グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年4月12日
- NFL球団は、ドラフト候補選手のうち30人に限り球団を訪問させることができる。誰がいつ訪問したのか球団によっては大々的に報道されるが、パッカーズはドラフトに関して極端に秘密主義でほとんど漏れ伝わってはこない。
- ドラフト前訪問選手は必ずNFL本部に報告しなければならず、集まった訪問情報は各球団にもれなく通達される。そのため、どの球団が誰を呼んだのか、ファンには伝わってこなくても、各球団は他球団の動きを把握することができる。じっさいに誰を指名したいのか真意をくらますため、1巡候補を次々と呼ぶという手もよくある。
- トンプソンGMは上位候補になるほどグリーンベイ訪問を重視しておらず、わざわざ呼ぶのは、ケガの治り具合を確認したり、性格面で懸念のある選手と面談するなど、むしろ下位指名候補のチェックであることがほとんど。
- さらにいえば、パッカーズが呼ぶのは下位指名候補というよりドラフト外の候補であることも少なくない。ドラフト外選手との契約は完全な自由競争であるため、その下地作りの意味合いらしい。じっさいに球団施設を見せたり面談しておき、パッカーズがどれだけしっかりした組織であるか、君をどれだけ評価しているかを印象づけておけば、獲得競争を有利に進めることができる。
- LBホークを除く2006年入団組は2009年かぎりで契約が切れてFAとなる。パッカーズがWRジェニングスとの契約延長を最優先としているのは既報どおりだが、次に来る若手選手はLGダリン・カレッジらしい。G/Cジェイソン・スピッツの代理人によると、すでにLGカレッジの代理人には再契約の話が来ているが、自分のところはまだ、とのこと。
- Pro Football Weekly誌によると、Cスコット・ウェルズは1月13日に肩関節唇の手術を受け、今オフシーズンを全休するかもしれない、とのこと。ジェイソン・スピッツが先発の座に挑戦してくるうえ、控えセンターとしてC/Gデューク・プレストンを獲ったので、もしウェルズが今夏の先発争いに敗れたら開幕前に解雇されるのではないか、との見方も出てきている。
- 1990年代にパッカーズで活躍したLBジョージ・クーンスがウィスコンシン大ミルウォーキー校の体育局長に就任した。彼は引退後の2006年にパッカーズで選手の世話役"Director of Player Development"を務めたあと、同じミルウォーキーにあるマーケット大の副体育局長を2年間務めていた。