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Day 11: DEハレルが腰痛再発
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月13日
- DEジャスティン・ハレルが腰痛のため、新たに欠場組に加わった。マッカーシーHCによると、以前痛めていた箇所の再発とのこと。元1巡指名選手もこれがグリーンベイ最後の夏になってしまうのか。
- Pデュラント・ブルックスはでん部の屈筋に張りを感じて休み。昨年レッドスキンズにいたときに痛めた場所なので要注意だ。
- キャンプ3日目に肩を負傷して以来休んでいたRBブランドン・ジャクソンが復帰。動きはシャープかつクイックで、スクリーンパス練習でも鋭い動きを見せている。
- 夕方の練習では、最初のセンター&右ガードはCスピッツ&RGシットン。下記の新デプスチャートが仮のものにすぎないことを証明している。
- QBブライアン・ブロームは日によってグラブをはめたり外したり。この日は外していた。
- TEジャーマイケル・フィンリーは相変わらず好調で、レッドゾーンではどのQBにとってもフェイバリット・ターゲットとなっている。「今季オフェンスにインパクトを与えてくれるチャンスがあるだろう」とマッカーシーHC。
- この日のRTアレン・バーバーはOLBアーロン・キャンプマンに惨敗。レッドゾーン練習ではキャンプマンに突破されてQBロジャースへのサックを許し、その後の2ポイントコンバージョン練習でもOLBキャンプマンにスピードでアウトサイドを抜かれ、QBロジャースがサックされている(むろん実際には倒さない)。
- FA加入のC/Gデューク・プレストンの調子がいまひとつなのは、未経験だったゾーンブロッキングへの習熟に手間取っていたから。「最初のうちはそれが問題だったが、今はシステムの理解が進んできたと思う。少しでも混乱があったり100%の自信がなかったりすると、速く動けないものだ。そうするとアグレッシブでないように見えてしまう」とジョー・フィルビンOC。
- B.J.ラジの合流が遅れ、ジョリーとハレルが休んでいるため、1stチームの左DEにはマイケル・モンゴメリーが入っている。このままプレシーズン初戦でも先発することになりそう。
- 新ディフェンスへの習熟についてCBチャールズ・ウッドソン。「僕はかなり飲み込めたと思うし、そのことは心配していない。僕はどんなディフェンスにも適応できる」
- この日のKメイソン・クロスビーは今夏最高の出来で、53yds、58yds、53ydsと3本連続でロングFGを成功させる場面もあった。最近は右にばかり逸れるので、まるでゴルフのスライス癖を矯正するように、ショーン・スローカムSTコーチと改善に取り組んだとのこと。「最初に構える場所がすこし(後ろから見て左に)ワイドすぎた。それで右に押し出してしまったんだと思う。ほんのわずかな違いだけどね」と本人。
- 敵陣40yds付近からのパント練習。Pジェレミー・カピノスは10本中5本を敵陣10yds以内に落としたものの、タッチバックが4本もあっては合格点には程遠い。前述のようにPデュラント・ブルックスは休んでいる。
- ドム・ケイパースDCは試合ではコーチボックスからプレーコールする考えを明らかにした。最近のパッカーズDCではボブ・サンダースとジム・ベイツがフィールドからコールしていて、ボックスに陣取るのは2004年のボブ・スロウィックDC以来となる。
- 声を嗄らしているショーン・スローカムSTコーチはメガホンをやめ、今度はマイクを通して指示を伝えている。隣町まで聞こえそうな大音量に、「まるで神の声のようだ・・・南部訛りの」と地元記者。
- 今季初めてパッカーズ公式サイトにデプスチャートが掲載された(オフシーズンはポジションごとの選手リストのみ)。コーチは普通こんな早い時期に掲載したくないものだが、リーグからの強制で仕方ないらしい。
- 最も意外なのはフルバックで、好調のコーリー・ホールでなくジョン・クーンがスターターとなっている。
- TEハンフリーの戦線離脱で空いた3番手TEは、LBからコンバートされたばかりのスペンサー・ヘイヴナーとなっている。
- センター&右ガードはCウェルズ&RGスピッツ。4巡ルーキーのT.J.ラングは2番手左ガード。
- 左DEはジョリーで、B.J.ラジはノーズタックルの2番手。右OLBはジェレミー・トンプソン。
- パンターはカピノス。
- リターナーは両方ともCBブラックモンで、どちらもCBトラモン・ウィリアムズが2番手。昨季11回キックオフリターナーを務めたWRジョーディ・ネルソンは、今年のキャンプでは一度もキックオフリターンしていない。
- ポジション争いはまだまだこれからで、上記のような意外な並べ方も、NFL経験の多い選手に敬意を表しているだけかもしれない。
- 契約交渉中のNT B.J.ラジはこれまでずっとグリーンベイに滞在していたが、この日ついにグリーンベイを離れた。情報筋によると、おそらく契約がまとまるまで戻ってこないとのこと。交渉戦術上、選手がキャンプ地に留まっているのはチーム側を利するだけ、という考えから、代理人がそうさせたのだろう。
- パッカーズ選手たちがセント・ノーバート大で合宿生活を送る寮の部屋を、ILBニック・バーネットが紹介するビデオが面白い。どんよりした様子でボロい部屋を見回しながら、「これがラグジュアリー・バスルーム、これがラグジュアリー・トイレットペーパー、これがラグジュアリー・ベッドルーム」と説明していく。分厚いプレーブックを勉強するスペースの真横に消火器が設置してあり、「勉強しすぎで頭が燃えはじめると困るからね」と冴えないジョーク。