グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年1月16日
- パンター(兼キックオフ・スペシャリスト)のティム・マステイ Tim Masthay と契約。ケンタッキー大では2008年のオールSECに選ばれ(全米5位の平均45.3yds)、昨年ドラフト外でコルツに入団。8月半ばに解雇され、その後バッカニアーズやペイトリオッツでワークアウトを受けたが、契約には至らなかった。ドラフト前の評価記事はこちら。(pronounced "MAS-tay" だそうなので "h"は発音せず、カナ表記は「マステイ」とする)
- Pジェレミー・カピノスについて、ショーン・スローカムSTコーチ。「テクニック全般については、私は不満はない。キッカーやパンターで難しいのは、それを本番で毎回同じように繰り返せるかどうかだ。実際のプレー内容に関しては、もっと高く蹴ってハングタイムを稼がなくてはならない。そうなればフェアキャッチさせたり、20yds以内でもっとよい結果が出せる。若いパンターというのは、全てがしっかりまとまってくるまで、NFLの実戦で慣れる期間が必要であることが少なくない」
- 不振のKメイソン・クロスビーに対し、「他の実績あるNFLキッカーから技術面やトレーニングについて話を聞くといい」とアドバイスした、とスローカムSTコーチ。専門のキッキングコーチにつくよりもその方が有益だ、というのがSTコーチの考え。
- アリゾナ戦について、ドム・ケイパースDC。「最初のプランで思うように行かなかったとき、当然プランBに移行する。しかしあの日の我々は、プランA、プランB、プランCまでどれもうまく行かなかった。問題は2つあった。相手は絶好調のQBで、非常によいプレーをした。あのタイミングでよいパスを投げてくると、こちらはミスの許される余地が非常に小さい。なのにカバレッジでいくつもミスがあった。相手があれほどのオフェンスだと、こちらが完璧なカバレッジ・ゲームをしないかぎり、好きなように進まれてしまう」
- OLBクレイ・マシューズがダブルチームされてパスラッシュが手詰まりになったことについて、ケイパースDC。「アリゾナは前週のゲームを分析して、対処することに成功した。だから、こちらも対抗策を持たなければならない。クレイはシーズン後半にあれほど活躍し、注目される存在になった。もう秘密でも何でもない。パッカーズと対戦するときは、アウトサイドのクレイ・マシューズを止める方策を立てなければならないのだと」
- The Sporting News誌の選ぶ Coordinator of the Year にドム・ケイパースDCが選出された(ディフェンス側だけではない賞)。ケイパースDCが14票、ベンガルズのマイク・ジマーDCが僅差の13票、セインツのグレッグ・ウィリアムズDCが9票、ブロンコスのマイク・ノーランDCが5票(リスト)。昨年1月の新DC選びの際にパッカーズをソデにしたウィリアムズとノーランも、それぞれ移籍先でディフェンスの立て直しに成功している。
- パスプロテクションの向上が最大の課題、とジョー・フィルビンOC。「プロテクションユニットが51サックも許したのだから、それは心配だ。ここに来て7年になるが、これまで到達したことのない領域だよ」
- 序盤にあれほど右タックルが問題になりながら、OTブレノ・ジャコミニは今季出場ゼロ(アクティブ登録1試合)。結果論とはいえ、そんな選手をロースター枠に残しておくぐらいなら、開幕前にCBパット・リーをインジャリーリザーブに入れず、ヒザの回復(シーズン後半には使えたはず)を待った方がずっとよかった。
- 「ジェネラルマネージャーがOTジャコミニを気に入っているのだろうと思う。ロースターを決めるのはGMとヘッドコーチだから。私は率直に言っているんだ。よいところは多々あると私も思う。しかし実戦でプレー経験を重ねるまでは、十分な資質があるかどうか判断はしきれない」とジョー・フィルビンOC。GMとの意見の相違をこれほどはっきり表明する例は珍しい。
- CBチャールズ・ウッドソンがオール・プロの1stチームに選出(全得票数リスト)。プロボウルとは違い、NFL全体から1チームぶん選ばれるので、価値はさらに高い。全米の記者による50票のうち、満票はRBクリス・ジョンソンだけだった。CBウッドソンはThe Sporting News誌の選ぶディフェンス最優秀選手とオール・プロにも選ばれている。(記事へ)
- FSニック・コリンズは、(FSエド・リードと同票で)オール・プロの2ndチームに食い込んでいる。今年はエド・リードがケガで4試合欠場、SSトロイ・ポラマルが11試合欠場したため、セーフティは例年よりやや低レベルの争いだった。
- レイダーズのトム・ケーブルHCがもし解任された場合、パッカーズのウィンストン・モスILBコーチ(兼アシスタントHC)が後任候補の1人になるのではないか、と一部で噂になっている。マイノリティ候補を1人は面談しなければならない、いわゆる"ルーニー・ルール"があるため、黒人コーチは面談だけはしてもらえることが最近は少なくない。
- シーホークスのGM候補は2人に絞られ、パッカーズのジョン・シュナイダー・フットボール事業部長は候補から外れた模様だ。
- プレーオフ第1週の視聴率ではパッカーズ対カーディナルスが4試合のトップで、全米およそ3440万人の視聴者数を集めた。1999年のパッカーズ対49ers(3560万人)以来、ワイルドカードゲームとしては過去10年間で最高だった。