グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月 2日
キャンプ2日目は朝(8:45)と夕方(18:30)の2回、どちらもフルパッド練習。好天に恵まれたが湿度が高く、脚がつる選手が何人もいた。そのため夕方の練習は予定より10プレー早く切り上げた、とマッカーシーHC。
- ケガ人関係は以下のとおり。数人が脚を痙攣させた他は、ケガ人のない日だった。
- 昨日背中を打撲したOLBブラッド・ジョーンズはPUP3人組と一緒に休んでいる。
- 1日2回の練習の場合、ベテランやリハビリ明け組は、午前(若手の指導が中心で軽め)は休養することが多い。この日の午前はLTクリフトン、RTタウシャー、WRスウェイン、ILBバーネット、Sマーティン、DEタリーが休んでいる。
- 上記選手とは逆に、Sウィル・ブラックモンは午前に出て夕方を休んだ。Sデリック・マーティンと交互にプレー機会を与えるための措置だ。
- 今回のキャンプでは、フォルススタートなどの反則を犯した選手に対して、マイク・マッカーシーHCはかなり厳しい態度で接している。サイドラインに下げた選手を、燃えるような視線でにらみつける場面も。
- QB陣のスナップ数配分は、QBロジャース3、QBフリン2、QBハレル1の割合らしい。
- 2番手QBマット・フリンはコントロールが安定せず、スパイラルが乱れるパスもいくつか。3番手QBグレアム・ハレルもWRにとって捕りにくいパスが目立つ。
- これまでのところTEジャーマイケル・フィンリーは申し分ない出来。手の届くボールすべてキャッチする勢いで、難しいプレーも簡単にやってのける。控えセーフティ組ではまったく相手にならない。
- 5巡ルーキーのTEアンドリュー・クウォレスが不安定さを露呈するなか、TEトム・クラブトリーの評判がいい。昨季プラクティス・スクワッドにいた白人タイトエンドで、ブロッキングでDL陣相手によく頑張っている。
- 2番手RBブランドン・ジャクソンも好調。タックラーをかわす動き、パスキャッチ、ブロッキングと良いプレーを見せている。むしろエースRBライアン・グラントの方がミスが多い。2人の差が詰まってきた、と言っては褒めすぎか。
- FBクイン・ジョンソンはブリッツ・ピックアップ練習でILBバーネットやILBチラーに完敗を喫するなど不振。逆にFBコーリー・ホールとFBジョン・クーンのベテランコンビは、両者ともしっかり2戦2勝。
- 両スターター休養中の1stチームの両タックルは、LTは当然ブラガ。RTはジャコミニとラングが1シリーズごとにローテーション。マーシャル・ニューハウスが2ndチームの左タックル。
- これまでのところ、LTブライアン・ブラガはほぼ期待どおりの内容。1on1のパスラッシュドリルでは、DEウィンに完勝、OLBマシューズにも勝ったが、直前にフォルススタートがあった。11on11練習ではアサインメントミスを犯してDEジェンキンズに行ってしまい(LGが余った)、OLBマシューズにサックを許した。
- LTブラガと毎日対戦するOLBクレイ・マシューズ。「彼はウチの将来の左タックルだ。デカい奴だし、彼のプレーは気に入っているよ。学ぶべきことはいくつかあるから、僕も教えていけたらと思う」
- コーチ陣はOTAの頃からRTブレノ・ジャコミニの成長を高く評価していたが、今キャンプでもそのとおりの動き。1on1のパスラッシュドリルではこれまでのところ7勝2敗2分け。昨年までと比べバタバタせず落ち着いて体をコントロールできている。
- 4月に手首の手術を受けたT/G T.J.ラングは、ブランクのせいかトレーニング不足のせいか初日の内容はいまひとつだったが、2日目はかなり良くなってきた。1on1のドリルでDEピケットに連続で完勝する場面も。
- この日のチーム練習は全般にディフェンス優位。プレッシャーがよくかかってDB陣のカバーもよく、QBロジャースが投げ捨てたり投げそこなったりするプレーが目立った。
- DEジャスティン・ハレルは1on1のドリルで控えOL組を圧倒するなど、これまでで最高のキャンプを過ごしている。
- 今オフのOLBブレイディ・ポピンガはパスラッシュのパターンを増やすためにケヴィン・グリーンOLBコーチの熱心な指導を受けてきたが、パスラッシュドリルではそれなりの成果を見せている。
- OLBが左右を入れ替え、OLBクレイ・マシューズが左サイド、ブランドン・チラーが右サイドをプレーする場面もあった。
- ILBデズモンド・ビショップは2日連続でインターセプトを挙げ、ビッグヒットを決めるなど好調。「ミスター・オーガスト」との定評があるのを本人も分かっていて、「8月1日だからね!」と笑っている。ただ、「これぐらい毎年やってるのに実戦では使ってもらえない・・・」というのが本音らしい。
- きわめて珍しいオフェンシブラインマンたちのタックリング練習ビデオ。DL陣がタックル相手をやらされている。周囲の選手たちの歓声がなんとなくエッチな感じ。
- 今夏初めてのFG練習だったが、Kメイソン・クロスビーは9回蹴って3回も失敗。28、33、36、43、50、53ydsを成功、失敗は40、45、45yds。半分は不慣れなPクリス・ブライアンがホルダーをしていたので同情の余地はある。
- フェイクFG練習では新人G/Tマーシャル・ニューハウスがレシーバーとして走ったが、エンドゾーンでパス落球。二度とこんなチャンスはもらえないかもしれない。
- この日のパンター争いはプーチ・パント練習で、50ydsから3本ずつ、敵陣45ydsから4本ずつ。Pクリス・ブライアンは7本すべてレッドゾーンに落とし(平均は10yds地点)、Pティム・マステイは1本だけタッチバックがあった。
- Press-Gazette紙のロブ・デモフスキー記者の自称「無意味なトリビア」によると、Pティム・マステイは右足で蹴るが左投げ。Pクリス・ブライアンは左足で蹴るが右投げ。
- 練習の合間には、アメフト経験のないPクリス・ブライアンに周囲の選手たちがフットボールの投げ方を教える場面も。
- この2日間、ファンからのサインの求めにもっとも多く応じているのはLTブライアン・ブラガ。