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FA Notebook: FSアンソニー・スミスに興味
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年3月 7日
- パッカーズはFSアンソニー・スミス(PIT)に強い興味を示し、すでに水曜にグリーンベイを訪問させた。NFL3年目を終えて本来なら制限つきフリーエージェントになるべきところだが、スティーラーズから"Qualifying Offer"がなく、無制限フリーエージェントになっている。精神的な未熟さがアダとなって球団から愛想を尽かされたものと見られている。
- 2006年のドラフト3巡指名でシラキュース大から入団したFSスミスは、同年にFA移籍してきたFSライアン・クラークから先発の座を奪うことができず、3年間で先発出場できたのはクラークの負傷欠場時だけ。控えでいることに不満なのかスペシャルチームへの取り組み方も不十分で、昨年はコーチ陣の不興を買ったらしい。スーパーボウルを含め、プレーオフ3試合はいずれもインアクティブだった。
- アンソニー・スミスといえば、2007年シーズンのエピソードでも悪名高い。全勝街道を走るペイトリオッツ戦を前にして「スティーラーズの勝利を保証する」と言ってしまい、試合では1人で2つのTDパスを許した。チームに恥をかかせ、自分はいい笑いものになった。
- というわけで、アスレチック能力には恵まれているが、頭脳面や精神面が問題、という評価が一般的。サイズと馬力からして、ストロングセーフティの方が向いているのでは、という見方もある。
- 情報筋がJournal Sentinel紙に語ったところによると、ディック・ルボウDCはまだスミス育成を続けたい考えだったが、マイク・トムリンHCの方が彼に見切りをつけたらしい。パッカーズのダレン・ペリー新セーフティコーチは2006年に彼を教えた経験があり、今回のパッカーズ側の関心も、彼の意向がはたらいている可能性は高い。
- 先日パッカーズを訪問したFSマイク・アダムズはけっきょくブラウンズと再契約。総額$4.1ミリオンの3年契約と報じられている。本人は「ペイトリオッツはSジェームズ・サンダースと再契約したし、グリーンベイはしっかりしたセーフティが3人いるから」と語り、先発争いのチャンスの大きさを理由に挙げている。
- 昨日報じられたLBケヴィン・バーネット(DAL)は土曜にパッカーズを訪問の予定だが、それはあくまでレイダーズやチャージャーズやテキサンズとの契約がそれまでに決まらなかった場合。
- ここまでの動きではっきりしてきたのは、パッカーズが興味を示すのは「3-4経験があり、まだ伸びシロの残っていそうな若手ディフェンス選手」ということ。
- カーディナルス訪問を終えているFBジョン・クーンだが、カーディナルスからのオファーはまだない、と代理人。来週月曜にベンガルズ訪問の予定。