グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年4月15日

RTマーク・タウシャーの心構え

前十字靭帯(ACL)断裂を乗り越えて復活を果たしたRTマーク・タウシャーが来季への期待を語っている。「年をとってくると、勝つチャンスが欲しいものだ。このチームは・・・去年は惜しいところで負けたけれど、優秀な中核選手が揃っているし、無限の可能性を秘めている。しかし大事なのは、どのシーズンも全く別モノだってことだ。たとえロースター53人のうち51人が残っていようと、先発22人のうち19人が残っていようと、そんなことは全く関係ない」

「行く手に障害があっても、それを乗り越えなきゃいけない。それが 『成功するチーム』 のカギだ。6勝10敗だった2008年シーズン、僕らはよいフットボールチームだったよ。 『ああ6-10か。ひどいチームだな』 って人はすぐそう言うだろう。僕はそうは思わない。ただ僕らは、起きてしまったまずい事態に対処できなかっただけなんだ。いっぽう昨年は、悪いことが起きても、それを乗り越えることができた」

「たとえばデトロイトでの感謝祭ゲーム、最初にターンオーバーから先制タッチダウンを許した。2008年だったらあれで苦しくなっただろう。でも昨年の僕らは、『よし、しっかり足場を固めて、チームを軌道に戻そうじゃないか』 という感じだった。失敗からどう立ち直るか、苦境にどう立ち向かうか。その点でウチは成長してきたと僕は楽観しているし、今後も成長を続けると思っている。しかしそれでも、新しいシーズンに成功を収めるためには、やらなければならない仕事が山ほどある」

彼が復帰するまでのパスプロ不振と復帰後のパスプロ復調について、次のように謙遜している。「数字が悪くなると(RTバーバーのように)さんざん非難され、見た目がちょっとよくなると(自分のように)やたら褒められすぎなんじゃないかな。ウチはタイミングとリズムがベースのオフェンスで、最初の3週か4週はチーム全体の呼吸が合っていなかったと思う。試合を重ねてみんなの理解が進み、だんだんよくなった。最初のうちは、何ができて何ができないか探る過程だったんだろう。成功するためには何が必要かみんなが分かってきて、あとはそれを続ければよかった」

キャリア二度目のACL断裂からの復帰について。「リハビリのためにトレーニングキャンプに参加できず、失ったものは大きかった。実際にフィールドでプレーするまでは、ヒザに自信が持てないものだ。最初のうちはそうでなくて苦労した。でもシーズンが進んで、最後の3週か4週は脚に自信がついて、プレー内容も向上した」

「今年は、早く再契約してオフシーズン・プログラムから参加することがすごく重要だった。体作りに力を注ぎ、よいシーズンを過ごすことに専念できるからね。今は体力面の向上に努めている。OTAとかが始まったら、フットボール面に集中していくことになる。オフシーズン・プログラムからトレーニングキャンプへとすべてこなしていくことは、(昨年のように)10月半ばに合流するよりずっといい」

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