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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月 5日
- マイク・マッカーシーHC。「祝う気にはなれない、そうじゃないか? ゲームに勝てたことは嬉しい。試合前から、いくつかのエリアに負担がかかることがわかっていたからね。過去の実績のせいで、ときに誤った(完勝して当然という)期待がかけられることがあるものだ。無理もないとは思う。しかしこれは地区内ゲームであり、毎年もっともタフなゲームなのだから」
- ILBニック・バーネット。「勝てば内容はどうでもいい? いやそんなことはないさ。ただ、去年のディフェンスだって最初からよかったわけじゃない。このあたりから調子を上げていったんだ」
- FSニック・コリンズ。「素晴らしいスタートとは言えないけれど、よいスタートだよ。NFLの誰もが3勝1敗という位置にいたいと望んでいる。昨季後半のウチは7勝1敗の素晴らしいチームで、すごくいい流れができていた。なんとかそこに戻す必要がある」
- QBアーロン・ロジャース。「オフェンスはあまりよいプレーができず、ディフェンスを何度も窮地に追い込んでしまった。彼らをあまりにも長くフィールドに出し続けてしまった。なかなかリズムがつかめなかったが、一番大事なドライブをすべきところで、相手をやっつけることができた。ジョン(クーン)はすごくよく走ったし、パスもいくつか決めて、とどめを刺すことができた」
- リードしたゲームでラン主体で時間を使い切る練習は、キャンプ練習でも注力してきたこと。「我々は4ミニッツ・オフェンスと呼んでいるが、これはランを出すのが最も難しいシチュエーションだ。これこそ本当のフットボールといってもいい。あのランブロッキング・ユニットの働きは称賛に値するよ。彼らはしっかりターゲットを捉え、ジョン(FBクーン)は適切な読みをして、みんなで6分間を使い切った。TEドナルド・リーにパスを通したキープ・プレーも大きかったし、アーロン(QBロジャース)の完璧なエクセキューションだった。試合を通して苦しい場面は何度もあったが、最後にあのようなドライブができたことは、オフェンスにとって大きな土台になることだろう」とマッカーシーHC。
- FBジョン・クーン。「僕はランニングバックをプレーする用意ができているって、ずっとみなさんに言っていたとおりだよ(笑)。でも99%はオフェンシブラインのブロッキングのおかげだ」
- RTマーク・タウシャー。「あの終わり方は気分がいい。残り6分でこちらがボールを持って、しっかりとどめを刺せるというのは、オフェンスにとって良い兆しだ」
- WRドナルド・ドライバーのTDパスキャッチ(ビデオ)は本来TEフィンリーに投げたもの、とQBロジャースは笑っている。「ドナルドがいわばジャーマイケルから奪ったんだよね。いい反応だったし、キャッチしてくれて嬉しい。投げた瞬間、彼はプライマリー・ターゲットじゃなかったんだ。でも彼がアジャストしてくれて、ジャーマイケルも邪魔せずにいてくれてよかった」
- QBロジャースが采配に不満を示すのは珍しいことで、以下のコメントはちょっとした注目を集めている。
- 「勝ったことは嬉しいけれど、オフェンスはまた自分たちのアイデンティティを見つける必要がある。ベストの選手たちをフィールドに出し、彼らにボールを渡さなければ。今日は(オフサイドを突いた)アドリブでドナルド(ドライバー)にビッグプレーを決めたけど、それを除けば大した結果は残せなかった。こちらのオフェンスのプレー数は42回だったか45回だったか覚えていないけれど、それじゃどうしようもない。まず相手の攻撃を止めなきゃいけないし、オフェンスは3rdダウンを成功させないと。ウチのベストの選手たちをフィールドに出して彼らにボールを渡すことが必要だと思う」
- "ベストの選手をフィールドに"とは3rdダウンを成功させてドライブを続けること?それとも選手起用のこと?「両方だ。先週はショットガンでレシーバーを散らして、すごくよい結果を残せた。シカゴとデトロイトではスキームが違うけれど、先週はスプレッドしてミスマッチを探すことで相手にチャンスを与えなかったと思う」
- オフェンスをスプレッドしてQBをリズムに乗せるのがこのオフェンスのアイデンティティだと? 「何が上手くいっているかを見極めるべきだと僕は思う。先週はかなりの成功を収めた。相手のスキームが違うとはいえ、ショートパスを繰り返しつつ、ダウンフィールドを攻めることは可能だと僕は思う。いつだって最高の武器をフィールドに出しておくことが必要だ」
- パス試投17回はQBロジャースが先発昇格して以来最少。昨季第7週@CLE戦(31-3で勝利)での20回がこれまでの最少だった。ファーヴ時代を含めても2003年の第12週SF戦(15回)までさかのぼる。
- 相手オフェンスのプレー回数が78回にも上ったのは、2006年第12週@SEA戦(24-34で敗戦)で85回許して以来。
- ドム・ケイパースDC。「QBショーン・ヒルは先々週のイーグルス戦と特に違っていたわけではない。イーグルス戦でも(大量リードされた後で)残り6分からあっという間に2本TDを決めて、3点差まで詰め寄った。先週のヴァイキングス戦でも、3つのインターセプトがなければ今日のようなゲームになっていただろう。ライオンズというチームは以前よりずっとよくなっているのだ」
- ケイパースDCがベースの3-4隊形を使ったのは12スナップ。先週まで3試合でわずか14スナップだった。
- CBチャールズ・ウッドソンはチーム最多の13タックル(キャリア最多タイ)、インターセプト1回(今季初)、パスディフェンド3回と大活躍し、まだ衰えていないことを証明した。いつもは相手エースWRに関係なくスロットのレシーバーを担当(ブリッツやランサポートにも参加しやすい)するが、今回は主にWRカルヴィン・ジョンソンをカバーし、後半に1回12ydsしか許さなかったことも逃げ切り勝利に結びついた。
- CBウッドソン。「相手が自分のところにたくさんパスを投げてくるんだから、2つぐらいは良いプレーを決めないとね」
- CBウッドソンについてケイパースDC。「昨年ご覧になったとおりの働きだ。あのビッグプレーがなければ、ウチは大変苦しいことになっていた。彼のようなディファレンス・メーカーが大きなプレーを決め、それが試合の行方を決定づけるものだ」
- 初出場のDEマイク・ニール(2巡指名)は、1タックル・1ファンブルフォースを記録。足首あたりをヒットしただけでRBベストがボールをこぼしてくれたが、突破そのものは鮮やかだった。
- 今季は主に左OLBをプレーしてきたOLBクレイ・マシューズだが、今回はほとんど右サイドをプレーした模様。相手OTとのマッチアップ上の問題なのか、それともOLBゾンボやOLBジョーンズは左サイドの方が活躍できそう、との考えによるものか。
- OLBフランク・ゾンボは2試合連続で先発し、3タックル、QBヒット1回。しかしケイパースDCは第2Q途中からジョーンズやポピンガも加えてローテーション起用した。はっきり言って、どの選手にも満足できていないからだろう。「誰が今日好調なのか、貢献してくれるのか見てみよう、というのがウチのプランだった」
- 本来SSモーガン・バーネットの控えはSSチャーリー・ペプラーだが、ペプラーも欠場(太もも)していたので、SSバーネット(ヒザ)の代役にはFSデリック・マーティンが入った。控えセーフティが1人もいなくなったため、マーティンはスペシャルチームから外された。PUPリストに入っているSSアタリ・ビグビーの復帰は早くても第6戦終了後。CBジャレット・ブッシュは以前セーフティも兼ねたことがあるので、来週はCBアンダーウッドをニッケルバックにしてブッシュをセーフティ兼任に戻す可能性もありそうだ。
- 代役ニッケルバックのジャレット・ブッシュや代役SSのデリック・マーティンの出来についてケイパースDCは、「テープを詳しく検討することになるだろう。カバレッジにおいてもブリッツにおいても、彼らからはもっと多くを期待している」と語っている。
- 先週までに153ydsも相手QBに走られ、今週もQBヒルに4回53yds。来週はQBドノヴァン・マクナブが待っている。「(いくら足があるとはいっても)ショーン・ヒルはマイケル・ヴィックではない。ウチはもっと集まりを早くしないと」とケイパースDC。
- WRジョーディ・ネルソンはキックオフリターンで2回ファンブルロストを犯す大失態。日本でいえば切腹ものだ。「リターナー交代? そうされても文句は言えないよ。これほど苛立たしいことはない。個人的にはともかく、チームをあんな状況に追い込んでしまった。チームがなんとか持ちこたえて、僕の面目を救ってくれたことがありがたい。チームの一員として、あんな失敗は許されない。サイドラインで誰も近寄って来てくれず、ひとりきりで立っているなんて」
- 毎試合1回は失敗パントがあるPティム・マステイ。「いつもはないようなドロップ(両手でボールを下に落とす部分)のミスをしてしまったのが腹立たしい。練習、練習、練習を重ねて、練習での安定性を試合につなげようと努力してる。僕の人間性が試されてる気がするよ。そういう意味では、最初の失敗の後で2回よいパントを蹴ることができて嬉しかった。でも最初のヤツ(21yds)のようなミスをなくさないと」
- 手首を捻挫して一時退場したILBニック・バーネット。「大丈夫。もう一度詳しく検査するけど、深刻なものじゃないと思う。ほんとはX線検査にも行きたくなかったけど、安全第一だから仕方がない」
- マッカーシーHCが2006年に就任して以来、シーズン最初の4戦で3勝以上挙げたのはまだ2回目。