でも悪いのはパスキャッチ1回あたりのヤーデージで、13.4yds/キャッチはキャリア最低の数字。先週もロングパスを競り負けるなど、ビッグプレーを成功させられていないのが痛い。人懐こい彼には珍しく、今週は地元メディアのインタビューをすべて断っている。
- キックオフリターナーは結局WRジョーディ・ネルソンの留任となった。第3週までの活躍も考慮されたのだろう。ただしこれまでのような不動のリターナーではないようで、CBパット・リーも選択肢のひとつ、とマッカーシーHCは語っている。
- 辛くもリターナー留任のWRジョーディ・ネルソン。「きっとロッカールームには、『なんでヤツにセカンドチャンスが与えられるんだ』 と思ってる選手もいるだろう。ただ、(ブロッキングチームを含めて)僕らがこれまでに築いた土台を活かし、ファンブルだけをなくして、さらに上を目指していけたらと願っている」
- FSニック・コリンズのシカゴ事件(試合後にベアーズファンと口論してマウスピースを投げ込んだ)について、NFL本部はまだ調査中とのこと。目撃証言を集めるのに苦労しているのだろうか。
Green Bay Packers Injury Report |
Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
Notes |
Quinn Johnson |
FB |
Glute |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Nick Barnett |
ILB |
Wrist |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Brandon Chillar |
ILB |
Shoulder |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Sam Shields |
CB |
Calf |
× |
× |
× |
Out |
欠場 |
Morgan Burnett |
SS |
Knee |
Out |
Out |
Out |
Out |
IR入り |
Mark Tauscher |
OT |
Hamstring |
× |
× |
× |
Doubtful |
欠場の方向 |
Chad Clifton |
OT |
Knee |
× |
○ |
△ |
Probable |
出場 |
Cullen Jenkins |
DE |
Hand |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
Charles Woodson |
CB |
Toe |
× |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
Nick Collins |
S |
Knee |
× |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
Charlie Peprah |
S |
Quadricep |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
Derrick Martin |
S |
Ankle |
○ |
○ |
× |
Probable |
出場 |
Washington Redskins Injury Report |
Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
Clinton Portis |
RB |
Groin |
× |
× |
× |
Out |
Trent Williams |
OT |
Toe |
△ |
△ |
△ |
Questionable |
Donovan McNabb |
QB |
Thigh |
○ |
○ |
○ |
Questionable |
Kory Lichtensteiger |
OG |
Knee |
○ |
○ |
○ |
Questionable |
Chris Horton |
S |
Ankle |
○ |
○ |
○ |
Questionable |
LaRon Landry |
S |
Wrist |
○ |
○ |
○ |
Questionable |
Probable |
: |
Virtual certainty that player will be available for normal duty |
Questionable |
: |
A 50-50 chance will not play |
Doubtful |
: |
At least 75 percent chance will not play |
Out |
: |
Definitely will not play |
|
|
|
○ |
: |
Full Participation |
△ |
: |
Limited Participation |
× |
: |
Did Not Participate |
ー |
: |
Not Listed |