グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年12月18日

プロボウルにCBウッドソンとFSコリンズ

今シーズンのプロボウル選出選手が発表され(リスト)、パッカーズからはCBチャールズ・ウッドソンとFSニック・コリンズの2人が選ばれた。どちらもスターターとしての選出だ。WRグレッグ・ジェニングスは残念ながら補欠の1番手となっており、DEアーロン・キャンプマンとCBアル・ハリスも連続選出を逃して今年は補欠どまり。

昨年は4人が選ばれたパッカーズだが、今年の成績では半減も致し方ないところ。ただ、ディフェンス不振でチーム成績が急降下したのに、そのディフェンスから2人が選ばれたのは皮肉だ。パッカーズのDB陣から同時に2人が選出されたのは、1974年にCBウィリー・ブキャノンとCBケン・エリスが選ばれて以来。

CBチャールズ・ウッドソンの選出は通算5回目。レイダーズ時代に4回選ばれ、パッカーズ移籍後は初めて。開幕戦でつま先を骨折したにもかかわらず全試合に先発出場し、NFCトップタイの5インターセプト(TD2回)を挙げている。持ち前のビッグプレー能力に加え円熟味を増したプレー内容で、文句なしの受賞といっていい。これまではどちらかというと一匹狼タイプだったウッドソンだが、最近は若手DBたちのゲーム理解を深め成長を助けた功績も高く評価されている。

FSニック・コリンズはNFL4年目でブレークして初選出となった。5インターセプトのうちタッチダウン3回はNFL最多、INTリターン合計230ydsもダントツの数字だ。昨季までは恵まれた身体能力をフィールドで活かすことができなかったが、綿密なノート作成など地道な学習の積み重ねがようやく実った。ディビジョンI-AA校から2巡指名でパッカーズに入り、3年目までは大いに伸び悩んだものの、4年目で花開いてINTを連発して初プロボウル、という道のりはFSダレン・シャーパー(現MIN)と全く同じだ。

コリンズがショッテンハイマーDBコーチからプロボウル選出の報を聞いたのは、アンドレア夫人の妊娠検診に付き添っているときだった。2人にはすでに4歳の娘と1歳の息子がいて、第3子は今日の超音波検査で男子と判明した。「今日はダブルパンチだったね。プロボウルは夢が叶った気持ちだ。本当にありがたい。チームとしてはプレーオフやスーパーボウルといった目標に届かなかった。個人の素晴らしい賞だけれど、僕はチームプレーヤーだし、そのことに集中していたわけじゃない。チームの勝利を助けようと努力しただけだ」

惜しくも初プロボウルを逃したWRグレッグ・ジェニングスだが、補欠の1番手なので繰り上げ出場の可能性は十分ある。今季はレシービングヤード上位10人のうち7人をNFCのレシーバーが占めていて(リスト)、ジェニングスやカルヴィン・ジョンソン(DET)はチーム成績不振に足を引っ張られた観もある。

その他パッカーズに関連したところでは、QBブレット・ファーヴが10回目の選出となったほか、DEカレン・ジェンキンズの兄DTクリス・ジェンキンズ(CAR→NYJ)も通算4回目のプロボウル選出を果たしている。

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