グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年4月14日

RBブライアン・ウェストブルックに興味

Journal Sentinel紙によると、元イーグルスのRBブライアン・ウェストブルックにパッカーズが興味を示しているらしい。ESPNのアダム・シェフターも、「まだ予備的な話し合いにすぎないが、接触したのは事実」とコメントしている。ウェストコーストオフェンスで大活躍してきた有力RBウェストブルックなので、もしRB陣に加えることができれば大きいが、心配なのは健康問題。小さい体でハードヒットを受け続けてきたこともあって、昨年は大きなケガに苦しみ、わずかラッシング274yds、1TDに終わった。FA市場で不人気なのも健康問題のせいだ。

昨季は第7週WAS戦で頭をヒザで蹴られる形になって脳震盪を起こし、2試合欠場。復帰した第10週SD戦で再び脳震盪を起こしてしまい、今度は5試合休んだ。現役続行の危機とさえ言われたが、専門家の許可が下りてなんとか復帰。レギュラーシーズン最後の2試合とプレーオフには出場したものの、ルショーン・マッコイからエースRBの座を奪い返すことはできず、高給(今年$7ミリオンの予定だった)のせいもあって2月23日に解雇となった。脳震盪の他にもヒザ(すぐに腫れてくるらしい)と足首に持病を抱えていて、健康面でのリスクは非常に大きい。

健康問題さえクリアできれば、パッカーズにとってうってつけの選手であるのはたしかだ。RBブランドン・ジャクソンが3rdダウンバックとして成長したとはいえ、もうワンパンチ欲しいのは衆目の一致するところで、RBをドラフト上位指名するとの予想も少なくない。エースにはワークホース型のRBライアン・グラントがいるので、ウェストブルックには体力的に負担のかからない使い方ができるはず。レシーバーとしてシーズン60回600yds以上を4回も記録していて(パッカーズのRBでは1995年のエドガー・ベネットが最後)、レシーバーの位置にセットすることもできる。「一発の魅力のある3rdダウンバック」問題は一挙に解決してしまいそうだ。

キャリアはもう終わりとの一部の見方に対し、本人は現役続行の意志が固いらしい。契約するとすれば、入念なフィジカルチェックを経た上で、出場試合ごとのロースターボーナスやインセンティブを大きくした低リスク型の契約内容になるはず。

カテゴリ : Contract/Personnel