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Day 10: OLBマシューズは当分休み
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月10日
午後1回だけのフルパッド練習。気温32℃のうえ風がなく湿度が高く、今キャンプで最も蒸し暑い日となった。ケガ人が多いこともあって、マッカーシーHCは2時間06分で練習を切り上げている。
- ケガ人情報。
- ファミリーナイトでハムストリングを負傷したOLBクレイ・マシューズについてマッカーシーHCは、「昨年負傷したのと同じ場所。少なくとも2週間は休む」と語っている。再発しやすい部位なので、あわてずじっくりと回復を待つことになりそう。
- OLBポピンガ(脳震盪)、OLBフランク・ゾンボ(足首)、ILBバーネット(ヒザの休養)、ILBアレックス・ジョセフ(太もも)も練習を休み、LB陣のデプスが心配だ。
- その他に休んでいるのは、WRドライバー(ふくらはぎ)、WRスウェイン(ヒザ)、TEクウォレス(ハムストリング)、DEロナルド・タリー(ヒザ)、CBジョシュ・ベル(足)、Sブラックモン(ヒザ)。WRドナルド・ドライバーは金曜にふくらはぎに張りを感じ、大事を取るよう指示された、とのこと。
- ノースカロライナで足首の手術を受けたSSアタリ・ビグビーはプレシーズンを全休の見込み。
- ファミリーナイトでは「昨年よりスリムになった」という声の多かったマイク・マッカーシーHC。「10ポンドか12ポンドだけだよ(4、5kg)。もう10年ぐらいヒザの問題で足をひきずってるし、いいかげん何とかしなきゃいけなかった。今はちゃんとワークアウトをして正しい食事を心がけてる」
- ファミリーナイトでわき腹を打撲したWRジョーディ・ネルソンは元気に練習参加。3番手WR争いをリードしているとはいえ、ライバルのWRジョーンズも好調だけに休んではいられない。この日も右サイドライン際で50ydsのロングパスをキャッチしたり、2ミニッツドリルで見事なスライディングキャッチを決めるなど、ハイレベルなプレーを続けている。1回だけTDパスの落球があったが、「今キャンプで初めてではないか」とある記者が言うほど好調。
- ブライアン・ブラガの左ガード初挑戦は前の記事を参照。対するLGダリン・カレッジは過去4年間、ヤバくなるたびに盛り返して(幸運にも恵まれて)先発の座を守ってきた。この日もDEジェンキンズとDEウィン相手の1on1ドリルで3戦全勝。
- QBロジャースの2ミニッツドリルの不振はこの日も続いている。WRネルソンに25yds、24ydsと連続パス成功までは素晴らしかったが、残り40秒で16yds地点まで進んだところでストップ。WRジョーンズにオーバースロー、OLBチラーのサック(7yds。もちろん倒さない)のあと、またもオーバースローのパスをFSコリンズにINTされてしまった。
- OLBマシューズ不在のため、OLBブラッド・ジョーンズが久しぶりに左サイドでプレーしている。
- 2ミニッツドリル中、ILBホークがRBグラントごとQBロジャースを押し倒してしまう失敗(練習では決してQBをヒットしてはならず、そのために赤いジャージを着ている)。それを見たCBチャールズ・ウッドソンが "Please stay off No. 12. Please." と大声で注意。
- Sブラックモン不在のため、この日のキックオフリターナーはRBブランドン・ジャクソンが一番手。ファミリーナイトでの一発TDが効いたのだろう。他にはCBサム・シールズ、RBクイン・ポーター、WRジョーディ・ネルソン、CBパット・リーがリターナー練習をしている。
- キックオフリターンの1stチームに、TEリーとTEヘイヴナーに加えて新人TEトム・クラブトリーが含まれているのが興味深い。各スペシャルチームユニットの1stチームの構成は、ロースター争いの趨勢を示すことが多いからだ。
- デッドヒートが続くパンター争い。この日のパント練習(短かった)ではPティム・マステイが3回56ydsで勝利し、Pクリス・ブライアンは44.6yds。
- Kメイソン・クロスビーのFG練習は、8回蹴ったうち43ydsと53ydsを失敗。どちらもPブライアンがホルダーだった。どちらも蹴った瞬間にSTコーチが蹴り直しを命じているので、やはりスナップかホールドに問題があったのではないか、とPress-Gazette紙。
- ILBバーネット(Tシャツまで企画)やTEフィンリーといったおしゃべり系の選手たちがスーパーボウル・トークを盛り上げていることについてテッド・トンプソンGM。「(トーンダウンすることを)すでに(コーチを通して)選手たちには伝えてあると思う。こうしたことは、これまでにも経験したことだ。今はシーズンへの準備をする時であり、非常にタフな開幕のロード・ゲーム、フィラデルフィア・イーグルスに備えるべき時だ。チームはそうしてくれると私は思っている。我々が話し合ったのは、地元でも全米でも期待が高まっているが、そんなものは何の価値もない、ということだ。大事なのは彼ら若者とコーチと球団が今年どのような働きを見せるかであり、その準備をしなければならない」