グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年5月28日

ケイパースDCが語る今年のディフェンス

先日のミニキャンプ公開練習で判明したポジション変更や今年の課題などについて、ドム・ケイパースDCがインタビューに答えている。

ピケットをNT/DE兼任とし、ラジを先発NTとしたことについて

「この商売では、できる仕事が多いほどよいものだ。彼らは2人とも、両ポジションをこなせるだけのアスレチック能力とサイズがある。こうすることでチームにフレキシビリティが生まれる。たとえばゴールラインディフェンスで、彼らのような能力の選手を2人並べられるチームは多くない。去年も我々のショートヤードディフェンスは優秀だった。相手を押し返す大きな選手たちが必要なのだ」

DEジャスティン・ハレルについて

「昨年の腰の問題は正真正銘のケガで、タフネスの欠如を示すものは何もない。DL2人をドラフト指名したこと? 優秀なビッグ・ガイはいくらいてもいいものだし、(ケガ人が出始めると)あっという間に足りなくなるものだ。新人たちが伸びてジャスティンが向上してくれば、我々にとっては嬉しい悩みが生まれる。足りない事態と比べれば、そうした『難しい決断』の方がずっといい」 

プロ2年目の左OLBブラッド・ジョーンズについて

「ブラッドを先発させることに何の不安もない。アーロン(キャンプマン)が倒れたとき、彼がしっかりした働きをしてくれて、彼が加わったディフェンスは非常によいフットボールができた。彼のプレーを我々は気に入っているし、彼は今年のオフシーズン・プログラムでもよくやっている。おそらく10ポンドほど重くなっただろう。これは彼にとってよいことだ。ああした若手選手はプロ最初の2年間でぐっと伸びるのが普通で、ウェイトルームでの努力が実り、急にフィジカルになるものだ。それはブラッドにもあてはまると思う。去年のキャンプでは(背中を痛めて)あまりプレーできず、今年使えるのだろうかと疑問に思い始めていたのだが」

昨季NFL28位だったレッドゾーンディフェンス向上が最大のテーマ。

「失点をNFL最少に抑えるために、それが最大の目標となるのはいつものことだ。そのために、レッドゾーンに入られたら、タッチダウンでなくフィールドゴールばかりを蹴らせなければ。昨年の我々のディフェンスすべてを振り返り、さらなる進歩のためにはレッドゾーンディフェンス向上が一番だと我々は考えた。今年はその点に重点を置くことになるだろう。レッドゾーンでは違ったプレーをしなければならなない。フィールドは縦に縮まり、より素早くパスが出てくる。あっという間に物事が起きて、躊躇している余裕はない。ずっと速く反応しなければならない」

数人の優れた選手がチームを引っ張る、いわゆるプレーメーカー理論を信奉。

「非常に優秀なディフェンシブ・チームを作るには、2人か3人のディファレンス・メーカーが必要だと、私はつねづね考えている。1試合60プレーのうち、2つか3つのプレーが試合結果に大きな影響を与えるのが普通だ。2人か3人のプレーメーカーを手に入れたら、あとは頼りになるしっかりしたロールプレーヤーがたくさん必要だ。CBチャールズ・ウッドソンがプレーメーカーのカテゴリーに入るのは言うまでもない。NFLじゅうの誰もが欲しがるような選手だ。すべてのゲームで大きなプレーを決める可能性がある選手なのだから」

ウッドソンに次ぐプレーメーカーはOLBクレイ・マシューズ?

(質問には直接答えず)クレイを手に入れることができて嬉しい、それははっきり言える。彼は頭のいい選手だ。あちこち動かすことができ、じっさい我々はそうした。昨年のキャンプではハムストリング負傷でろくにプレーできず、シーズン初めはスターターでさえなかった。彼がスターターとして全ダウンをプレーするようになり、ウチのディフェンスが大きく向上したのは明らかだ。彼には能力があるだけでなく、真のプロフェッショナルだ。大きな犠牲を払うほど手に入れるものは大きい、という古い法則を彼は理解し、そのように準備する。ケガさえなければ、素晴らしいシーズンを過ごすと私は予想するよ」

カテゴリ : Coach/Front Office