グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年7月17日

ランボーフィールドでビッグ10決勝?

ウィスコンシン大を含めた中西部の有力校がひしめく名門ビッグ10カンファレンス。2011年シーズンにはネブラスカ大が加わって12校となり、2ディビジョンに分けて最後にカンファレンス決勝を行えることになった。11月いっぱいでレギュラーシーズンを終えた後、SECのようにカンファレンス決勝を12月初めにやって大きく盛り上げたい、というのがネブラスカ大を誘った最大の動機だったのだ。

SECの決勝がジョージア・ドームで行われているように、カンファレンス決勝となれば中立地で開催するのが自然。そこで、ビッグ10の決勝をランボーフィールドでやりたい、とパッカーズのマーク・マーフィ社長が名乗りを上げた。収入増の狙いがあるのは言うまでもない。「我々は非常に興味がある。ビッグ10は長い歴史と伝統を誇っている。その決勝を歴史あるランボーフィールドで行えれば、さらに素晴らしいものになるだろう。我々のコミュニティにとってもカレッジ・フットボール界にとってもよいことだ」

ランボーフィールドが大学フットボールを開催したのは1983年が最後らしい。(パッカーズのキャンプ地)セント・ノーバート大と、ヴィンス・ロンバルディの母校フォーダム大というカトリック対決だった。フットボール以外なら、2006年2月にアイスホッケーのウィスコンシン大対オハイオ州立大を開催したことがある。(記事へ

すでにシカゴのソルジャーフィールドとクリーヴランドのブラウンズ・スタジアムも興味を示し、インディアナポリスのルーカス・オイル・スタジアムも候補となりそう。ただ、マーフィ社長はかつて(同カンファレンスに属する)ノースウェスタン大の体育局長をしていたため、コネクションの面で有利と見る向きも少なくない。

寒さの懸念について聞かれると、「12月の初めといえば、グリーンベイはさわやかな季節だろう」とマーフィ社長はジョーク。「私に言わせれば、そうした要素の中でプレーすることも、カレッジ・フットボールの魅力の1つだ。(2014年には)スーパーボウルがニューヨークで開催される。たいした違いはないはずだ」

8月2日と3日にシカゴで会議が開かれ、ビッグ10役員と各大学の体育局長が2011年の正式スケジュールを決めることになっている。ESPNブログCollegeFootballTalk.comもランボーフィールド開催に賛意を示している。

カテゴリ : Lambeau Field