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Packers' Draft Consequences
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年5月10日
既存の選手たちから見たドラフトの結果をポジションごとにまとめてみる。
ケツに火がついた人たち
- NTライアン・ピケット。 B.J.ラジの加入で先発確定ではなくなった。今年が契約最終年なので、契約延長するにせよFA市場に出るにせよ、頑張って存在感を示したいところ。
- DEジョニー・ジョリー。 いちおう左DEの仮スターターだが、3-4経験がないうえ、昨年夏の薬物所持の件でもし有罪になれば数試合出場停止の可能性もある。1巡a指名のラジが左DEも兼任、6巡a指名で3-4向きのジャリアス・ウィンが入ってきた。
- OLB陣。 1巡b指名でクレイ・マシューズ、7巡指名でブラッド・ジョーンズが入ってきて、一気に層が厚くなった。もちろん両者とも3-4向き。すでにジェイソン・ハンターが解雇され、残りの選手たちも生き残りをかけてキャンプで争う。いまのところ、左アウトサイドはキャンプマンが先発で控えがジェレミー・トンプソン。右アウトサイドはマシューズとブレイディ・ポピンガの争いか。
- FB陣。 ジョン・クーンがRFAで再契約し、昨年と同じコンビで安泰かと思いきや、5巡a指名でクイン・ジョンソンが入ってきた。コーリー・ホールとクーンのどちらかが開幕ロースターから外れるものと見られている。
- Cスコット・ウェルズ。 スピッツとの先発争いという状況はドラフト前から変わらないが、C/Gデューク・プレストンがFA加入したうえ、将来ガードやセンターもこなせそうなT.J.ラングが4巡指名で入ってきた。もし先発争いに敗れたら、ウェルズは開幕前に解雇されるのではないかという見方が強くなってきている。
- RTマーク・タウシャー。 現在フリーエージェントなので厳密にはパッカーズ所属選手ではないが、OTを2人ドラフト指名したことで、再契約の可能性はゼロに近くなった。ACL断裂の大ケガで開幕に間に合うか微妙なので、獲得に乗り出すチームがあるとしても、高額オファーは望み薄。
- パンター陣。 ドラフト指名こそなかったものの、ドラフト外でアダム・グレースルが入団し、珍しい3人体制に。キャンプ前に1人脱落し、残る2人でキャンプとプレシーズンを争うことになる。
ホッとした人たち
- RB陣。 ライアン・グラントの先発の座は揺るがず、2番手のジャクソンも大丈夫そう。最後のイスをウィン、ランプキン、そしてドラフト外のティレル・サットンが争う。
- WR陣。 FAもドラフトも補強なし。ジェニングス、ドライバー、ネルソン、ジョーンズの上位4人は安泰。5番手のルヴェル・マーティンをドラフト外の選手たちが引きずり下ろせるかどうか。
- TE陣。 こちらもRB陣と同じく指名の余裕がなかった。先発リーを2番手フィンリーが追い、残りの選手たちで最後のイスを争うのみ。ドラフト外ではTEカーソン・バトラー(ミシガン大)の評判がいい。
- QB陣。 昨年と全く同じ3人のまま、ブロームとフリンの2番手争いのみ。
- LTチャド・クリフトン。 1巡9位でのOT指名がなかった。4巡と5巡で2人OTが入ってきたとはいえ、いますぐ先発の座を脅かされるような相手ではない。ただし今年が契約最終年なので、故障がちだった昨季から回復したところを見せないと、来年こそ後釜を指名されてしまいそう。
- ILB陣。 LBのドラフト指名はアウトサイドの2人だけで、バーネットとホークのインサイド先発コンビは安泰のようだ。控えはデズモンド・ビショップとブランドン・チラー(OLB兼任)の見込み。
- CB陣。 とくにアル・ハリス。6巡b指名でブランドン・アンダーウッドを指名したものの、ウッドソン、ハリス、トラモン・ウィリアムズの上位3人はとりあえず安泰。4、5、6番手を4人か5人の選手が争う。
- S陣。 FAでアンソニー・スミスを獲った後は、ドラフトでもドラフト外でも獲得はなし。控えの2つのイスをスミス、ラウス、ペプラーの3人で争う。
- キッカーとロングスナッパー。 Kメイソン・クロスビーとLSブレット・グードの1人ずつで、プレシーズンでよほど不振でない限り安泰だろう。