グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年2月 1日

QBアーロン・ロジャースのインタビュー

オーストラリアでの休暇を終えたQBアーロン・ロジャースが、スーパーボウルに合わせてタンパを訪問中。さっぱりとヒゲを剃った姿で、パッカーズのPR担当をともない、ラジオ局などたくさんのメディアのインタビューをこなしている(写真)。一介の控えQBに過ぎなかった昨年とは扱いが全く違っているが、それでも聞かれる質問は「あの人」の話が多い。

「こうしてスーパーボウルウィークにラジオ・ショーに連続出演したのは初めてだ。いつもはただ街に来て、ブラブラして、イベントとかに出席し、いくつかパーティに出る。今年は地元だけじゃなく国じゅうの異なったメディアに顔を見せ、今シーズンのまとめをする必要があると感じたんだ」

「一番多くされる質問は、昨夏のブレット・ファーヴ騒動にどう対処したか、だね。それから、誰の支えを頼りにしてる、とか、チームが6勝10敗に終わった理由とか。その最後の質問に答えるのが一番難しいよ。聞かれるたびに違った答えを言ってる気がする(笑)」

「見た目のスタッツはすごくよかったけど、クォーターバックというのは勝敗で判断される。そして僕らは6つしか勝てなかった。4点差以下の敗戦が7回、それが一番つらかったし、腹立たしいことだった。それらはみな勝つチャンスがあったわけだから。試合最後から2番目のドライブはいつもすごくいいのに、(再逆転された後の)最後のドライブをモノにすることができなかった。その多くはクォーターバックとして自分に責任がある。勝つために給料をもらってるんだし、終盤に勝負強いプレーをするために給料をもらってるのに、僕はそれができなかった。それが残念だ」

「でも全ての経験から学び、今後に活かすしかない。毎週負けが続くのは大変だったけど、うまく行かなかったことを受け入れて、それを改善していかないと。ほんとうに2009年シーズンが待ちきれないよ。残念なシーズンだったけど、最終戦の翌朝目を覚まし、『次のチーム練習が待ち遠しい』 って心構えがすでに出来ていた」

「最終戦に勝ってフィールドを去るとき、ファンが温かいスタンディング・オベーションで見送ってくれた、これは僕のキャリアを通してトップ5に入る思い出になった。あれこそウチのファンのクレイジーなところで、だから僕は彼らを愛してるんだ。あそこまで5連敗、みんな終盤で競り負けばかり。それなのに、最終戦に勝った僕らにあのようにしてくれたんだから。ものすごい愛とサポートがある。ふつう6勝10敗ではあんなことは期待できないし、僕にとってはなおさら特別な瞬間だった」

「オーストラリアでの休暇中はフットボールのニュースを完全に遮断していたから、帰国して初めてコーチ陣の解任を知った。一番がっかりしたのは(クォリティ・コントロールの)タイ・ノットの退団だ。いい友人だったから。ボブ(サンダースDC)やロバート(ナンDTコーチ)たちとも3年か4年の付き合いだから残念だ。この業界の厳しいところだね」

「ドム・ケイパース新DC(1年ペイトリオッツにいた)についてトム・ブレイディに聞いてみたんだけど、彼はドムのことを絶賛していた。とてもインテリジェントで、人格も立派で、よき教師。極めて才能あるコーチであり、誰からも尊敬されていたって。僕としては、3-4へのスキーム転換にも興奮してる。たぶん以前より少しアグレッシブになるだろう。練習で3-4ディフェンスと対戦できるのもいいことだ。僕らオフェンス側が3-4のことをより研究でき、3-4のチームとの対戦に役立つだろう」

「昨年不振だったチームが今年躍進したのはとても励みになるね。それがNFLのいいところだ。ふつうプレーオフ12チームのうち半分が来年はプレーオフに出られず、前年出られなかったチームが半分を奪う。そしてプレーオフに出さえすれば、なにが起きてもおかしくないんだ」

「なぜブレットから連絡がないか? わからない。それは彼に聞くべきだよ。彼の気持ちを代弁はできないし。去年NFC決勝でジャイアンツに負けて、僕らは友人として別れた。でもその後1年たっても彼とは話をしていない」
Q. なぜキミから連絡を取らないの?
「したよ」
Q. じゃあキミが連絡したけど、むこうがかけ直してこなかった?
「そう」

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