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Notebook: WRジェニングスとQBフリンが復帰
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年9月 9日
- いよいよ月曜からレギュラーシーズンの練習が始まった。練習場もこれまでの(ファン公開用の)レイ・ニチキ・フィールドからクラーク・ヒンクル・フィールドに移り、周囲には目隠しシートがシートを張り巡らされた。
- RBブランドン・ジャクソン(足首)、NT B.J.ラジ(足首)、CBウィル・ブラックモン(太もも)の3人はまだ練習を休んでいる。マッカーシーHCは彼らの状態について、「前進している」とだけ。
- Sアーロン・ラウス(ハムストリング)が18日ぶりに復帰。WRグレッグ・ジェニングス(脳震盪)とQBマット・フリン(右肩打撲)も練習に復帰している。
- WRグレッグ・ジェニングスは、すでにドクターから復帰の許可は下りていて、開幕戦には出場する、と明言。
- QBマット・フリンは、昨季ロジャースが使ったようなハーネスを着け、強めのパスも投げている。「肩は大丈夫。2週間投げなかったから、鈍っていた勘を取り戻すだけだ。(最も肩の強さを必要とする)ディープ・アウトのパスも投げたし、他のも長いのを投げた」と本人。おそらく開幕戦でもハーネスを着けるだろう、とのこと。
- トレード加入のFSデリック・マーティンには、ダレン・ペリー・セーフティコーチがつきっきりで指導している。移籍間もないため、開幕戦はスペシャルチームだけで出場の見込み。今年セーフティにコンバートされたことについて本人は、「自分にとって良かったと思う。1人の敵を相手にするのではなく、フィールド全体を見ることができる。ディフェンスをコントロールするような立場だし、仲間に話しかけることができる。フィールドで話すのが好きなんだ。セーフティに移ってうまくいっているよ」
- 昨年のマリファナ所持逮捕について、FSマーティンが改めて説明を試みている。「自分のものではなく、一緒にボウリングをした親戚の友人のものだったんだ。彼が自分のバッグと僕のバッグを取り違え、クリーヴランドの空港で発見されてしまった。これからは必ず自分の荷物の中をチェックする。出場停止処分は受けたけど、レイヴンズは僕を支持してくれたし、僕がどのような人間か分かっていてくれた。もう過ぎたことだ」
- 復帰初戦を終えたばかりのILBニック・バーネットについてマッカーシーHCは、「開幕戦出場は間違いない」と語ったものの、起用法については明言を避けた。「どのパッケージで出場するかなどは、日曜夜になればわかるだろう。テネシーでのゲームはよかったと思うし、彼らしくフィールドを飛び回っていた。しかし、ニックとクレイ(OLBマシューズ)については、同じ(回復途上の)カテゴリーに入れている。先週は25スナップに出場したばかりだし、この先シーズンは長い。ゲームプランを立てる上で、そうしたことも判断材料となる」
- ニッケル守備での出番を失ったILB A.J.ホークが、初めてインタビューに応じた。「気に入らないというわけじゃない。でも過去3年間は、ダイム(1LB)守備やヘイルメリー守備で引っ込むときでさえ、僕は嫌だった。どの選手に聞いてもフィールドから出たくないと言うだろうし、僕も同じだ。僕は今でもエヴリダウン・プレーヤーだと思っているが、ウチには優れた選手がたくさんいる。どの球団に行っても先発できるインサイドLBが4人いるんだ。だから僕自身へのネガティブ評価だとはとらえていない。僕はいつでもフィールドから出たくはないが、同時に、チームがやろうとしていることは理解している。僕らはたくさんの違ったディフェンスができる。(ケガ人が出るなど)シーズンで何がどうなっていくかは誰にもわからない。自分にはコントロールできないし、フィールドに入ったら自分のプレーをするだけだ」
- 解雇された選手にはチームから連絡があるが、勝ち残った選手に「お前は残った」と告知があるわけではない。ドラフト外からロースター入りを果たしたG/Cイヴァン・ディートリック=スミスは、「わからないから、ネットで情報をチェックしたよ。デッドラインは土曜午後5時だと聞かされていたから、よーし、たぶん大丈夫なんだ・・・と。でも日曜も(他球団からカットされた選手との入れ替えがありうる)安心はできなかった。日曜がぶじ過ぎて、よし、たぶん大丈夫だと。今日練習に集まって、ようやく祝福をもらえた。(選手人事の)スタッフとようやくちゃんと話せた」
- WRブレット・スウェインにロースター入りの連絡をくれたのは、なんと敗れたWRルヴェル・マーティン自身だったという。「土曜日は本当に神経が参った。どうなるか最後までわからなかったからね。午後1時半ごろルヴェル本人が電話をくれて、『自分が真っ先におめでとうを言いたい』 と言ってくれたんだ。それがルヴェル・マーティンという人間なんだよ。心から感動したし、彼から学ばなきゃいけないことの1つだ。僕が入団して以来ずっと彼から学んできた。善良な人間であり、よき人格の持ち主でなきゃいけないと。だからルヴェルのことを愛している」
- 同じくWRルヴェル・マーティンについて、マッカーシーHC。「個人的にも、心が引き裂かれる思いだった。プレーヤーとして結果を出していただけでなく、優れた人格や、チームでの存在の大きさを知っているからだ。ルヴェル本人にも言ったことだが、もしグリーンベイ・パッカーの理想を体現した人物を看板に描くとしたら、我々は彼の姿を描くことだろう」
- FBが3人とも残ったことに自分自身も驚いた、とFBコーリー・ホール。「ちょっと驚いたよ。フルバックは100%のオフェンスに出場するポジションじゃないから、全員残すのは人数的に大変だったことだろう。でも僕らは全員スペシャルチームで働けるから、それが大きな要素になったと思う」
- OLBブラッド・ジョーンズは7巡指名入団、しかもキャンプでは背中のケガで半月以上出遅れたにもかかわらずロースター入りを果たした。「驚いてはいない。それだけのプレーをコーチに見せたと思うからね。たしかにホッとしたけれど、驚いてはいないよ」
- プラクティス・スクワッドに入ったQBブライアン・ブローム。「他の選択肢も考えたが、ゆっくり考えた結果、ここが自分にとってベストだと結論した。自分としては、1週ごとに進歩していると感じている。僕は53人の1人ではないけれど、よく考えてみれば、QB陣の中での立場は昨年と変わらないんだ。自分が馴染んでいるオフェンスだし、もし何かあればチームは僕を昇格させなければならず、すぐにプレーできる準備はできている」
- 同じくプラクティス・スクワッドに入ったOLBシリル・オビオザー。「他からも誘いはあったが、他所のプラクティス・スクワッドに移るなんて意味ないと思った。本当に僕を欲しいなら、ウェイバーで獲得していたはずだろう。それが僕の見方だ。別のチームに行って、新しいディフェンスを一から学びたくはなかった。誰かが倒れたら、他所を探すよりもまず球団内にいる選手を検討してくれるだろうし」
- 公式サイトのデプスチャートが更新された。目新しい点は、RBウィンとRBジャクソンの順番が入れ替わったこと(たぶんケガのせいだが)。右OLBのスターターはOLBポピンガのまま。
- ヒザの負傷でインジャリーリザーブに入ったCBパット・リーは相当がっかりしている様子。
- 2日前にインジャリーリザーブに入ったTEエヴァン・ムーアは予想通り"Injury Settlement"に合意して解雇となった。
- 記者たちはトレーニングキャンプの練習内容をリアルタイムでTwitter等に書くことができたが、ファン非公開となった今週の練習から、「練習が終わるまでTwitterは禁止」と球団側から通達があった。以前から、シーズン中の練習を見る記者たちには、「練習内容は報道してはならない」というNFLのルールが存在している。パッカーズ番の記者たちが見られるのはウォームアップから個人ドリルあたりまでで、チーム・ドリルになると練習フィールドから出て行かなければならない。
- ABCの名物番組"Good Morning America"がグリーンベイの夏の伝統を取材したビデオ映像。