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Packers Family Night !
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月 8日
第10回パッカーズ・ファミリー・ナイトがランボーフィールドで開催され、スクリメージ練習とさまざまなイベントを多くのファンが楽しんだ。観客が47,844人と昨年よりさらに少ないのは、(不況にくわえて)昨年雨で練習が中止になったのに払い戻しがされなかったのも一因ではないか、と地元メディアは推測している。
- かわいらしい少年フットボール(ビデオ)やオナイダ族の民族舞踊など、おなじみの前座に続いてメインイベント。選手ではなくコーチングスタッフが1人ずつ紹介されながらトンネルから走り出てくる新企画。選手たちはWRやRBなどのユニット単位で入場した。
- スクリメージ練習の進行は以下のとおり。スペシャルチームではライブタックリングは許されず、ドンと突き飛ばすところまででダウンの笛が鳴る。(普段の練習も同様)
- スペシャルチーム : キックオフカバレッジ&パントリターン
- ドライブ#1 : オフェンス1stチーム対ディフェンス2ndチーム
- スペシャルチーム : フィールドゴール
- スペシャルチーム : キックオフカバレッジ&パントリターン
- ドライブ#2 : オフェンス2ndチーム(3rdチーム)対ディフェンス1stチーム
- スペシャルチーム : フィールドゴール
- スペシャルチーム : キックオフリターン
- ドライブ#3 : 2ミニッツドリル(1stチーム同士)
- スペシャルチーム : フィールドゴール
- スペシャルチーム : キックオフリターン
- ドライブ#4 : 2ミニッツドリル(控えチーム同士)
- スペシャルチーム : フィールドゴール
- スペシャルチーム : パント
- ヴィクトリー・フォーメーション : QBロジャースのニーダウンで練習終了
- 最初のシリーズはQBロジャース率いる1stチームオフェンスが2ndチームディフェンス相手にミドルレンジのパスを次々と通し(5/7)、最後はTEフィンリーにTDパス成功。TEフィンリーに続いてQBロジャースまでランボーリープをしてスタンドを盛り上げた。
- この日のMVPは明らかにTEジャーマイケル・フィンリー。ILBビショップやSマーティン相手に次々とパスキャッチを決めている。
- 2ミニッツドリルの3rdダウン1でRBグラントのランがロスに終わるなど、ランプレーは計8回8ydsどまり。相手がNFL1位のラン守備であるせいか、先週からあまり走れてない。
- 1stチーム同士の2ミニッツドリルは、昨日までと同じくオフェンスが苦戦。WRジョーンズがTDパスを捕りそこなったせいもあって、QBロジャースはこのシリーズで0/3に終わった。
- 1stチームディフェンスは控えオフェンス選手たちを完全に圧倒。とくにILB A.J.ホークはサック1回・ロスタックル1回・ノーゲイン1回の大活躍。
- OLB陣は昨日までと同じく、マシューズが左、チラーが右サイドに入っている。
- 両スターターを欠くCB陣では若手選手がかなりの頑張りを見せた。CBトラモン・ウィリアムズは好カバレッジを繰り返し、CBブランドン・アンダーウッドもINTリターンTDのほか4タックル。CBパット・リーの内容もよく、新人CBサム・シールズも派手なINTリターンTDを決めた。
- QBグレアム・ハレル率いる3rdチームオフェンスは6プレーでわずか8ydsしか進めず、CBアンダーウッドにINTリターンTDを喰らう。
- 控えQBたちは1stチームディフェンス相手に全く歯が立たず、2人合わせてパス6/14、62yds、2INT、2サックと散々な内容。
- 2ndチーム同士の2ミニッツドリルでは、4thダウン14でCBサム・シールズが89ydsのINTリターンTD。レシーバーがキャッチする寸前で見事な飛び込みを見せた。
- スペシャルチーム最大のビッグプレーはRBブランドン・ジャクソンのキックオフリターンTD。おそらくSブラックモン欠場とWRネルソン負傷退場で回ってきた出番だが、意外と有力な選択肢になるかもしれない。パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズとCBサム・シールズがまずまず。(パントがよく飛んだ分、10yds以上のリターンが出やすかった)
- 話題のRBクイン・ポーターはラッシング、キックオフリターナーとも穴が開かず、地味な内容だった。
- フィールドゴール練習では、Kメイソン・クロスビーが7/8の成績でファンを喜ばせた。26、31yds、36yds、41ydsを成功させ、43ydsを失敗したあと、47yds、51yds、53ydsを成功させた。ホルダーは両パンターが交互に務め、失敗したキックは(不慣れな)Pブライアンがホルダーだった。
- この日の両パンターは非常に出来がよく、Pクリス・ブライアンは自陣からのパントを3回平均57yds(ハングタイム4.7秒)。敵陣からのプーチ・パントを9yds地点(4.28秒)と5yds地点(3.87秒)に落とした。
- Pティム・マステイは自陣からのパントを3回53.3yds(4.46秒)。プーチ・パントは10yds地点(4.03秒)、11yds(4.62秒)に落とし、こちらも文句なし。
- スクリメージ練習がQBロジャースのニーダウンで終了すると、フィールド上でマッカーシーHC、TEフィンリー、RBジャクソンのインタビューが行われ、選手たちが着たばかりのジャージのプレゼントも。
- エンディングは恒例の花火がグリーンベイの夜空を彩った。選手は自分の子供たちをフィールドに呼んで一緒に楽しんでいた。
- ケガ人情報。
- 欠場はPUPリストの3人(RBスタークス、SSビグビー、CBハリス)に加え、WRドライバー(休養)、DEロナルド・タリー(ヒザ)、OLBポピンガ(脳震盪)、OLBフランク・ゾンボ(足首)、ILBバーネット(休養)、CBウッドソン(休養。毎年見学のみ)、Sブラックモン(ヒザ)。
- WRブレット・スウェインがスペシャルチーム練習でヒザを負傷。悔しがり方が尋常でなく、しかも昨年前十字靭帯(ACL)を断裂しているので心配されたが、マッカーシーHCによるとヒザの捻挫とのこと。本人は、「大丈夫。恐ろしかったけど構造的なダメージはなかった。最初は怖くて頭に来て、感情的になりすぎた。フィールド上でドクターが調べて、(腱は)どれも大丈夫のようだ、と言ってくれてホッとした。ACLはしっかりしてるぞ、と肩を叩かれたよ」と笑っている。
- WRジョーディ・ネルソンは最初のシリーズでナイスキャッチした際にハードヒットされ、わき腹を打撲。
- OLBクレイ・マシューズはハムストリングを痛めた、とマッカーシーHC。(彼は昨年夏もハムストリングでしばらく休んだ)
- CBジョシュ・ベルは右足を負傷した模様。X線検査では問題なく、明日MRI検査を受ける。
- 翌日曜日は休養日となる。(練習スケジュール)
- 写真集1・写真集2。
- ファミリーナイト前の盛り上がりを伝える地元ニュース映像。内容よりも、WBAY-TVのレポーターが日系のTaky (Takayuki) Onoという人であることが驚き。イリノイ出身、最近ノースウェスタン大を出てWBAYに入ったらしい。