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Draft Notebook 7: DE C.J. Wilson
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年5月 1日
7巡23位(全体230位)指名のDE C.J.ウィルソン(イーストカロライナ大)について。
- ノースカロライナ州ベルヘイヴン出身。実家から西に50kmほどのグリーンヴィルにあるイーストカロライナ大に進んだ。
- 兄2人も大学フットボールをプレーしたアスリート一家。兄エヴェレットはノースカロライナA&T、兄エイモスはニューメキシコ州立大でプレーした。
- 4シーズンで54試合に出場(先発44試合)して通算27サック、ロスタックル45.5回、QBプレッシャー35回。この3年間は主に左DEをプレーしている。
- 大学3年時の活躍が最も目覚ましく、カンファレンスUSAの最優秀選手(Sporting News誌)や最優秀ディフェンス選手(ESPN)にも選ばれている。昨年は相手のマークが厳しくなったが、それでも10.5サックを挙げた。 「昨年はかなり注目されてマークされた。僕を止めるためパスプロテクトをスライドしたり、マックスプロテクトや、RBやTEのチップも多かった」と本人。
- 大学4年間で欠場ゼロ。 「僕は9歳のときからフットボールをしてるけど、骨折とか大きなケガは一度もしたことがない。すごく幸運に恵まれてる」
- ピアノはかなりの腕前。 「今後も続けるつもりだよ。独りになりたいとき、リラックスさせてくれるから。心が落ち着くんだ。フィールドでクォーターバック連中をサックしているときと違ってね」
- テッド・トンプソンGM。 「なぜ7巡までスライドしたのはわからないが、我々はかなり気に入っていた。指名直前に電話で話したら、彼は相当燃えていたよ。指名を見送ったチームが間違っていたと証明してみせる、とね。彼の手の動きは非常にクイックで上手いし、相手の胸に当てて押し込むことができる。インサイドからラッシュできる。しかも今この瞬間、たいへん怒りに燃えた人間だ」
- ドラフト前にJournal Sentinel紙記者が集めたスカウトたちのコメントでは、4巡から6巡の予想が多かった。
- C.J.ウィルソン本人のコメントから。
- 「指名がずっと見送られて、すごく気持ちが燃えている。3巡から6巡の間と聞かされていたし、先に指名されたDEたちよりも自分の方が上だと、僕は100%確信している」
- 「7巡も終わりに近づき、ドラフト外としてセントルイスやクリーヴランドやシンシナティから電話がかかってきた。そんなときにパッカーズから指名されて、ものすごく嬉しかった」
- 「僕のいちばんの取り柄はスピード。(DLすべてを経験し)ノーズタックルからでもパスラッシュできるし、ディフェンシブエンドでエヴリダウンでもプレーできる。以前は265ポンドから270ポンドでプレーしていたけど、今は285から290ポンドに慣れてきている」
- 背番号は98番。90年代半ばにはDEゲイブ・ウィルキンズ、その後もDE/DTビリー・ライオン、DT/DEケニー・ピーターソンと地味めな控えDL選手が着けてきた。
- イーストカロライナ大出身のパッカーズ選手には90年代のLBジョージ・クーンス(ドラフト外)がいるが、ドラフト指名となるとDEウィルソンが球団史上初。他球団ではRBクリス・ジョンソン(TEN)やQBデヴィッド・ギャラード(JAX)がいる。