新トレーニングコーチはデイヴ・レディング Dave Redding に決定した。マッカーシーHCにとって前任者ロック・ガリクソンはセインツ時代の同僚だったが、今度のレディングはチーフス時代の同僚。マッカーシーHCの師匠格であるマーティ・ショッテンハイマーから推薦があったのかもしれない。レディングのトレーニング方針が前任者ロック・ガリクソンと共通しているのは、マシンよりフリーウェイトを重視すること。3年前のガリクソン就任時には大金をかけてトレーニングルームを大改造したパッカーズだったが、今回は大きな方針変更はなさそうだ。
前任者ロック・ガリクソンが解任されたのは、選手たちとの関係が悪化してしまい、選手たちのトレーニングプログラムへの取り組み方にも悪影響が出てしまったからだ、と情報筋は説明している。先日の記者会見でマッカーシーHCは解任理由を明らかにしなかったものの、「今季ケガ人が増えたことが解任の理由ではなく、フリーウェイト vs マシンというトレーニング方針の問題でもない」としている。
デイヴ・レディングはNFLで23年の経験を持つベテランで、ブラウンズ(1982-88)、チーフス(1989-98)、レッドスキンズ(1999)、チャージャーズ(2002-06)と、キャリアのほとんどをマーティ・ショッテンハイマーHCの下で働いてきた。全米トレーニングコーチの殿堂 USA Strength and Conditioning Coaches Hall of Fame に選ばれているほか、いろいろな受賞歴がある。またチャージャーズ時代には、体重制限を守れなかったWRデヴィッド・ボストンが数ヶ月にわたって彼と対立し、罰金処分に怒ったボストンが罵り言葉とともに罰金通告書を彼の顔に投げつけ、チーム(ショッテンハイマーHC)から1試合の出場停止処分を科せられる、という事件も話題になった。