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Coaches Notebook: ディフェンスコーチ陣の不一致
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年1月 7日
- ProFootballTalk.comがNFL関係者に聞いた噂によると、マイク・ノーランはすでにコーチングスタッフの編成を始めていて、パッカーズのディフェンシブコーディネーター就任が決まったものと思われる、とのこと。
- 「モスを除くディフェンスコーチ全員を解任」と報じられたが実際は、クオリティ・コントロール(一番下っ端)のジョー・ウィットJr.も留任している。ウィットがDBコーチに昇格した、とNFL.comのアダム・シャフターが報じているが、これも未確認情報。
- 情報筋は、ディフェンスコーチ陣の中に不和があったと指摘している。「サンダースDCとナンDTコーチは(師匠であり前任者の)ジム・ベイツ流に物事を進めようとし、いっぽうモスLBコーチをはじめとするグループはサンダースの用いるスキームが気に入らず、不平不満はかなりあった。そのことが結果的に自分たちの首を絞めることになった。ただでさえコーディネーターの仕事は大変なのに、アシスタント全員の息を合わせる努力が毎週必要なのでは、なおさら大変だ」
- マッカーシーHCは今回の解任について短い声明以外にコメントをしていないが、先日のシーズン総括会見で、相手QBへのプレッシャー不足とラン守備が大きな懸念材料だと述べている。
- ディフェンスコーチたちの解任についてDTライアン・ピケットは、「たしかにショッキングだ。これほど多くのコーチが交代するとは思っていなかった。でも去年トップクラスのディフェンスだった僕たちにとって、今年の転落ぶりは本当にひどかったからね。来季は全く新しいディフェンスを僕らは学ばなきゃならない。違うコーチ、違う用語・・・。僕らは新しいことを学んで前に進むしかない」と語っている。コーチ陣の不和について聞かれると、自分はなにも知らなかった、とのこと。
- 情報筋によると、ジェームズ・キャンペンOLコーチの解任はまだありうる、とのこと。若手OLがいまひとつ伸びてこないのはコーチの指導力にも問題があるのでは、という声は次第に大きくなってきている。今週に入ってマッカーシーHCはオフェンスコーチ陣との面談を進めているところ。
- トレーニングコーチのロック・ガリクソンは、2006年の就任時にマッカーシーHCが「マシンからフリーウェイトへの転換」を掲げて招いたコーチだけに、わずか3年での解任は意外だ。たしかに今季のパッカーズはケガ人に泣いたが、その前の2年間はかなりケガ人が少なかった。なにか重大な意見の相違が生じたのか。
- ふつう契約の残っているコーチをクビにした場合、チーム側は残り年数分のサラリーを支払わなければならず、再就職して減俸となった場合は差額を補填する義務が生ずる。今回、解任したコーチ6人全員が残り1年だったとすると、総額$2.6ミリオンほど必要になるはずだ、と情報筋は見積もっている。
- オフシーズンに入るとプラクティス・スクワッド枠がなくなってロースター枠が80人に拡大する。そのため、プラクティス・スクワッドにいた8人のうち、FBラス・ウェイルを除いた7人との契約が発表された。
- 先日のシーズン総括会見でのマッカーシーHCの発言で注目されたのは、ファーヴからロジャースへのQB交代について以下のように述べたこと。「我々がクォーターバックについて正しい判断を下したことは間違いないと思う。QBロジャースの残した成果に私は満足している。アーロンは非情に安定して高いレベルでプレーし、それはスタッツにも表れている。我々が求めた水準を守ってくれたし、今後もオフェンス全体にそれを期待することができる」。 これまでマッカーシーHCやトンプソンGMは「正しい決断だった?」と聞かれるたびに言葉を濁してきたが、ロジャースが最後まで安定した働きをしたこと、シーズン終盤にファーヴが大失速したことで、ようやくこう断言できるようになったのだろう。
- 同じくマッカーシーHCの会見で注目されたのは、G/Cジェイソン・スピッツをセンターで起用する可能性を認めたこと。「そう、それも選択肢に入るのは間違いない。ジェイソンは代役センターを務めたときにいい仕事をしてくれた。スコット(Cウェルズ)もケガと闘いながら頑張ってくれたが、スピッツも選択肢に入るのはたしかだ」
- 同じくシーズン総括会見でのケガ人報告。
- LTチャド・クリフトンはヒザの片方または両方の軽い手術を受けるだろう、とのこと。
- ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したRTマーク・タウシャーはまだ手術を受けておらず、10日から14日先になる見込み、とのこと。これだけ手術を遅らせるのはおそらく、他の腱も負傷していてそちらが治るのを待っているのだろう。
- 第10週MIN戦で前十字靭帯(ACL)を断裂したLBニック・バーネットだが、術後のリハビリは非情に順調とのこと。
- SSアタリ・ビグビーは最終戦の前に足首の手術を受け順調。