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モス以外のディフェンスコーチ全員を解任
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年1月 6日
ボブ・サンダースDC、カール・ヘアストンDEコーチ、ロバート・ナンDTコーチ、カート・ショッテンハイマーDBコーチ、ライオネル・ワシントンCBコーチ、そしてトレーニングコーチのロック・ガリクソンの解任が正式に発表された。チーム不振といっても1年だけのため、ここまで思い切ったことをするとは、と驚きの声が上がっている。
- モス以外のディフェンスコーチ全員を解任したのは、やはり外部から新DCを招く腹で、「好きなアシスタントを呼んでくれてかまわない。でもモスだけは気に入ってるから残してね」という状況なのか。もしモスを内部昇格させるのなら、全員解雇はしないのではないか。
- 現在コーディネーターとして優れた実績を積み重ねている人物は当然フリーにはなってくれず、どこかをクビになったコーチばかり。それを避けたければ、いちどヘッドコーチを経験して解任された大物か、若く未知数なポジションコーチが選択肢となる。
- ウィンストン・モスLBコーチ兼アシスタントHCは現在ラムズの新HC候補となっていて、先週面談を済ませた。二度目の面談に呼ばれた(最有力候補、または最終候補の1人であることが多い)とNFL.comが報じたが、Journal Sentinel紙は誤報だとしている。マッカーシーHCは彼の出世を助けるため、先週は仕事の時間を調整したりプレゼンのためのアドバイスをしたり、いろいろと世話を焼いている。
- モスLBコーチはプレーコーラーとしては未知数だが、若い選手たちを鼓舞するモーティベーターとして優れたタイプらしく、「3年前のマイク・トムリン(現スティーラーズHC)のよう」との声も。2006年1月にマッカーシーHCが就任した際、異例なことに、DC決定の前に彼がLBコーチに選ばれていて、マッカーシーHCは彼の将来性を極めて高く評価していた。
- マッカーシーHCにとって49ers時代の上司だったマイク・ノーランの名前も取り沙汰されているが、彼は主に3-4ディフェンスの人であるため、現在のパッカーズの人員にはミスマッチではないかと見られている。下記に挙げる人物たちも3-4畑のコーチが多いが、4-3も指揮できることが条件となるのではないか。
- 同じくセインツ時代の上司ジム・ハスレットとは、マッカーシーHCはあまり強い結びつきがあるわけではなく、候補とはならないだろう、とJournal Sentinel紙。
- 同じくヘッドコーチ経験のあるコーチとしては、ビルズの元HCで現在ジャガーズのDCを務めるグレッグ・ウィリアムズも候補と見られている。
- Press-Gazette紙の挙げる、コーディネーター経験のない候補は、トッド・ボウルズ(MIAのDBコーチ兼アシスタントHC)、ペッパー・ジョンソン(NEのDLコーチ)、ビル・シェリダン(NYGのLBコーチ)、ショーン・マクダーモット(PHIのDBコーチ)。
- 同じくJournal Sentinel紙の挙げる候補は、キース・バトラー(PITのLBコーチ)、ティム・ルイス(CARのDBコーチ)、ジェリー・グレイ(WASのDBコーチ)。
- 元パッカーズOCのジェフ・ジャゴジンスキーがジェッツの新HC候補となっている。彼は2007年にボストン・カレッジのヘッドコーチに就任し、1年目はQBマット・ライアン(現ATL)を擁して全米ランク10位の好成績。QBライアンやOTゴスダー・シェリラス(現DET)が抜けた今季は大幅ダウンが予想されたが、9勝4敗の好成績でBCSランク24位に食い込み、むしろ評価を上げたようだ。しかし大学側が、「ジェッツとの面談に行ったら解任する」と公言し、いまちょっとした騒ぎになっている。