パッカーズは2巡24位(全体56位)で予想外のDEマイク・ニール(パデュー大)を指名。「残っている最高の選手」方針によるものか、ジョニー・ジョリーの出場停止リスク、両スターターが今年契約最終年ということも考慮したのか。ニール自体も2巡指名選手としてはノーマークに近く、かなり意外な指名らしい。大学では4-3のDTをプレーしており、3-4のパッカーズはDEをプレーさせるつもりのようだ。
Strengths : 3-4のDEにはぴったりのサイズとアスレチック能力の持ち主。クイックネスに優れ、手の使い方が上手いので、相手ラインマンとしては捕まえにくい。横方向の動きがよく、サイズのわりに迫力のあるパワーラッシュでポケットを押し込む。ハードワーカーで、笛が鳴るまで止まらないモーターの持ち主。リーダーシップも高く評価されている。4年間で46試合に出場、うち24試合に先発。通算13サック、ロスタックル26回。
Weaknesses : 上半身も下半身もまずまず強いが、横幅が狭い。腕が短め。パワーラッシュに頼り、相手OLを崩すパスラッシュのバリエーションが物足りない。「NFLでDTをやるには馬力や横幅の点で物足りない」といった評価記事が多く、たしかに3-4のDE向きと感じられる。
その他 : 1巡指名のOTブラガに続いてビッグ10カンファレンスからの指名。パッカーズでパデュー大といえば、1940年ごろの名パサー、セシル・イズベルがいる。注目されていなかった選手なのでYouTube等にハイライト映像が見当たらない。