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Notebook: RBグリーンの出場は来週以降
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年10月24日
- 先週再契約したRTマーク・タウシャーは、水・木とフルパッド練習にフル参加し、今季初出場に向けて大きく前進した。「2日連続でチーム・ドリルにも参加した。明日Dr.マッケンジーの診断がどうなるかだね。クリーヴランド戦の出場? それはわからない。出場可能と言ったら言い過ぎかもしれない」とマッカーシーHC。今週は自重するとしても、次のヴァイキングス戦は出場可能になるだろう、という見方が一般的。
- RTタウシャーはもうヒザをかばう様子もなく、問題なく動けているようだ。ジョー・フィルビンOCは、「まだ復活途上ではあるが、とてもよく動けているように見える。ただ彼自身が自分のヒザにどれだけ自信を持てているかはわからない。自信が持てるまでは時間がかかるものだし、すべての動きが元通りにできるようになるまでは時間がかかる。だから今は彼がどのような状態にあるか、我々は把握しておかなければ」
- いっぽうLTチャド・クリフトン(足首)は水・木とも練習に復帰できず。ただし、練習最初のジョグ・スルーだけは参加していたので、「最初に足首を痛めたときよりもずっとマシ」という発言は嘘ではなさそう。
- 契約したばかりのRBアーマン・グリーンだが、いきなりのブラウンズ戦出場はなさそうだ。初日は主にエドガー・ベネットRBコーチのそばで練習を見学し、木曜もスカウトチーム側での参加に留まっている。
- 「僕は体を作ってきたけど、フットボールのできる体となると話は別だ。今週出場するというのは、目標としてはいいけれど、無理があると思う。来週とか再来週というのが現実的だろう」
- かつての背番号30は現在FBジョン・クーンが着けているため、RBグリーンの今回の背番号は34番。ベネットRBコーチが現役時代に着けていた番号でもある。「クーンが30番をキープしたければ、僕としては何も問題はない。(34番の)ウォルター・ペイトンが僕のヒーローだ」
- 「ライアン(RBグラント)にもEB(エドガー・ベネットRBコーチ)にもコーチ・マッカーシーにも言ったことだけど、僕はみんなを助けるためにここにきた。ランニングバック陣を助け、チームを助ける。スペシャルチームの助けになるならば喜んで出るし、キックリターナーだって何の問題もない。以前と変わらぬ自分としてここに戻ってきたけれど、今度は控えとしての役割だ。そのことに何の不満もない」
- テキサンズ時代の不振については、ケガや年齢よりも私生活の問題が大きかった。「僕にとっては、歳をとったことより、フィールド外での問題が多かった。2人の娘(11歳と7歳。その母親ヘザーとは離婚している)との関係が危機に瀕してしまい、そのことが自分の暮らしに大きな影響を与えてしまった。大変だったけれど、今は娘たちとの関係もすごくよくなった。だからこうしてよい気分でいられるし、すべてをフットボールに集中できる。フットボールは精神面が大きいから」
- 「移籍した2007年は僕にとって大きな変化の年だった。長く過ごしたグリーンベイを離れ、新しい街に移って新しいチームメイトにも慣れなきゃいけない。そしてその10月に父が亡くなって、そのうえ娘たちとの問題も起きてしまった。1人では抱えきれないような問題が次々と起きた。僕だってひとりの人間だ」
- パッカーズ復帰について。「選手としてもう完全に終わりだと思ったなら、ここにもどって1日契約にサインさせてもらって、パッカーとして引退することを選んだろう。でも、(テキサンズでの)2年間を終えて、何かが足りないと感じたんだ。あのような形で終わって、あの姿がひとの記憶に残るのは嫌だった。素晴らしいキャリアを築くことができたここにもう一度戻って、よい形で終えたかった」
- RBグリーン移籍後にパッカーズに移ってきたRBライアン・グラントだが、ベネットRBコーチの紹介でRBグリーンと知り合い、電話で10回以上も話をしたという。「いや、自分の立場が危うくなるなどと心配してはいない。むしろ僕自身が彼の獲得を強く支持していた。デショーンのケガを知ってからは、『ぜひ獲ればいいじゃないか!』 と言っていたんだ。僕は勝ちたいし、彼ならフィールド内でもロッカールームでもその外でも、チームのプラスになってくれる」
- 出番が減るいっぽうのILB A.J.ホーク。来季のサラリーが$4.1ミリオンにもなるため、減俸を受け入れないかぎり放出されてしまうのでは、という見方が強まっている。「僕はここが好きだ。本当だよ。いまどれだけスナップ数が少ないとしても、僕はここにいたい。2勝14敗のチームで先発するよりも、強くてしっかりした球団で出番が少ない方がいい」
- アサインメントを完璧にこなそうとしすぎて臆病なプレーになっているのでは、という指摘にILBホーク。「そのようなことは考えていないし、心配もしていない。ミスをしても自分は受け入れられる。ただ無意識のうちに、安定した堅実な選手であろうとしているのかもしれない。それでも、安定感があり、それでいてインパクト・プレーもしてみせる、そんなバランスを見つけないといけない。最近そうしたプレーが少ないのは事実だ」
- 腰を痛めてライオンズ戦を欠場したC/Gジェイソン・スピッツは、水・木と練習に復帰できず、2試合連続欠場の可能性が高くなってきた。
- WRグレッグ・ジェニングスはでん部を痛め、念のため木曜の練習を休んだ。ILBブランドン・チラーも首を痛めてインジャリーリポートに加えられている。QBアーロン・ロジャースはライオンズ戦で足を痛めたが、練習はフル参加。2006年に骨折した左足ではなく右足とのこと。「みなさんが記事にするような話じゃないよ」
- パッカーズは1試合あたりの反則ヤードでNFL首位(反則回数は2位)。しかしJournal Sentinel紙のグレッグ・ベダード記者は、同じロスでもサックの方がずっと大きな問題だ、と論証している。パッカーズが地区優勝した2004年と2007年シーズン、反則数はそれぞれNFL4位と5位と非常に多く、そのかわりに被サック数が14回と19回しかなかった。過去5年間に両カンファレンス決勝に進んだ20チームのうち、5チームは反則の多さでもNFLトップ7に入っていた(昨季ARIは5位、BALは7位)。今季パッカーズオフェンスは1シリーズあたり2.13得点。反則のあったシリーズは2.07得点でさほど落ちていないが、サックを浴びたシリーズではわずか0.75得点。footballoutsiders.comが2002年から2006年シーズンを調べたところ、不思議なことにディフェンスおよびスペシャルチームの反則数については、チーム成績との相関関係がほぼゼロだった。しかしオフェンスの反則についてはそれなりに相関関係が確認できた、とのこと。
- ブラウンズでは12人の選手がインフルエンザのため水曜の練習を欠席したが、そのうち2人(LBウィンブリーとNTショーン・ロジャース)はすでに木曜の練習に復帰。
- ブラウンズといえばWRジョシュ・クリブスのリターンが大きな脅威。パントリターン(16.8yds)はNFL1位、キックオフリターン(28.4yds)はNFL7位。どちらも今季すでにタッチダウンを決めている。軽量型ではなくガタイがあってバランスが良く、簡単に倒されない。彼の能力を活かすため、先日のスティーラーズ戦ではワイルドキャット隊形からダイレクトスナップを受けるプレーが13回もあったらしい。