グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年3月22日

FSコリンズがオフシーズンプログラム欠席中

初プロボウルに出場したFSニック・コリンズが契約への不満を示し、16日に始まったオフシーズンプログラムを欠席している。パッカーズ・ファン・フェストでは「もちろん参加する」と語ったばかりなのに、わずか数日で気が変わったのか。Journal Sentinel紙は「間近に迫った第三子の出産を見守るため」という理由も挙げているが、その他2紙は契約問題のみを理由としている。

オフシーズンプログラムの大まかな内容は、2時間のトレーニングのあと、2時間ほどコーチとフィルムスタディ。ディフェンスの司令塔として重要な役割を担うフリーセーフティなのに、新ディフェンスへの習熟が遅れるのは好ましくない。このまま欠席を続けて5月のOTAも休むのか、途中でどちらかが折れるのか、成り行きが注目される。

コリンズは5年契約の最終年。パッカーズはまずWRグレッグ・ジェニングスとの契約延長を最優先事項としているが、その他にもOLBキャンプマンやLTクリフトンなど、2009年で契約が切れる主力選手が目白押し。パッカーズがコリンズとの再契約をもし渋っているとしたら、その理由としては、チームの将来に欠かせない中核選手と見なしていないか、新しい3-4ディフェンスへの適応を見定めてから契約延長に応じようと考えているか。

コリンズは成績に応じたエスカレーター条項を満たしたため、今年のサラリーは本来の$545,000ドルから$3.04ミリオンに跳ね上がっていて、セーフティとしては決して安くない。来春までに新契約がまとまらなかったとしても、フランチャイズ指名で1年引き留める手は残っている。フランチャイズ選手のサラリーはWRは(今年の場合)$9.8ミリオンだが、セーフティなら$6.34ミリオン。

いっぽうEFA契約にサインしない考えを表明(記事へ)したばかりのCBトラモン・ウィリアムズは、グリーンベイに来てオフシーズンプログラムに参加している。それでも、実際にフィールドで体を動かすOTAが5月に始まればケガのリスクが高まるため、未契約の状態で練習に参加することはできないはず。昨年のRBライアン・グラントと同じようにホールドアウトに突入するのかどうか。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player