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Notebook: シーズンの終わり
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年1月13日
月曜午前、選手たちは最後のチーム・ミーティングを終え、ロッカールームを片付けた。飛行機の都合でまだグリーンベイに戻って来られない記者たちもいて、代役が選手たちから今季最後のコメントを取っている。このあと選手たちはコーチと長時間の個別面談をしたうえで解散となる。
- QBアーロン・ロジャース。
- 「いちばんつらいのは、(契約問題で)多くの選手の今後が不確かなことだ。長い間いっしょに仕事をし、大事に思っている仲間たちなのに、来季どうなるかがわからない」
- LTチャド・クリフトンとRTマーク・タウシャーの再契約を望む? 「言うまでもない。マークの復帰はこのチームの成功の重要な要因だったし、ロッカールームでの彼の人柄や行動、そしてもちろんプレーも素晴らしかった。彼ならば体が持つかぎりプレーできると思うし、きっと戻ってくると思う。当然チャドともぜひ再契約してほしいと望んでいる。どちらも僕が自分で決められることじゃないが、"クリフィ"はまだ高いレベルでプレーできることを証明したと思う」
- 最後のプレーはフェイスマスクだった、と帰りの飛行機で思わなかった? 「いや、本当に思わなかった。僕はプレーすることで給料をもらってる。たいてい1試合に1回か2回は、反則を取るべきだった、取るべきじゃなかった、というプレーがあるものだけど、それは僕がコントロールできることじゃない。僕が心配するのは自分でコントロールできることだけだ。僕はこのゲームでいくつかミスを犯した。考えるのはそのことであって、フェイスマスクだったかどうかじゃない」
- 「僕がベッドで試合を振り返って考えたのは、オーバータイム最初のプレーだ(WRジェニングスへのロングパス失敗)。試合に決着をつけられたかもしれないのに、残念ながら僕はグレッグに通せなかった。逆にビッグプレーを決めたのは相手チームの方で、それは相手を称賛するしかない」
- TEジャーマイケル・フィンリーの台頭について。「ジャーマイケルがどんな選手に成長しつつあるか、オフシーズンから僕らはみなよく知っていた。彼のことを話すと自然に頬が緩んでしまうよ。エキサイティングなヤツだし、よき友人であり、このチームで明るい将来のある優秀な選手だ」
- OLBアーロン・キャンプマンはIR入りの身ながら、アリゾナ遠征に帯同していた。
- 今後のプランは? 「僕も知りたいね」 チームに戻ってくる? 「できれば。 つまりさ、僕がプレーしたことがあるのはこの球団だけだし、戻って来られたら素晴らしい。でも、今後2ヶ月ほどの成り行きを、こちらは見守るしかない」
- この3-4スキームでも戻ってきたい? 「たっぷりと時間をかけて3-4を学ぶことができ、よく馴染んできていた。4-3経験も多いから、僕は両方できると思う。(もっと調子が出てきたであろう)シーズン最後までプレーできなかったことが残念だ。ちゃんと16試合戦ったうえで自分がどれだけの結果を出したか、いろいろと比較できたらよかったのに。そんなわけで、いま僕が言えることは何もないんだ。今後の成り行きにまかせるよ」
- ディフェンスが終盤噛み合ってきたことに驚いた? 「そうだね、このチームの一部でいられて楽しかったよ。とくにクレイ(OLBマシューズ)が成長して、そちらサイドに相手の焦点が移っていったから、もし自分が逆サイドにいられたら面白いことになったろうと思う。クレイのことは本当に誇らしい。彼は入団からシーズン終了まで毎週進歩を続け、高いレベルでプレーしてくれたし、彼の将来が楽しみだ」
- チームが負けるのを見るのはつらかった? 「まったくだよ。本当に、なんてゲームだろう! そして、なんてつらい負け方だろう。相手のFGが左に逸れてコイントスで勝って、よし、これで行けると僕も思った。でも一歩足りなかった。でもこれは素晴らしいチームだし、できればこの経験から何かを学んで来年さらに前進できたらと思う」
- ヒザ(ACL断裂)のリハビリは? 「全てがすごくうまく行ってる。ヒザの状態については、非常に勇気づけられていると言っておこう。トレーニングキャンプ? 間に合うと思う」
- FSニック・コリンズは、ドム・ケイパースDCのゲームプランをやんわりと批判。
- 「悪夢のようだね。現実とは思えない。チャンスはあったのに、僕らはよいプレーを決めることができなかった。ビッグプレーを決めるにはわずかに足りなかった」
- 「あちらのゲームプランはよかった。こちらは(前週と?)同じゲームプランで臨み、あちらは多少修正してきた。チェス・マッチにあちらが勝った。それが事実だ。カート・ワーナーは経験が豊富で、真のベテランだ。たくさんのディフェンスを見てきた経験があり、準備ができていた」
- プロボウルでプレーできることが多少なぐさめになる? 「だといいけれど、ほろ苦いね。僕はあと1試合プレーできるけど、他の仲間はもう今季は終わりだ。だからほろ苦い。自分としては最後まで勝ち切れると思っていたから、今季は期待外れだったと感じている」
- 契約問題について。 「僕にはわからない。自分にコントロールできることじゃない」
- RBライアン・グラント。「子供の頃から数えても、この敗戦は1番つらいものだった。受け入れるのが難しい。試合の後には、本当に体調が変になってしまい、昨夜は一睡もできなかった。あんな結果になろうとは。21点リードされたときでさえ追いつける自信が僕にはあったし、実際そのとおりになり、自分たちの力を見せることができた。自分が最善の努力をしているなら、言うべきことは歯に衣着せずはっきり言おう、それがウチのキャラクターであり、最初からそう言い合ってここまで来た。フットボール人生というのは、勝つときもあれば負けるときもある。そして最後に一歩足りず、胸が張り裂けそうな気持ちだ。でもこの1年をこの仲間と一緒にプレーできたことは楽しかったし、また来季やり直したい」
- WRグレッグ・ジェニングス。「まだショック状態だ。今は、ちょっと離れて、精神的にも身体的にもリフレッシュしたい。といっても、試合の結果を変えられるわけじゃないけど」
- OLBクレイ・マシューズ。「僕は負けることに慣れていない。それが事実だ。でも今後に活かせる反省点はたくさんある。あんな状況に陥らずにすむように」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「苛立たしいね。次の試合に向けて今日も仕事をするつもりだったのに、もう何の予定もない。この結果は信じたくないし、体から抜けきるのに時間がかかるだろう」
- Kメイソン・クロスビーは今オフはライバルが入団してくる可能性が高い。「自分のことに集中し、他人のことは考えない。オフシーズンをどのように過ごすか、しっかりした練習プランを立てている。ボールはしっかりヒットできているのだから、フットワークからなにから、全てを変える必要などないんだ。ここ数週間の僕のアプローチもそういうものだった」
- 試合最後のプレーのフェイスマスクについて、「ジャッジメント・コールであるのでレビューの対象にはならない」とNFL審判部が声明を出した。もし(ロジャースの足に当たらず)ボールが地面についていれば、いわゆる"タック・ルール"でパスインコンプリートに変更される可能性はあったようだ。
- シカゴの地元メディアによると、ベアーズは新オフェンシブ・コーディネーター候補としてパッカーズのトム・クレメンツQBコーチとの面談許可を求めたが、パッカーズ側が拒否したとのこと。契約下にあるアシスタントコーチ(コーディネーターも含む)への面談は、ヘッドコーチへの昇格でない限り、所属チームが拒否できる規則がある。今回のようにQBコーチからOCならば、実際は1ランク出世なので許可する場合も少なくないが、ライバル球団だからだろうか。
- シーズン終了とともにロースター枠が80人に拡大されるため、まずプラクティス・スクワッド8人全員との契約が発表された。