グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月 4日
朝の練習は今夏初めてのノーパッド。選手たちの疲労もピークに達している時期で、わずか82分で終了となった。夕方はふたたびフルパッド練習にもどり、小競り合いが頻発するなど大いに盛り上がった。
- ケガ人情報。
- 例によってリハビリ明け組は朝夕のどちらかだけ参加。WRジェニングスは身内の葬儀のため夕方の練習欠席を許されている。
- LGダリン・カレッジは左ヒジを負傷(過伸展)したため夕方の練習を休んだ。長く休むようなものではない、とマッカーシーHC。代わってジェイソン・スピッツが1stチームの左ガードに。
- 昨日途中退場したDEジャスティン・ハレルは朝の練習にフル参加。夕方の練習はパッドを着けずジョグ・スルーだけにとどめた。腰痛の前歴があるだけに、疲労の蓄積を心配してのことだろう。明後日の練習には参加予定、とマッカーシーHC。
- G/Tマーシャル・ニューハウスは脳震盪のため朝夕とも見学。前日途中退場したのもそのせいだったことがマッカーシーHCのコメントで判明した。
- ドラフト外ルーキーのWRジェフ・モトゥリ(UTEP)はヒザを捻挫し、2、3週間休む見込み。
- SSアタリ・ビグビー(足首)は専門家に見せるためノースカロライナに行っている、とのこと。
- 夕方は非常に熱のこもった練習で、ラインマン同士の小競り合いが頻発。マッカーシーHCが練習をストップさせて全員に説教するほどだった。
- この日はQBアーロン・ロジャース(または1stチームオフェンス)にとって今夏最高の内容。判断が早く、シャープなパスを投げている。2ミニッツ練習でも次々とパスを通し、最後はTEドナルド・リーへの6ydsTDパス。レッドゾーン練習でも好調で、スクランブルでのラッシングTDもあった。
- ここまで4日間のパスオフェンスについて、ジョー・フィルビンOC。「いいプレーもたくさんあったが、不安定な部分も多い。望ましいレベルのシャープさだったか? ノー。しかし、ディフェンス側も褒めるべきなのは事実だ」
- WRジョーディ・ネルソンとWRジェームズ・ジョーンズについて、「彼ら2人は素晴らしいオフシーズンを過ごし、今夏はその勢いを保っている。ジョーディとジェームズは本当にプレーのレベルを上げてきたと思う」とマッカーシーHC。とくにネルソンが好調で、3番手争いを一歩リードしている印象。
- トリックプレーでWRネルソンがパスを投げ、WRジョーンズがみごとダイビングキャッチ。
- 昨季TEフィンリーに先発の座を奪われたTEドナルド・リーだが、今夏はキャッチミスも少なく、かなり充実した内容。
- TE陣について、「ウチには実戦で使えるTEが5人もいる」とマッカーシーHCが称賛。LB陣相手のパスラッシュドリルでもTE陣全体で6勝1敗3分け、とブロッキング力の向上もアピールしている。
- 4DLのゴールラインディフェンスでは、2巡ルーキーのDEマイク・ニールが左DEに入った。ニールは1on1のパスラッシュドリルなどでも力強い動きを見せていて評判がいい。いっぽう7巡ルーキーのDE C.J.ウィルソンは目立たない。
- 先発昇格のNT B.J.ラジは順調なキャンプを過ごしていて、この日は一瞬でCスコット・ウェルズを吹っ飛ばしてQBロジャースのハンドオフを阻止するスーパープレーも。
- この日も1stチームは左OLBマシューズ、右OLBチラーという布陣。ブランドン・チラーは昨年こそアウトサイドをプレーしなかったが、それ以前は4-3の両アウトサイドLBの経験がたっぷりある。OLBブラッド・ジョーンズは背中を痛めて3日休んでいる間にスターターの座が危うくなってきたかも。
- ハリス不在のCB陣では、CBブランドン・アンダーウッドが3番手、CBパット・リーが4番手という序列のようだ。
- キックオフの1stチームは、FSコリンズ、CBブッシュ、FBホール、TEドナルド・リー、OLBポピンガ、RBジャクソン、Sマーティン、WRスウェイン、ILBビショップ、CBトラモン・ウィリアムズ、それにKクロスビー。
- この日のFG練習ではKメイソン・クロスビーが28、33、36、40、43、45ydsをすべて成功させ、ファンを一安心させた。今回はすべてPティム・マステイがホルダーを務めたことも、好影響があったかもしれない。ただ、2ミニッツドリル(TDならず)の最後のFG機会には39ydsを失敗している。
- QBブレット・ファーヴ引退報道について、選手たちは一様に懐疑的。
- RTマーク・タウシャー。「実際にシーズンが終わるまでは何が起こるかわからない」
- DEカレン・ジェンキンズ。「シーズンが開幕したとき彼がユニフォームを着ていなかったら信じる」 「昨年彼がウチを苦しめたのは否定できない。でも(彼が抜けても)ヴァイキングスは全体的によいチームだ」
- ILBニック・バーネット。「彼が復帰しようとしまいと、僕らのやることに変わりはない。彼の引退を信じるか?正直僕がそれほど気にかけているかどうか怪しいね。これは彼のキャリアなんだし、彼のすべきことをするしかない。とにかく、僕らにとっては何も変わりはない。クォーターバックがタヴァリス・ジャクソンであろうと、ジェフリー・ダーマーであろうと、ノーマン・ベイツであろうと同じことだ」 「これが彼の最終的な決断か? サンタクロースを信じるようなものだね。プレゼントはもらえても、サンタクロースは誰も見たことがない。だから僕らにはわからないよ」
- 先日パッカーズから解雇されたドラフト外ルーキーのLBジョン・ラッセル(ウェイクフォレスト大)はチーフスと契約。
- 毎年恒例、元GMのロン・ウルフがフィールドを訪れて弟子のテッド・トンプソンGMと談笑している。