CBトラモン・ウィリアムズはExclusive-rights Free Agent(用語集へ)となっていて、先日パッカーズは$46万ドルの最低年俸をオファーした。しかし代理人は彼にふさわしい契約を求め、ホールドアウトも辞さない姿勢を示している。「私が自分の選手のところへ行って、『このままプレーし続けろ。何も心配はない』 などと言うことはありえない。彼の現状にふさわしい評価を示す契約がまとまれば、と願っている。我々が求めているのはそれだけだ」
ドラフト外入団のトラモン・ウィリアムズは、昨年ハリスの代役として9試合に先発し、やや不安定なプレーぶりながら5インターセプトも記録している。最低額テンダーをオファーをされたEFA選手に移籍の自由はなく、サインしてプレーするか、サインを拒否するしかない。サインしないうちは契約下にないわけで、キャンプ等に参加する義務もない。昨年はRBライアン・グラントが全く同じ形でトレーニングキャンプ開始から7日間ホールドアウトし、総額$18ミリオンの4年契約を手にしている。今回のCBウィリアムズはRBグラントと比べると「なくてはならない」存在ではないとはいえ、CBのサラリー相場は非常に高い。
代理人は先月のコンバインの際にラス・ボール交渉担当と話をしたが、何も約束は得られなかった、とのこと。「3月16日のオフシーズン・プログラム開幕には、トラモンはグリーンベイに来ているものと予想する。彼はあそこにいたいからだ。しかし契約がなければ、参加はできない。我々としては他に選択肢はない。最低額契約にサインさせて早くから練習に参加させても契約延長の候補たちの最後列に並ぶだけで、何のトクもない。来年になればRFAだし、移籍はすごく大変だ。私の心配するところではないが、球団側にとって難しいのは、来年無制限FAとなる(有力)選手が何人もいることだ。だから、球団にとっての優先順位はトラモンよりそちらの選手たちなのかもしれない」